2017-02-13 Mon
台所の配水管が詰まっているというので「和協産業 ピーピースルーF (顆粒状)」と「三栄水栓 排水管掃除 パイプクリーナー 5メートル」を購入した。なぜなら、そこらの薬局で売ってるパイプ洗浄剤を何度ぶち込んでも役に立たなかったから。詰まってるは言葉のあやで、正確には流れが非常に悪くなってる状態。詰まる前なら薬剤のみでよいでしょうが流れが悪くなっている状態だったから配水管を物理的に掃除するためヘビ状(ケーブル状)に曲がる用具も発注しておいた。何事もなく見えても定期的に薬剤で洗浄しておけば必要のないもの。届かない場所で詰まることも考えられるため定期の清掃が必要だと感じた。
→ 和協産業 > ピーピースルー
→ 三栄水栓 > メンテナンス用品
ひとのふんどしで相撲をとる小銭稼ぎのウェブサイトに関して非難してきたが、これらの製品に関しても使ってるとは思えない本家の説明書の受け売りでしかないウェブサイトを多数発見した。まったく呆れるばかりだ。ほかに見つかるのは業者の釣り記事。
業者だと金儲けの必要性から手の内を明かさない。アパート、マンションだと専門の業者に発注して高圧で押し流していたりするが、あれはとんでもない近所迷惑である。うるさい以上に振動がすごく、共振状態な場所に位置してしまうとイライラが爆発する。作業してる当事者は知るよしもないが、お前らはとんでもない迷惑者だ。装置(専用車)の設計が腐ってると言える。「詰まりが出てからでは遅い」のだから業者に発注するならアパート管理人は詰まる前に処置するべきだ。
実際、ネットで調べると配水管の高圧洗浄って値段の範囲も広いが家庭で発注すると3~8万円の範囲で見つかった。地域共同の発注で単価を下げるって話も聞いたことがあるが、それでも高い。値段も詳細が不明なのが多く、どこまで含まれるのかわからないと危険だ。一カ所なのか家庭の水回り全般なのかは要確認。自分でできない人もいるため別に悪人扱いしているわけではないが、葬儀代の「一式」みたいに不明瞭が多いと胡散臭くなる。
大金に相当するものを受け継いだが既に大金が出ていた側としては何万円なんて業者発注はお断りだし、見えてる配管だったら交換になっても自分でやってやると思ってるので今回の薬剤発注。 ピーピースルーFは1400円くらい、排水管掃除用のケーブルは1700円くらいと3千円くらい。
定期的なメンテナンスだったら薬局で売ってるパイプクリーナーでよいのではないかと思う。なぜならピーピースルーは業務用なので取り扱いが面倒である。
<手袋>
すごく危険ではないが手荒れすると困るのでパソコンのプリンター用インク交換用に付いてたビニール手袋を使用。ヘアーカラー(毛染め)に付いてるようなやつ。
<めがね>
薬剤が飛び散って目に入らないためだと思ってたが、ゴーグルみたいなのを持っていたらそれのほうが良い。水泳用でもいいし花粉症の人が付けるような脇まで覆われているものがよい。なぜなら、ピーピースルーは顆粒状で粉が舞うのである。
<マスク>
上記のとおり粉が舞うので必要になる。
<薬剤は先に溶かしてから流し込んだほうがよい>
説明では排水口の周りに粉を敷いてから周囲にお湯をかけて流し込む方法が先に記載されているが、それだと顆粒状のが溶けきらないうちに流れ込んでしまうため、別途容器にして先に溶かしてから徐々に流し込む方法に変えた。
先に溶かす場合、発砲するため薬剤と水量の倍以上の容器でないとあふれるため注意。
<台所の配水管の形状によっては配水管に流し込みにくい>
手洗い場などでは水を溜める構造がS字形のパイプによって作られているが、台所の配水では「流し排水栓」と呼ばれているところで行われている。よってピーピースルーの説明書のように薬剤を流し込むと、水が溜まっている部分に多くとどまってしまって配水管に流れ込まないであろうと考え、配水管に直接流し込めるように500mlのペットボトルを工作して接続した。こんなのはビニール袋の中で薬剤を溶かしてから排水口に流し込めるように穴を開けけ流し込むとか、ホース状のものを使うとか頭のつかいどころ。
流すように水を増やしてしまうと効き目が薄れそうである。これが不可能な場合、流し込む量を同一にするなら通常より薬剤を増やすことで対処できるのではなかろうか。溜まってても流し排水栓とやらが溶けてしまうことはないだろうが、全て自己責任。
<夜間作業>
薬剤の効き目が出るまで放置するため夜間作業。
<事前に配水管を暖めた>
冬場なので作業前に配水管に数分間お湯を流し続けてから作業した。温度が下がると効き目が落ちるふうな記述が見られたから。できることなら日中に作業したほうがよいかもしれない。
<大量の水で流す?>
終わったあとに大量の水で流すと書いてあるわけだが、大量とはなんなのか!? これはかなりの不明瞭ぶりである。湯船一杯なのかプール一杯ってことだが、そこは日本人なのでバケツ数杯分くらいかと勝手に解釈するわけだがね。何が正しいかはわからないわけよ。プール一杯流したら破産するからそんなことはないと考えるのは賢い日本人だから。アホな奴らばかりの訴訟大国では無理な表現。
外国人向けに日本語の曖昧表記を説明するってのがあったが、こういうのは伝わるレベルじゃない。早い話が、ちょっとじゃ困るけど、どれだけ流すかは適当ってことになる。薬剤どれくらいに対して最低でも何リットル以上を流すという目安の記載は必要でしょう。業務用でも、では誰が使い方を教えてるのってことになると記載が必要なのです。
<念のため>
密閉空間を避けるのは当たり前だが、作業中は火気厳禁とした。薬剤の可燃性は不明だが念には念をと粉塵爆発への対策である。これは屋外で薬剤を溶かしてから持ち込むことで対処可能である。薬剤を溶かして入れる容器も使い捨てのものにした。
事前処置の排水管掃除パイプクリーナーは配水管を痛めないように頭部に少々ガムテープを巻いた。金属製で配慮のない突起部がみられたからである。それが配水管で柔らかい部分に突き刺さらないとも限らないからの事前対策であった。当然ながら巻いたものが配水管の中で絶対に剥がれないようにする。時間があったら自己融着ブチルゴムテープで覆っておいたほうがよさそう。日頃から自宅に持ってる人はそうそういないだろう。
<結果>
排水管掃除パイプクリーナーにて配水管の中を物理的に突いてから薬剤処理をしたわけですが、水を流し続けると水たまりになっていた台所の流しも見事に開通!バケツに貯めた水を一気に流しても即座に排水されるようになった。業者に依頼したら最低3万円が10分の1で済んだ。
ついでに詰まってないほかの配水管にも薬剤を使用した。薬局で300円くらいで売ってる液状のより値段は高いし、使い勝手も悪いわけだが、効果の違いを感じれば面倒も苦ではない。風呂場やトイレと違って私の範疇でなかったところが処置が遅れた原因であった。まだトイレには盲点がありそうで、溶けると言ってもトイレットペーパーが90度曲がるような配管が長年の汚れで詰まりを誘発するかもしれない。配管が太いから気づきにくそうだし販売物を見てるとトイレの場合は石灰化のようだから詰まったら大変だから事前に対処したい。
人間の血管はこんなふうにメンテナンスできないから困る。
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △