2018-04-18 Wed
マンフロットが新しい雲台を発表したが耐荷重12Kgと大型のもの。カメラの小型化で必要はのは自重が軽くて耐荷重も軽くて良いものだが、その条件だけで探すと他の性能が段違いに劣る。まず、小型でカウンターバランスを搭載した雲台がない。写真の撮影派は「カウンターバランスって何だ?」ってことだが、最近は大砲レンズを使う野鳥を撮る人から少し知られてきた。商品化という点では建設の重機と同じ、小型だと安物が求められるのか精度の酷くガクガク動く代物しか存在してない。子馬くらいのパワーショベルの動きなんて酷い。作れないわけじゃなく作らない。だから細かい作業だと大型の登場と面倒なことになってる。
三脚も小型は性能を削りまくる。1Kgの家庭用ビデオカメラを真っ当に動かすには最低でも5Kgの三脚が必要なのが現状。安い方向にするとカウンターバランスが固定で調整できず、カメラが軽すぎてカウンターバランスが機能しない。
私が使ってるのも定価5万円程度と安物だからカウンターバランス3段階で重たくしないと正常に機能しない。デジタル一眼と望遠レンズの組み合わせ3Kgでやっと機能する。動画用なのにハンディカムくらいじゃ上に向けても水平に戻ってしまう。どの位置でも手を離したら止まってくれないといけない。
そこでカウンターバランスが0Kgから設定できる雲台が発売されるようになったが、大きい代物に違いはなく、三脚の重量が最低5~6Kgになるから持ち歩くのはシャレにならない。雲台が大きいままなので、その場合は三脚部が軽くて安定しない。旧来の瓦屋根の日本家屋みたいな不安定さだ。だから知り合いも1.5Kgくらいのカメラなのに10万円 重量7Kgの三脚で簡単には持ち歩けないと言ってた。
もう何年も前から YouTuber とか出てきたわりには小型ビデオ三脚がない。あるのは手持ち移動でのブレ安定装置(スタビライザー)。小型だからって安くするため性能を削らない三脚って無理なんだろうか。
| emisaki | 2018-04-18 Wed 13:08 | 映像音声::周辺機器 |
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