2017-02-27 Mon
撮影用の照明じゃないから買う前の調査は少ない。十数年前と違って商品がありすぎて選ぶのが大変。だから全く同じ商品を別の出品者が違う値段で出してないかくらいしか調べなかった。Ledeak XML-L2 充電池と充電器もセットで1599円だから「ま、いっか」的な買い方であった。通信販売の段階で本物が偽物か判断できないから買ってみるしかない。<追記:偽物でした>やはり説明書は紙1枚すら入ってなかったか...
使い方はすぐにわかった。電源は手元のオレンジ色のスイッチを強く押し、点灯モードの切り替えは軽く押すだった。説明書がないとモード切り替えに戸惑うはず。本体の筐体はアルミ切り出しで強いと思うが細かい点で不安が残る。回路の耐久性も不明。それより問題は充電器のほうで、これは長く使えば壊れそうな代物である。長さが違う電池に対応すべく挟み込むための長い電池で使うにはバネは強すぎ、マイナス極面はガタガタでプラス極の接点はシビアと旧来からの中国品質だ。これは何回か使ったら壊れそうである。多用するなら18650充電池の専用充電器を買うべきだと思った。
本体最先端を回すと集光レンズが外れてLEDが露出する。LEDはCREE XML-L2 とされてるが偽物が横行している業界なだけに気になるが、よーく見ても偽物じゃないと思うのだが本物であっても製品ランクが T3, T4, T5, T6, U2, U3 などあり、出荷前に明るさのランクで分けられ100ルーメン以上の差がある。
<追記: 偽物として米国ウェブサイトに掲載。拡大して見るとLEDの模様が偽物と同じだった>
このどれか不明なため各種製品にて「他のと比べて暗い」なる口コミがみられるが、駆動電流は不明だし集光レンズにも大きな違いがあるため一概に言えない。LEDだけでは半球面状に光が出るが、水平面に反射鏡が付いてないと中心というか前方向に出る光しか利用できないため全く同じLEDの使い方でも違ってくる。
この製品は反射鏡はなく集光させるとLEDの発光面と同じ形状の光、四角い光となった。評価を間違えてはいけないのが、集光させると中心部の光しか使われないため光が当たってる部分の点で lx ルクス 単位計測をすれば少々明るくなるが、特定範囲での明るさ lm ルーメン(光束)となると集光させないほうが全体的には圧倒的に明るい。集光レンズをはずせば半球面状に照らせる。このことからLEDから出た光を有効利用する反射鏡がついており集光にも対応した製品を選ぶべきだと思った。
古いのは豆電球式のと入れ替えるため現役のまま緊急持ち出し用のリュックサックにしまい込む予定。なんだかんだでリュックサックが小さすぎになってきたが、余り物じゃなく安物でいいから登山用くらいの大きさが必要かもしれない。水は1日2リットル必要だったっけか、そんなの持ち歩けるわけがないし援助されるまで耐えるなら必要ないのでチューブ式の浄水器装備と基本的に緊急持ち出しはサバイバル用具になってくる。本来なら緊急用のほうが小型化したいので1000~2000円ならまた違うのを買ってみるのもよいかもしれない。
白熱灯である豆電球なら電球と電池のみで点灯させられるがLEDも大差ない。電流制限が必要だが直結でも強引に点灯できる(過電流、寿命は度外視)。通常は電圧と電流の制御回路が含まれてるが、壊れる可能性を言えば豆電球だって衝撃で壊れやすいからLED点灯回路が複雑は争点にならない。
今回の懐中電灯だと3200mAの充電池(18650)で通常2時間半、光量を減らして4時間半しか点灯できないため緊急用としても用途が異なる。つけっぱなしだと2時間半は無理ではないかと感じる。
付属のアダプターがあれば単四電池3本でも使える機種もあるが小型化を優先したため買ったのは細く小さくて単四電池3本は入らない。もっと太い形の製品であると単四電池アダプターが付属しているようだ。緊急用ならアダプターを入れ替えずに双方の電池が使えなくてはダメ。
点滅モードもあるが持続時間は同じと書いてある。実は勉強してるのは軍隊くらいでアマチュア無線の免許すら20年以上前に電信は廃止されてるが ・・・---・・・ と点滅させられるモードもある。これだけは昔に記憶して脳裏に焼き付てるが 短短短長長長短短短 とはSOSのモールス信号で、照明で伝えるなら電信が廃止されようとも使わざるを得ない。
この製品のことではなく世の中として緊急通信なら MAYDAY だし用具に記載するなら SOS ではなく Emergency(緊急) じゃないのかよと日本語が使えない日本人に言いたくなる場面をよく見る。日本人は思い込みが激しい人種だから、ちょくちょく全体で間違いに突き進む。
警察無線も30年くらい前にいち早くデジタル化されたからノイズばった通信は聞こえず柳沢慎吾の芸の意味がわからんと訴えかけてきたよう世間的にはとてつもない年月で情報が更新されない。
一般に・・・---・・・とモールス信号そのものだと通じないがSOSと言えばいまのところ世界的に通じる人がいるだけで本当の言葉(単語)より通じるわけがない。だったらSOSじゃなく文字が投影できたほうがよいのではないか?日本製ではないから世界がどう考えているか。遭難を知らせるなら光ってるだけで十分。揺さぶれば点滅に見える。
懐中電灯と言うより照明に近いから充電するのに太陽電池となってくると持ち物が増える。水、食べ物と比べたら必要順位はかなり下。本当の緊急用ならそこそこの明るさで長時間点灯のほうが重要だから手回し発電付きの物でしょう。水力でもいいが物理的な力を使っての充電のほうが強力。
何もしなくてよいが太陽電池は発電量として非力すぎる(=巨大化と蓄電が必須)。
ということで緊急用として使うには危なっかしくて当初の予定と言うか、花火大会観覧の帰りでの落とし物の確認や移動で通路上に自分がいることを知らせるために使うだけになりそう。
<追記 2017年9月23日 安物買いの銭失い?
花火大会など、何度か使ったLED懐中電灯(XML-L2)が購入後にチラつくようになってた。接触不良って感じ。ところが防水のためかアルミ切り出しのため中身を取り出して確認することができない。初期不良以外は知ったこっちゃねぇという売り方なので、もはやどうしようもない。いまいちだったら買い直すしかないのだ。
ずっと前に買った GENTOS SuperFire は、ちゃんとしたメーカーだから質はよかったがLEDが劣化して暗い。当時の LUXEON の寿命の短さは秋葉原の専門店で購入時に強く言われた。
当時のパワーLEDは寿命が長くて数百時間だったが、そんなに付けなくても暗くなると言わて、その通りだった。加えて問題は懐中電灯だからレンズがいい加減で光りが均一にはならないってこと。
変な模様が出てしまう。誰かが照らしている画像を見つけないと買ってみるしかない。LED自体に半球状のが付いている場合は懐中電灯のレンズを取り外せば均一になるが、安物はパッキンとか費用がかかるのを避けるため一体型で取り外しができない。
メーカー品もそれほど高価な物ではなく、最強の明るさから1ランク落とせば1万円台から3~4千円に下がる。中国製ノーブランドが1500円だったから買い直せば同じ出費になるわけ。手持ちの懐中電灯しか知らなかったがGENTOS はコールマンみたいなキャンプ用も売ってた。
ということで、この商品は偽物でした。LEDを差し替えるにしても分解できそうにない。
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