2017-05-19 Fri
Nikon Rumoursに仮称D820もしくはD850の仕様でAFセンサーがD5/D500と同じになると書かれていたが、それもメーカーとしてD810よりか良くなる部品転用は当然の結果と言える。だが、D500では画面一杯に広がるAFの点もフルサイズ機D5ですら中央部に集まっているため153点もあるなら「もっと散らせ!」って思うわけだ。もちろん集まってる利点もあるので更に多数のAF測定点のを搭載する期待もある。測定点が少なく隣と離れているとカメラが動いたら被写体を見失ってしまうが、すぐ隣にあれば複数のAF測定点で追い続けることができる。十数点では考えるまでもないが、51点ですらスカスカ状態。噂どおりならD810より進化はするものの高画素カメラの最新型用とは言えない感じだ...ソニーα9は画面一杯に693点となっているため動体を追う場合に画面内のどこでも良くなる。D810でもAFの測定点が画面の中央に集まってるから先日のパレードで私は「日の丸構図」を量産していた。三分割法の近くにはAFの測定点が無い。D750、D610となるごとに更に画面中央部に集まるから、むしろD7200やD5600のほうが良い構図のままAFが使える。
噂では45-46MP(MP:メガピクセル。4500~4600万画素)となってるが、35ミリカメラ用で36MP、中判ではペンタックスが採用の50MPしかソニーセミコンダクターのサイト上には載ってない。36MPは秒4.7フレームとあるからニコンのは高速化させた特注品となる。α7R II などに搭載されてる42MPやα9の24MP高速読み出し型も載ってないから既存の42MPを使うのか噂とおり新製品かわからない状態。工業用の小型CMOSイメージセンサーでも高速読み出し型が新製品になっていたのでOEM先用の裏のカタログには載っているのかもしれない。
・個人的に欲しいのはD500のままイメージセンサーをフルサイズにした機種
高感度、低ノイズで秒10コマ撮影できたら嬉しい。36MPで多すぎるってのに45MPなんかよりノイズが少ないなら20-24MPで十分だよ。45MPって写真画角の中からビデオ画角で 8K(8196 x 4320) を取り出したいのかも。
カメラに入るような8Kリアルタイムエンコーダーなんて聞いたことがないから動画は何年も先でしょう。H.265だと4K解像度のチップですらパソコンのCPUサイズでテレビ放送用途のしか見当たらない。まだまだH.264だってのは4Kビデオカメラ製品を見ればわかるか。8K動画はEOS Kissのような入門機に4Kが付いてからの話かな。
画面中央をクロップした4K動画なんて いらねぇ~
ビデオだと8Kがすごいって思うかもしれないが写真的にはなんてことはない。私が駆け出し時代にスライド制作もしていたが、フィルムに焼く機械としてレーザーグラフィックスLFRやポラロイド社のを使って最大解像度は8K だった。20年以上前だから今とパソコンの性能が段違いだから、とんでもないデータの重さ。フィルム写真はデジタル写真みたいなシャープさはないが、8Kだとフィルムの粒子くらいになり小さい映画館のスクリーンくらいに投影すると4Kと8Kの違いは出ていた。そこから考えると8Kで秒10コマなんてデジタルカメラがないから、まだ20年の差が埋まってないことになる。
キヤノンもニコンも通常35ミリ版のミラーレスを作ったほうが時代の流れである。人間の目と違ってガラスレンズの被写界深度の浅さからすると、もはや光学ファインダーで識別するなど人間には無理なのだ。フィルム時代にハーフミラー(EOS-1N RS)を発売したことがあるだけにキヤノンのほうが期待できそうだ。
→ Nikon Rumors > D820 (仮称)
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △