2017-02-28 Tue
東京近郊には特急券が新幹線なみに高い特急がいくつか存在するとは既に書いたが、そのことじゃなく車両の構造の問題で、スーパービュー踊り子の車両は入口から段差があり、車内の通路が狭くて別に大きくもない車椅子が通行できないことが先日の旅の帰りにわかった。正確にはいままで気にもとめなかった。それを考えれば二階建て新幹線や普通車グリーン車両なんて普通の人でも危ない階段で強引な設計である...新幹線でさえ昔のと今のN700系では快適度に反して通路はものすごく狭くなってる。東北のグランクラスとて同じだ。通路は座席1つより狭いからキャリーバッグなんて持ってたら通行に困る。すれ違うなら空席でもないと困るようになった。
先日、スーパービュー踊り子車内を通って指定の車両にたどり着くと座席への入口で何やら止まっている方々がいた。どうやら詰まって車椅子が通行できず座席までたどり着けずにいた。入口すぐの座席(1列目)にいた方々が席を替わってくれて車椅子と介護の方は私の後ろに座った。
私の隣席は不明で次の駅で乗ってくるかもしれないから席を替わってあげることはできなかった。座席の状況なんて車掌が機械で調べればわかるが近くには販売員しかいない。どうやら新幹線ほど車掌は乗ってなさそう。
車椅子は介護人がいても大変だが、いきなり段差は車椅子じゃなくても高齢者には厳しく、加えて通路狭すぎである。通路が狭いは座席が広いと相反することで悪く言う気はないが、車椅子への対処が甘かったわけだ。
外国では段差に敷く台を持ってくる行為が賞賛される一方でハイテク国家と思われてるのに人力なのかよと言われてた。高齢者、けが人など車椅子利用客だけの問題ではない。
車内の段差を考えると普通に歩ける私でさえ つまずいたことがある。通路と座席部分全体にも段差がある車両があり、狭くて視界が悪いし記憶に留めておくことでなかったのか3時間以上乗ってて平らだと思い込んで足を出したため思ったより落ち込んで荷物も持ってたからよろけてぶつかり痛い思いをしたことがある。健常者にとっても悪い設計の車両がある。これが新しい車両でもある。スーパービュー踊り子なら全車両の入り口に段差があると思われ、先頭車両が座席に段差ありでグリーン車に行くには螺旋階段だ。
切符の購入時点で車椅子の連れがいるのを宣言すること、交通会社側は車両の知識も必要。私が思うに車両も座席も古いがスーパービューではない普通の特急踊り子のほうが段差なく通路も広いと思う。
だからって他の車両が広くて通れることはないが、たとえば通常の新幹線と比べたら在来線なのに新幹線と語っているところの車内通路は悲劇的に狭く最初から車椅子なんて通れる幅がない。車内販売の薄いカートを見ればよくわかる。
自分がケガしたり何らか関わらないと気づくことではないと思う。私の場合は自分が重たい荷物を持ちながら走って足を痛めたときや、親がケガして介護することになってから以後関係なくなっても感じることができるようになり他人にも優しくなれた。
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