2018-11-21 Wed
11月15日に東海汽船は特設サイトを開設し「さるびあ丸」と「セブンアイランド虹」を入れ替えると発表した。先にボロ船の「かめりあ丸」が新造船「橘丸」に入れ替わったがそっちは八丈島航路で、「かめりあ丸」と入れ替わったのは少しだけマシなボロ船の「さるびあ丸」だから、伊豆大島航路では“たいしてかわんねぇーよ”と感じた。客が多くて通路まで転がることがあっても夏場なら構わないが、冬は雑魚寝船室では恐ろしく寒いのだ。それでお金の問題じゃないから高い客室を選んできた。
事情通なら“新造船”なる言葉に疑いを向けるはず。それは「セブンアイランド虹」のほうで、かなり前からジェット船(ジェットフォイル)には未来がないと言われてたのも製造してないから。だから部品から製造する必要があり相当数な注文が入らないと作れないと伝えられてきた。
ジェット船ではないが先日に長崎県の五島列島で突然休業した船会社があって生活路線として大問題になったが、離島の人口減少から各地でジェット船の需要がなくなってしまっていた。ジェット船の高速走行から平穏な海の日中しか走れないと速度に反比例した問題もある。水中翼船として走れず通常走行しても一般的な高速船くらいの速度を出せるような船であったら定期便としての安定性も高まるのだがな。
東海汽船は潜在的客数が桁違いな東京近郊で救われてるだけであり地方路線は悲惨だ。だから日本中の船会社が集まって発注するという道筋は不透明なものとなっていた。案の定、別口の報道から今回の新造船は修理用の部品を使って行うらしく、ならば依然として未来はないことを意味しているのではなかろうか。そうこうしてるうちに全船が老朽艦だ。公的資金が投入されるならば俺でもジェット船は不要との決断を下す。
一つ前の投稿で房総半島の切符から伊豆半島と比較したのだが、そこで私が前に提案したことがある。それは離島航路ではなく、本州の海上ルートであり、竹芝桟橋から館山港や下田港まで伊豆大島航路が利用できる。夏が繁忙期で値段は変わるが現時点 東京~伊豆大島は7,400円で夏期は8千円台となる。特急踊り子だと東京~伊豆急下田が6,260円、スーパービュー踊り子で6,640円かな。現状で考えると船のほうが料金が高いが利点もある。
最高速度は電車のほうが速いが平均速度はジェット船のほうが速いと思われるのも、所要時間が大きく違う。伊豆大島まで1時間45分、特急踊り子は伊豆急下田まで2時間45分と1時間も多くかかる。だから大島を無視すれば下田港まで2時間以内は可能でしょう。利用されるならば、値下げ、および更に安全な新設計も可能になるかも。
電車の駅と港のつながりが不便なのをどう解消できるか、観光路線など確立させる前に人がいなくなってしまうかもしれないから、精査してるのと違うモタモタ決定できないのがお家芸の日本人だからこの話は私の妄想に終わりそうだ。伊豆急行を高速走行可能に再整備するよりか現実的だと思ったんだがなぁ。俺の江戸っ子な思想が少数派で普通の人は伊豆クレイルだとか大型旅客船プチブームとか ちんたら するのが好きなんだろうか?
→ 東海汽船 > 新造船特設サイト
2018-05-25 Fri
エスパルスドリームフェリーが2019年3月末で駿河湾フェリー事業から撤退すると静岡放送が報じた。運営は異なるが既に沼津~戸田~土肥の定期便が廃線となっていた。運行時刻からしても通勤通学に使ってる人がいるとは思えないし観光の交通には影響はないだろう。報道によると10年間も赤字続きとのことで離島でもなく陸路があるからもっと決断を早くすべきだった。もちろん修善寺周りより清水港~土肥港だけならフェリー旅客料金のほうが安いが、その航路(移動先)である必要性に疑問...続き▽
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