2018-10-26 Fri
フジテレビ「もしもツアーズ」は二本撮りで攻めてきたか。先週、黒部ダムが取り扱われ、番組表からすると明日の放送は具体的な場所は描かれてないが称名滝のことである。これらは少し調べを進めれば出てくる場所だが、なぜ調べないと行けないかはアルペンルートの交通網の接続時間が悪いからである。都会人の時間軸から見ると乗り継ぎ待ち時間が長く、富山から黒部ダムへ行くとして合計の待ち時間は軽く1時間を越えて2時間近くになることも多い。3分待てば次の電車が来るのに駆け込もうとする側として、この非効率を考えるのは当然のこと。だからテレビ番組で扱われる言葉悪いが乗り換え待ちの客を狙った「売り子」が出現するのである。こっちにしてみれば、これから山に向かうのに荷物を増やすのはお断り。
いっそのこと違う場所を考えて電車があったのが黒部渓谷鉄道だった。黒部ダムから直線距離で約14kmだが、そこは一般人が紅葉を楽しむコースではなく、プロ向けの登山コース。本来は何も通り道がない場所に発電所建設のため資材を運ぶため人が通れるよう岩を掘った道がほとんどで、本当に崖っぷちな道が続く。今の時期に1日で抜けることは難しいようだ。途中に宿はなく登山客のテント場がある。トロッコ電車を含めて12月~4月末が閉鎖されるような場所。
説明されてるのを見かけなかったが、キャンプできるような登山装備でアスレチックコースみたいなのを歩くから移動時間がかかり、そんな重装備でなければ日が沈むまでに抜けられるようだ。黒部ダムに行くのに時間を喰われるわけで夏場なら長めに時間が取れるが今の時期だと15~16時が限度。黒部渓谷トロッコ電車の最終時刻が欅平駅 16:43→17:58 宇奈月温泉、定員制で突然行っても空きがなければ乗れない。踏破したとしても観光シーズンは満席と予約必須である。
あくまで上級者向きにて調査終了。
富山から早朝に黒部ダムへ行き、そこから交通網を使って向かうとなると、~富山~宇奈月温泉~黒部渓谷鉄道 欅平駅と、時計回りにぐるっと遠回りすることとなり日が暮れる。私が好きな「高効率」とは縁遠くなっている。念のため効率とは、落ち着かない行動を指すものではなく無駄を省くことにある。
<追記 2018年10月27日: もしもツアーズを見終わって
やっぱり称名滝であったが、どう時間を埋めるのかと思ったら3分2は富山駅近くを廻ってた
>
| emisaki | 2018-10-26 Fri 23:27 | 旅・散策と行事::計画・調査 |
先頭へ △