2018-09-27 Thu
知り合いが北海道の停電時に使ってないUPSまで引っ張り出して電源を確保し通信してた。基地局まで落ちてる段階ではどうにもならないが電源は生活にも利用できる。キャンプ用とか車載用は持ち運び型で低出力でありながらリチウムイオン充電池を使っているため高価なものとなっている。昔はDC(直流)-AC(交流)電圧変換器という無駄なものしかなかったが、今はDC出力にも対応している。DC→AC→DCという無駄が必要なのは機器側がDC駆動に対応してないのが多いから。
旅行の予定に「保険」とか言いながら今は無停電電源装置(UPS)を使ってない。前に臭い匂いが漂って寿命と判断して廃棄してそのままなのだ。当時のUPSはAC正弦波ではなく方形波出力のため動作しない機器も多くコンピューター専用だった。壊れてから新たに導入してない点では平和ボケしてしまってる。災害じゃなく、先月に近所で火事があったためと思われる停電があってヤバイと考えるようになった。
APC Smart-UPS 1500 LCD 100V SMT1500J - 最安56,600円(家電量販店 7万円前後)
これが一般的に買えるもので最大容量で、なんと重量は26Kgとなっているが、 無停電電源装置とやらは瞬間的な停電から逃れる製品であり、停電が長引く場合にいは安全に終了させる時間を稼ぐためにあるから巨大電源にしてもミドルタワー型で消費電力500Wのパソコンを1時間さえ動かすことができない。
APC社の製品選択ガイドで、500W、30分と入力すると、最低ラインで APC Smart-UPS 2200、標準で Smart-UPS 3000 を勧めてくる。シャットダウンに30分もかからないではなく、何時間も処理してきた仕事(計算)は終了できないのである。終わるまで耐えられるかどうか。
災害時は夏なら扇風機、冬なら低電力の暖房器具を何時間動かせるかが気になる。エアコンを動かすなんて豪邸じゃあるまいし一般家庭の屋根一面に太陽光発電が付いてても無理である。可能性に最も近いのが露天商でお馴染みのエンジン式の発電機であるが災害だっても都会では到底使えない。ホンダとかスバルなんて社名が見つかった。排ガスが出るから屋内では使えず住宅密集地で騒音問題は回避できない。
それで出力が高く騒音が少し低めなのがカセットコンロのガスが燃料の発電機かと調べを進める。なぜか自動車・バイクがらみのメーカーばかりなのですがヤマハとホンダだ。YouTubeで使ってる映像が見つかったがガスボンベでも結局はエンジンだから直近で音が90dBもあった(ホンダは95dB)。これじゃ1メートル離れても電車の中の騒音レベルである。ただ、この騒音は露天商なんかが使ってる古くさい発電機より静かである。どう転んでも東京じゃ使えず、冷暖房は別の策を考えて、ほかに必要な電力として考えればよいとの結論となった。自宅が残っても旧3日間が新たな常識で1週間以上も耐え忍ぶのが必要だとされてる。
どのみち家屋倒壊や水害を考えたら発電よりもサバイバルが先であった。
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