2017-09-10 Sun
VAGAS PROはソニーが扱っていた頃に仕事で使ったことがあるが、個人的にはAdobe Premiereであった。そういう仕事でもなくなってアップグレードしなかったら退場かのように3回アップグレードを逃すと権利消滅しカノープス(現GVG)へ移ってた。アドビが月額制になっても、だらーんと撮ったゆるいビデオをたまに使うだけだから無駄なので古い環境で古いソフトを使うが4Kや扱えない形式も出て困ってきた。だから4K動画はカット編集すらできず前後を切り取るだけだった...だからAdobe Premiere ProではなくElementsで事足りるのだがハードよりソフトのほうが古くなるのが早い。4K対応版にアップグレードが9800円(税抜)だったから1000本限定で同じ値段になってたVAGAS PRO 15を予約購入してみた(発売2017年9月14日 ダウンロード版)。
怪しいと思える激安なのに知られてないのか動きがなく、買おうと思って調べ出してから実際に買ったときまで10本くらいしか減ってなかった。よってアマゾンのタイムセールなんかで失敗させられるより、よーく考える時間があった。そりゃ~ぁ悪いけど会社のカネよりは自分のカネのほうが考えるわ。
> 2017年9月30日もしくは1000本まで限定
> VEGAS Pro 15 Suite 87,890円→12,800円(税抜き)
> VEGAS Pro 15 65,890円→9,800円(税抜き)
> VEGAS Pro 15 Edit 43,890円→6,800円(税抜き)
最も安いのはビデオ編集ソフトのみ。次はDVDオーサリングソフトが付属。Suiteだと更に音の編集ソフトが付属する。日本人の性格として順当にVEGAS Pro 15 Suiteが売れてるようだが、私としては音だけ専用ソフトを使うことがないため不要としたが、DVDオーサリングはDVD-Rドライブに付属しているソフト以上のことができるならと選択してみた。差額3000円分のお遊びで滅多に使うことはなさそうなのも、ほとんどデータ保存で焼くだけだから。
Premiere Pro も Ver.5 あたりからだったと思うが最近のビデオ編集ソフトの傾向として64ビット版OSじゃないと動かなくなった。巨大ファイルは扱うし、最大の理由は4GB以上のメモリー使用でしょう。Windows PRO版でもHOME版でもいいけど64bit版じゃないとだめだが、かなり古いCPUでもない限り32bit版を選択する意味がないから普通は買わないんだがメーカー製パソコンの場合は選べない可能性があるから注意。
私の推論の状況証拠として、当初に得た情報から新たに
> VEGAS入門パック 価格合計76,090円→8,980円(税抜き)
が加わり最大割引率88%と変わった。VEGAS Pro 15 Editに入門ビデオが付いている。
家電の使い方ビデオ制作に関わったことがあるからよくわかるが、編集ソフト自体より使い方ビデオが売れたほうが儲かる。原価(制作費)がわかってるからソフト開発やバグサポートなどないからね。元が取れてたなら販促品程度でも構わないわけ。
テレビやDVDレコーダーの使い方ビデオだと再生機と同じで見ながら使い方を勉強することができないが、パソコン用だと別にできる可能性が高い。だからパソコン用としてPDF取扱説明書ってのは画面切り替えが必要になって面倒だから書籍のほうがいいのだ。
<追記 2017年9月12日:
宣伝がない状態で売れてただけでもすごいのに残数表示をやめてしまった。予想するに売れ行きが悪かったからと思え、順当に減っていたなら購買意欲をかき立てていたわけ。減らないと購買意欲が出ないので消したのだろう。
新たに得た情報として私のように迷って止めてた側にとっては飛びつき安いが既にPremeire Pro, Final Cut Pro だの Edius だの使っている人たちにとっては1万円でも払うものではないということ。だから新たな客となるならば素人であって、買ったとしても用語や使い方のわからない人たちを相手にする苦労が待っているかもしれない(だから入門ビデオ付きも安価販売に加えたのだな)
プロ用ビデオ編集ソフトとしてマイナーになってるため、PowerDVD, Power2GoだのDVD, BD-Rドライブにバンドルされてるソフトより機能が高い感じとしてが生き残る道なのかもしれない。そうなると機能は減らされてゆくだろう。ソースネクストは高価なソフトを扱う社風じゃないからね。
>
ビデオカメラと編集ソフトは別会社であるため日本ではバンドル価格なんて売り方は聞いたことがなく、最近ではビデオカメラ買っても自社の使い物にならないソフトが付属してくるだけ。米国雑誌広告やネットで見られるテレビ通販からするとビデオカメラと他社の編集ソフトのバンドル販売とか今でもやってるみたい。
日本の通販だとビデオカメラやデジタルカメラにバンドル価格でソフトウェアなんて売ってるところは皆無と言ってもよいだろう。初心者向けに小型三脚だのバッグに予備バッテリーを付ける程度。
現在では米国といえどもアドビなんかが月額料金制になったことでバンドル品にも変化があった感じでアクセサリー商品や小物なソフトが安価で買える広告が見つかった。ただ、正しい意味でのリベート、同時購入で安くなるなんて広告は見る。
過去にビデオキャプチャーカードにAdobe Premiereのフル版までバンドルされることが多かったことからも販売元がバンドル料金として受け取る額より本件のような激安だとしても、そのほうが高いわけで危険な雰囲気があっても怖いと思う必要はないだろう。
※ バンドル料金は過去に私が制作に関わった別の商品で1本あたりとしては非常に安い額だったことから想定したもので実際にいくらなのか契約だから部外者にわかるはずがない。
Adobe Premiere Elementsのほうも現Ver.15からそろそろ1年経つので値引きを言い始めたら新しくなる前触れ。発表されて値引きのままアップグレード無料をしてたらアドビに流れたかもしれないが動きがなかった。アドビストアで買わなければ値引きしたような価格でDVD-ROMな製品版が買えるんだがね。アップグレード料金より安く売ってると言うよりもアップグレードは新しく買い直すのも同じ費用がかかるから使いたいときに買い直せばよいと思ってた。
Premiere Elements なら Premiere Elements + Photoshop Elements セットのほうがお得。Photoshop ElementsならCamera RAWも使えてデジカメの最新版RAWファイル現像もできる。写真専用ソフトだと加工やウェブ用に最適化した形式での書き出しとかできないから一括現像処理って点では専用ソフトだけど安価に1本で済ますって点じゃPhotoshop Elementsは強力。ビデオ編集には静止画も必要。
限定特価は利用者を増やす作戦くらいわかっていながら買ったが、あとでアップグレード料金が高いとか何かあるかもしれないが、もし罠があったら元のソフトに戻ればよいだけの話。問題が起きないためにはユーザーが増えることである。ことのほか売れないと後が怖い。いままでも取り扱い会社や方針が変わって劇的に安くなったソフトはたくさんある。利用者が増えれば安くなってもやっていける。
とりあえず年月経過で利用権がなくなるなど記載はないが、ネットでの製品使用認証(アクティベーション)があると制限されることにはなる。VEGAS PROの元の値段を考えたら早期にアップグレードを迫られても問題ではなかろう。
そんなことより使い勝手が自分に合うかどうかのほうが問題。
ダメとなっても捨てられる値段だから買ったわけだな。
以前、米国某ソフト会社社長がアップグレードは札を印刷するようなものとほざいた事がある。アップグレードはメーカーとして造幣であっても利用者として毎回行う必要性のないものだった。それは業務利用する人たちすら言ってたことで、OSも含めてだがアップグレードする暇があったらバグ(不良)を取ってからにしやがれって具合だ。
バグったからアップデーターってのを食べ物に例えたら「腹壊すようだから薬出しておくよ」ってくらい酷い有様になったのがコンピューターソフトウェアの世界。我々はそれを甘んじて受け入れ契約しないと使うことができない。CD-ROM/DVD-ROM販売ではへたすると発売日にアップデーターがあるものまである。そもそも現在はダウンロード販売が主流で取扱説明書もオンラインとかPDFのため流通コストがかからない。
ということで新しい版と新たなバグとの堂々巡り。ユーザー側はアップグレードの必要性に迫られてないからしなかったのに利用者全員からまんべんなく徴収するようにした大手がアドビでしょう。ハードウェアと同じで最先端が欲しい人ってのは限られているのだからノーサポートでも古い版を安く売ってくれたほうがありがたい。たまにしか使わないとなると月額制には無理がある。だから利用料じゃなく、いわゆる購入できるソフトを選ぶのでした。
ヤバイ!これで動きが遅いとか高いグラフィックスカードが欲しくなるかもしれない。
メーカーを超えた罠に落ちたかもしれない。
→ ソースネクスト > ビデオ編集ソフト VAGAS PRO
<追記 2017年12月15日
買ってるから気にしてなかったが9月の限定セールより安くなってまた売ってる。ハイビジョンまでならアップグレード権を失った古いPremiereProで足りてるし、VAGAS PROはタイムラインでのプレビューが遅すぎて話にならん。4Kのときだけ使ってるが、この状態ならPremiere Elementsを買い直したほうがいいかもしれない。
巷の話では特価販売はちょくちょくやってるので期間や限定に釣られずに判断すべきかと。
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