2018-07-17 Tue
世間ではスマホが発熱しての低温やけどが問題視されてきたが、それより熱いのと戦ってきた当方として問題が起きたのは忘れもしない本格的なデジタル一眼レフカメラを買って初めて訪れた夏の2005年。ニコン D2X のことであるが、同じ機材構成の友達と共に炎天下でしばらく待ったのちに使い始めたら動作しなくなった。夏の炎天下という大きな外的要因に加えて内部的な発熱によって熱暴走して動かなくなってしまった。
複合した要因で動かなくなったと感じたのが、私が早く復帰したのはSanDiskのメモリーカードを使っていたから。D2Xは撮影してると右グリップ部に熱を持ち、そこにメモリーカードスロットがある。プロも使うカメラだから、その程度で済んだとも言えるがデジタルカメラとなっての熱耐性は低いと痛感した。動作保証温度が摂氏0から40度でしかない。これを機に何度も起きたため自主的な対策を余儀なくされた。
そういうことが各所で起きてきたからと思われ、以後に各メーカーで熱を持ちすぎると先に警告を出して動作を止めてしまう機種が現れた。動画にすると10分すら撮れないことも多々あった。その点では薄型化して放熱しなくなったソニーは大顰蹙を買った。
写真用カメラは発熱しても持てなくなるほど熱くなることなかったが、ビデオカメラはハイビジョンとなり小型化して熱を持ち、MPEG-2からH.264(AVCHD)になって持ってられなくなった。それでも優秀だと思うのが、腑抜けな写真機と違って業務用のみならず家庭用でもビデオカメラは高熱に耐えて動作すること。
| emisaki | 2018-07-17 Tue 21:37 | 映像音声::情報・考察 |
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