2017-12-07 Thu
注文してあった12月限定出荷の「紅まどんな」が届いた。昨年度は訳ありで激安でしたが、今回は通常の卸価格(築地市場)です。送料を考えると通信販売と差がなくなってきますが他の品と共に複数を購入したため1箱あたりの送料は半減してる。“おまかせ”で注文した。基準として5Lまであるようだが今の流通では最大級の3Lサイズ、等級 青秀、10玉 約3Kgで4500円だから1個450円でも卸値で非現実的。愛媛の通販だと2.5Kgで青秀5800~6800円、赤秀7800~8800円。独自に極みとか極上とか言ってるところもある...
一般商店の小売りなら1箱4500円仕入れで売価6000円は下らないでしょう。町の八百屋ならもっと高くしないと商売が成り立たない。よって知らなければ高いと買い手が付かないから一般流通では成り立たない商品だ。
通信販売で通常品1.5Kg 3000円が見つかり、Lサイズ15玉2.7KgだとJA愛媛中央直売のが5000円、3Kgサイズ指定なし通常店の通販は6000円程度だった。安いのは等級がなく、悪いイメージになるからケチらずお金出すか、加工品用として買うべき。デパートの通信販売もすごく高いってわけじゃないがサイズの選択は不可能だった。ただ、大きければ良いわけではないものの質が同じなら大きいほうが無駄な部分が少なくなる。
私が市場に行ってた間に何個も売れていたよう、知ってる人には取り合いになる商品も、時代遅れの人、かたくなな老人にかかっては価値が見えない商品らしく、普通のみかんのほうが良いんだとさ。時代遅れを証明するかのよう普通のみかんで大玉を要求するわけだが、大きいのがなくなったのは小さいほうが旨いからだ。
苺に練乳、グレープフルーツに砂糖、スイカに塩だとか品名は同じでも質のほうが変わってるのに固まった頭のほうをほぐさないと高齢化社会で商品のほうが狂ってしまう。リンゴを剥くと変色してしまうわけだが、塩味のリンゴなんて食いたくもないから塩水になんて入れて欲しくない。そういうのが昔と今の品種の違いを考慮せず時代遅れな方法が年寄りにほど蔓延していることが多々ある。
何が違うってみずみずしさでしょうか。普通のみかんだと繊維質が多いと感じるが、こちらは繊維質が少ない。房の皮の厚みが「せとか」より更に薄いので、そのまま食べて気にならない。昨年度って言うか今年の1月に超贅沢な生搾りジュースを作ったとき、普通のみかんよりカスとなる部分が少なかった。ただし、ジュースとなるべく量にするにはお金がかかりすぎて困る。ジュースは温州みかんか大量生産の輸入オレンジが限界でしょう。
外皮が薄く、房の皮も薄いってことは弱くて外皮を剥くのが難しい。だから箱に付属していた食べ方の説明書(最初の写真の右側)のようにオレンジと同じように切ってからスイカのようにかぶりつく。半球形にするなら写真にある横切りじゃなく縦切りにする。じゃないと皮が剥きにくいばかりか、甘み・酸味に違いが出てしまう。尻側(下)のほうが酸味が少ない。
値段としては砂町銀座で行列ができる安売り店で「せとか」が1個500円だったことを考えると安いと言える。生産量が少ないため流通量で安くなることもないらしい。コストパーフォーマンスとしては小さいけど12個300円だった温州みかんだろうか。
くまモンが登場したときの「デコポン」も1個500円だったが、安く売ってたのが品切れで投入したから通常はもっと高いものって言ってたし。
「ゼリーみたいな食感」はちょっと言い過ぎだとしても、みずみずしい果物であることは確かで、先日買ったゼリー360円や、たまに買う千疋屋の小さいオレンジをくりぬいた容器に入ってるのが800円だとすると加工品でない素材だが特に加工せずゼリーっぽい450円は安いと言える。小粒の訳あり品ならば容量あたりの値段はもっと安くなる。
・現物を見ないと怖くて買えない
品種名が「愛媛果試28号」、一般品名が「媛まどんな」、JA愛媛が登録商標としたのが「紅まどんな」。通信販売だと怖いのが一般名すら名乗ってない何か思い込ませるような表現がなされているものも見られる。
例えば「愛媛県産まどんな」は何か思い込ませるが「媛まどんな」とも「愛媛果試第28号」とも名乗ってない。また、別の名称を名乗ってるくせに「媛まどんな」と同じ品種だとか書かれても胡散臭いとしか言えない。だったら最初から「媛まどんな」を名乗れるはずだから、遠回しにして語ってない理由に更なる訳ありが存在するのではなかろうか?
栽培上の問題で別の交配があったりすると品種が違ってしまうし、高いだけあって栽培に気を遣わなくてはならないから基準を満たしてない農家があって訳あり出荷しているのだろうか?それとも下衆の勘ぐりで愛媛県だから自身が愛媛と言ってないだけで「まどんな」とだけ言ってるのだろうか?世の中には目利きができず評判や名称に踊らされる人が多いため、そこに乗じたイカサマ商売もあるので正しいなら正式名称を名乗ってもらわないと困る。そういう商品は確認できない通信販売では避けたほうがよさそうだ。
→ 愛媛県 >> 愛媛果試第28号
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △