2017-10-03 Tue
地方出身者だとアナウンサーだろうとナレーターだろうと染みついたものは標準語を装っても方言が消し去れない。だから会話じゃなく名詞になるとごまかしが効かないのだが、その“パネル”は日本語でも英語でもなく方言でもないとしたら何だろうか?気になり始めてから注視しているが、帰国子女がそのテレ朝で英語でもない変な発音をしているからには、その発音は何か同局内の上のほうからお達しが出ているのか?
他局では聞いたことがない。帰国子女は確率的に日本語の発音および滑舌が悪い人がいるが、理由はそれではなく同じ違和感のある発音を複数人で確認しているから意図的と思われテレビ朝日だけなのだ...
パネルが従来から聞き慣れた発音じゃないから気持ち悪い。PANEL じゃなく パネル の発音ね。
ネット上には各国の複数の人が発音しているデータベースがあって、ウェブ辞書や自動翻訳の付随機能で機械的発音を聞けるのとは違い方言などがあったとしても本物であり、それらと比べて英語の発音に近いわけでもないのは確認済み。
パネルを日本語にせず、日本語の中に含めるのなら従来通りにしていただきたいものだ。
マスコミ全体として main メインをメーンとか、ほんと迷惑。
そういえば政府のお達しで一時あった カタカナの語尾の「-」を取るってのも迷惑だったな。
コンピューターでしかないのにコンピュータにされてたんだから。(今は撤回されてる)
ほかにも気持ち悪いと言えば、ニュースではなく、その手の映画やドラマで言われる「艦長」の発音であり、私には「浣腸」にしか聞こえないのである。古いほうじゃなくリメイクされた宇宙戦艦ヤマトだと「浣腸」にしか聞こえない。地域によって「艦長」「浣腸」「干潮」の違いも聞こえ方によって入れ替わりがあるのかもしれないが、当方からすると「艦長」≠「浣腸」はアクセントが全く違い、「浣腸」≒「干潮」ほぼ同じ、「艦長」=「館長」=「官庁」であり文脈判断となる。戦争映画で使ってる「艦長」ってのは古くさい発音なのではないかと思えてきた。2番「にばん」の間違えようが見当たらないのだが競馬とかで「ふたばん」って言うように何か理由があるのだろうか?
本文の前提として東京は方言の特徴が少ないとは言え私が育った環境は共通語という作り出されたのではなく江戸弁を引き継いでる世帯だ。でも旧世代ではないから私は「ひ」が「し」になったりはしない。思いあたるのは東京で明治時代の年寄りからも 10円 のことを「じぃーえん」などと聞いたことがなく「じゅうえん」であった。塾の先生が新潟からで「じぃーえん」って言うから小学生だけにみんなで笑いのネタになってたくらい。10は「じっ」と発音するとはなっているものの大昔に消滅していて、それを現代ごり押ししているのはNHKアクセント辞典の信奉者のみ。もはや古典と言える。
東日本でわかりやすいのは「すいか」、フルーツの「西瓜」とJR東日本の「Suica」。Suicaのほうの発音は駄菓子にある「酢イカ」の発音だ。地域によって同じものの発音が異なってると感じてきたのは他にもあり、「感性」「完成」「慣性(の法則)」なんかも地域性で違うのを指すため誤解を生む。
人口として多数となりつつあるも地域としては少数派とも思えるが共通語である。佃島が大阪からは江戸時代だが最近移民者が激増した地域では従来の発音と狂わされてるところがあり、それは全国的にも有名になった「豊洲(とよす)」である。共通語は知らないが江戸から「と→よ→す」であり、高層住宅乱立のせいで「↑と↓よ→す」の発音が飛び交うようになった。都市生活不適合の不道徳に比べたら発音なんてどーでもいいが。
駅のアナウンスが旧来からの発音通りってもわかりにくいが、小池都知事が言ってる発音が私が使う豊洲。訓練されたアナウンサーも方言が誤魔化せないのが、同種の「金町(かなまち)」「松屋(まつや。例:銀座松屋デパート)」など、語尾の変動もあるが1文字目から2文字目に入る所にアクセントが来るのも方言の基本で、共通語だとアクセントはほぼつかないから明確に区別できる(大きなアクセントがないだけで共通語だってアクセントはある)。
研究家じゃないから知らないが、なぜか家康のふるさとである愛知県岡崎市では岡崎の発音はフラットである。家康が江戸に来たからって後から全国から集まってきてるわけだし、江戸時代じゃなく明治で人種が変わったとしても、当時の多くの録音でも残ってない限りは変化の流れがわからない。アド街で浅草近隣だから江戸っ子ぶって出演されても上方からの移民が明確な区域もあるのだからさ。大昔ならどこから来ようとも江戸を作り上げた人たちだが近代ならばそうはいかない。
歴史的な事柄ならいくらでも情報が飛び交っているのだが、この手のことって調べようがないのだ。
気になる。
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