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東海汽船が2020年に新造船
11月15日に東海汽船は特設サイトを開設し「さるびあ丸」と「セブンアイランド虹」を入れ替えると発表した。

 先にボロ船の「かめりあ丸」が新造船「橘丸」に入れ替わったがそっちは八丈島航路で、「かめりあ丸」と入れ替わったのは少しだけマシなボロ船の「さるびあ丸」だから、伊豆大島航路では“たいしてかわんねぇーよ”と感じた。客が多くて通路まで転がることがあっても夏場なら構わないが、冬は雑魚寝船室では恐ろしく寒いのだ。それでお金の問題じゃないから高い客室を選んできた。


 事情通なら“新造船”なる言葉に疑いを向けるはず。それは「セブンアイランド虹」のほうで、かなり前からジェット船(ジェットフォイル)には未来がないと言われてたのも製造してないから。だから部品から製造する必要があり相当数な注文が入らないと作れないと伝えられてきた。

 ジェット船ではないが先日に長崎県の五島列島で突然休業した船会社があって生活路線として大問題になったが、離島の人口減少から各地でジェット船の需要がなくなってしまっていた。ジェット船の高速走行から平穏な海の日中しか走れないと速度に反比例した問題もある。水中翼船として走れず通常走行しても一般的な高速船くらいの速度を出せるような船であったら定期便としての安定性も高まるのだがな。

 東海汽船は潜在的客数が桁違いな東京近郊で救われてるだけであり地方路線は悲惨だ。だから日本中の船会社が集まって発注するという道筋は不透明なものとなっていた。案の定、別口の報道から今回の新造船は修理用の部品を使って行うらしく、ならば依然として未来はないことを意味しているのではなかろうか。そうこうしてるうちに全船が老朽艦だ。公的資金が投入されるならば俺でもジェット船は不要との決断を下す。

 一つ前の投稿で房総半島の切符から伊豆半島と比較したのだが、そこで私が前に提案したことがある。それは離島航路ではなく、本州の海上ルートであり、竹芝桟橋から館山港や下田港まで伊豆大島航路が利用できる。夏が繁忙期で値段は変わるが現時点 東京~伊豆大島は7,400円で夏期は8千円台となる。特急踊り子だと東京~伊豆急下田が6,260円、スーパービュー踊り子で6,640円かな。現状で考えると船のほうが料金が高いが利点もある。

 最高速度は電車のほうが速いが平均速度はジェット船のほうが速いと思われるのも、所要時間が大きく違う。伊豆大島まで1時間45分、特急踊り子は伊豆急下田まで2時間45分と1時間も多くかかる。だから大島を無視すれば下田港まで2時間以内は可能でしょう。利用されるならば、値下げ、および更に安全な新設計も可能になるかも。

 電車の駅と港のつながりが不便なのをどう解消できるか、観光路線など確立させる前に人がいなくなってしまうかもしれないから、精査してるのと違うモタモタ決定できないのがお家芸の日本人だからこの話は私の妄想に終わりそうだ。伊豆急行を高速走行可能に再整備するよりか現実的だと思ったんだがなぁ。俺の江戸っ子な思想が少数派で普通の人は伊豆クレイルだとか大型旅客船プチブームとか ちんたら するのが好きなんだろうか?

東海汽船新造船特設サイト

| emisaki | 2018-11-21 Wed 21:57 | 交通::船 |
ちばフリーパス?ちばフリー乗車券?
 「サンキュー?ちばフリーパス」と「サンキュー?ちばフリー乗車券」なる紛らわしいのがある。説明文が全く同じだったが、発売所の違いから見落としに気づいた。

ちばフリーパス: 千葉県内から千葉県内 2日間有効 3,900円
ちばフリー乗車券: 東京都区内から千葉県内 2日間有効 4,700円

 800円の差は千葉県内まで片道400円を超えないと損なのだが、下車して買わなくてよいって罠の感じもする。東京駅からなら220円で千葉県に入れるわけで、新宿から市川または舞浜でも390円、新宿から松戸なら470円であるように都区内西部じゃないと割に合わない。

 近距離の場合、東京駅から○○円、新宿駅から□□円と決められてることが多いがJR東日本はその制度を潰してきた。きっと面倒くさいんだろうが、小岩(千葉県まで1駅)と西荻窪(都区内で最も西)では話が違う。そのくらいの差がどうでもよく見えるほど千葉の鉄道は便利じゃない。

 「ときわ路パス」においては「フリーエリア外にまたがってご利用の場合は、当該区間の運賃が別に必要です。」なる記載が加わっている。
 
 都区内東部の場合は千葉県内までの往復切符を同時に買えば良いわけだが、JR東海では圏内までの切符と同時なら販売と見てきた記載だがJR東日本では見かけず、みどりの窓口と言われても圏外でも買えるのか不明瞭でした。


 錦糸町から銚子、錦糸町から熱海も同じ運賃だが利便性は熱海が良いに決まってる。しかし安房鴨川と伊豆急下田を比べたら安房鴨川のほうが遅くまでいられる理由はJR(旧・国鉄)だからで、伊豆急行じゃ祭りがあっても当日のみ臨時便の話すら聞かない。こういう点で伊豆半島と比べてら房総半島のほうが便利なのも花火大会を通じて実感してきた。

 房総半島だと遅くなっても通常ダイヤで東京まで帰ってこられるのだが、南伊豆だと花火大会を見たらもう帰れずJR線である伊東が限界。昼間に遊んで花火を見て帰るって筋書きができないのだ。電車運行によって客を増やす要素が殺されているのが伊豆で、不便に見えてイベントがあると客が押し寄せるのが房総半島。伊豆半島ほどな山じゃないから道路も便利って理由もある。

 「休日おでかけパス」は広範囲でも東京駅を中心に広がってるため千葉県だと我孫子、成田、成東、茂原、君津で南房総には達せず当日限り有効なので「ちばフリーパス」2日間有効は利便性が高い。千葉県内の中距離に使うにも連続で出動する場合に一時帰宅も可能。そんなふうに「ちばフリーパス」を使うには平均片道1000円超えてればよい。市川からだと成田が970円、君津・上総一ノ宮が1140円だった。お得な正攻法はいくらでも考えたい。

| emisaki | 2018-11-21 Wed 13:06 | 交通::情報・考察・計画 |