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旅行会社利用の損得勘定
 東京から鶴岡だと一泊で25,000から35,000円。旅行会社だけに2名からなので1名だと料金が高くなり予約は店舗となる。また、往復同じコースとなるため私が想定したコースだとネット予約はできない。

 単純に往復の旅で時刻が決まっているのであれば高めのホテルが割安になる旅行会社のほうがお得だが、旅行会社では無理であろう周遊券を使うとなると移動するだけ得になるため料金差が吸収されてしまった上で通常切符購入は旅の自由度が高まる...

 4月7日と仮定して「東京第一ホテル鶴岡」だとシングル8000円、某旅行会社だと電車込み25,700円となってるため交通費を通常と単純計算だと宿泊代はゼロになる。他のホテルだと5000円台くらいからあるが、少々広い部屋に泊まれることになる。旅行会社を使うには往復するだけの単純な出張なら価値は残されてる。

 ところが観光旅行だとそうは思わない。出発前に電車の時刻が決めなくてはならず1週間以上前に予約など条件が必要のため、天候判断してから決められない。某旅行会社の場合は店舗7日以上前、ネット予約可能分は4日前までとなっていた。そうは言えども3月20日の段階で4月1日からしか空室情報が表示できない。

 この不便さが割安になっているのだろうが、オンライン化からネット予約できるようになって人の動きが掴めるはずなのに昔からの基準は変わっておらず、まだまだ使うにしては私の比較対象には入ってこない。だから、いくつかの不便さが解消さたらすごいってことになる。

 インターネット普及してから直接向き合えるようになり、加えて人の流れが多いところほど代理店に頼る必要がないから鉄道会社やホテル自体が独自にサービスを展開して客としても選択肢が広がった。

 個人に難しいのがホテルの値段。そこだけは年間契約などで抑えている旅行会社にはかなわず、売れ残り直前割引なんかの勝負に出るしかない。ビジネスホテルなら最初からそれほど値段が高くないから問題ないが、リゾートホテルだとそうもいかない。


 今回想定したコースでは旅行会社が示すであろう金額を通常の割引を使って実現することができ、他の出費を抑えることで総出費額は変わらずして時間の自由を得ることができるとわかった。

 旅行会社がどのように安さを実現した上で儲けをだしているのかを考えれば、それを交通会社と宿が個別に行ってくれれば旅人にとって融通が利くようになる。電話からインターネット通信販売によって直販が進み卸売業の価値が無駄へと変化したよう代理店業というのは消えゆく運命にある。そう考えると自由度はないがお得度が高いバスツアーが復活した理由もわかる。

 新たな観光地を開拓して先端企業に見えているだけで商売の方法としては時代遅れである旅行代理店は消えるのか、それとも新たに気を引く商売を始めるのか気になるところだ。
| emisaki | 2018-03-22 Thu 22:00 | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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