2018-08-21 Tue
前投稿にて旅行会社でのネット予約では融通が利くコースを選択できないと書いた件で、JRには目的地まで往復を別ルートで廻るための周遊切符(お得なきっぷ)が用意されている。例として、立山黒部アルペンきっぷ(JR東海)、山陰めぐりパス(JR西日本)がある。おのおのの切符には利用(販売)期間が決められているので通年使えるわけではない。あえて欠点を語るならば周遊区間を除き同じ路線は利用できず往復は必ず別ルートになる。これによって片側が災害で運休になると特例は発生せず販売中止(利用不可)とされてしまう。今年は災害(豪雨)によって販売制限さてるが、山陰めぐりパスは8月1日から再開された。前日までの購入が必須となり、JR西日本の会員制ネット予約 e5489(いいごよやく)を使うか、旅行会社・電話予約になるが人を介在すると500円高くなるがJR西日本管轄内に行かずとも購入可能。
JR東日本にはその手の切符はなく、休日しか使えない周遊券に別途特急券を組み合わせる方法か、加入年齢制限のある「大人の休日倶楽部」会員のみ買え特定期間だけ使える周遊切符なら同様なことが可能。「大人の休日パス秋の東日本・北海道スペシャル 26,000円」なんて使い倒せばすごく得だが、出発日は9月3~8日(5日間有効)に限られる。夫婦なら大人の休日倶楽部会員になれる年齢より早く合計88歳から使えるのが「フルムーン夫婦グリーンパス」だが、お値段はそれなりだ(二人 5日間用 82,800円~12日間 127,950円:GW盆暮れ正月の超繁忙期以外で利用可能)
→ JR東海 >> お得なきっぷ > 立山黒部アルペンきっぷ 11月23日まで販売。以降は来年4月
→ おでかけネット >> トクトクきっぷ > 山陰めぐりパス 9月26日まで販売。以降不明。
| emisaki | 2018-08-21 Tue 20:04 | 交通::情報・考察・計画 |
2018-08-21 Tue
意外とあるのが図のようなこと。しかしながら旅行会社が提供している「電車(JR特急・新幹線)+宿」では、「観光地(目的地)=宿泊地」として検索しないと見つけることができない。宿の場所で探して宿から観光地までは別途となる。図のようなのが存在するのは目的地に宿が取れない型のツアーで例えば大曲の花火観覧ツアーの宿泊は盛岡で仕方なく設定されてるだけ。
観光地(目的地)に宿があったとして、部屋数が少なかったり、料金が高すぎたりすると宿を近隣都市に選択したいわけだが、そうしたことを許さない。例えば有名旅行会社で「首都圏発 黒部ダム・室堂 国内ツアー」とすると立山のホテルしか選ぶことができない。「条件を絞り込んで再検索」に思うような条件が全くない。それほど条件がない。宿泊地を富山にするとかなり割安になるのだが、富山~立山アルペンルートは別途通常料金での支払いとなる。
上記の図は往復を明確にするため線を別けたが実際には同一経路の往復。行きと帰り道を変えたら俗に言うパッケージツアーは見つからない。ぐるっと回れる位置関係でも1本線上の往復で提供される。旅行会社の店頭で独自に申し込むしかないので割引率は下がる。これはJRが運営する旅行会社でも同じ。
要望は広島行くなら尾道も寄るだろとか瀬戸大橋なら倉敷も寄るとかごく当たり前のことである。
いくらネット予約でも、こんな当たり前を許さないのが2018年たる未開な時代である。
コースどころか電車の時刻もがんじがらめなのが格安の代償とも言えるが、必ずしも指定席である必要がない。空席だらけで意味のない指定席に何度も乗ってきた。自由席にしてくれたら修学旅行みたいな予定から開放される。JRのお得な切符を選ぶ理由も購入時には指定席の権利が付いてくるだけで決めるのはいつでもいいからだ。
こうした人間的な設定ができないのがネット予約なのである。利用者が少ないのではなく、観光客の要望に添うような事ができないがゆえのことであろう。だから二泊、三泊としても同じホテルに連泊しか選べない(一泊分しか取らないこともできるが乗車経路は決められてるので事実上は同地区もしくは移動は別途負担)。ネット予約できるようになってかなりの年月が経過してるというのに思考停止したまま進化しない。
格安のために捨てる代償は大きいので今まで通り交通と宿は別に考える=旅行会社不要。それでも使われるならば客側への疑問、なぜ、がんじがらめ旅行を選ぶのか? バスツアーなら周遊するのに、なぜ旅行会社は同じ道の往復ばかりで、ごく当たり前な立ち寄りすら考慮しないのか?
| emisaki | 2018-08-21 Tue 19:44 | 交通::情報・考察・計画 |
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