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秋田県民が騒いでる問題(1) ご当地キャラ編
 先日の秋田竿燈浅草まつりの調査過程でまたもや変な記事を見つけてしまったので、まずはお得意の ご当地キャラ問題から。「スギッチ」はもうクビにされたから横槍(妨げ)はできないけど。

 やっぱり秋田県民にも「スギッチ」クビはおかしいと見てる人たちがいた。私が聞いた理由は、杉→花粉→花粉症でイメージが悪いとかいう難癖だった。だって難癖付けたらそれくらいじゃ済まないのがいくらでもいますからね。人間が襲われて死人も出る動物のキャラのほうがよっぽどイメージ悪いだろ。だから、そう考えるほうが異常なのだ...
2015/5/5時点 引退しません宣言したスギッチ(結末は2017年11月29日 契約満了)

 クビの噂が出たときに指摘したが「スギッチ」は木によって “取り憑いてる精霊”(内臓とも呼ぶ) が全く違ってたわけです。私が東京で見た「スギッチ」は “東京にしかはえてない”、“たまにしか見えない” って言われました。確かに東京でも秋田産直市もしくは地方で「スギッチ」を見たとき、本当に「木」だった(突っ立ってるだけ)。

 俺が動画投稿した何年か前に有楽町(東京都)で行われた「秋田けけけ祭り」での動画のスギッチだったら格段に人気が出ただろう。ご当地キャラの利用法をご存じない連中によって税金使って振り回され勝手に終了させただけ。

   そりゃ秋田県民は怒るでしょ
   「スギッチ」やめるから今度は「んだッチ」を愛せなんて!

 話の桁が違うけど、東京で例えたら築地やめるから豊洲にしろよ みたいな。この流れの揉め事なら日本中がそこそこ知ってるだろうから話がよくわかるのではないかと。二本柱で行くとか、結局はどうなるかって似た流れもあったから大なり小なり政治家、役人の頭おかしいところは一緒なのよ。


 「スギッチ」の任期終了(契約満了)は2017年11月29日とのことだが、2015年11月に三次元化して登場の「んだッチ」より前からスギッチ引退の話は聞こえてた。秋田県としては継続を考えてたが、作者が報道で語ってるよう二体ではぼやけるからと身を引いたとなってるが、それが正解なんて見解をする奴はちょっと足りないね。一般人なら文句付けないがコンサルタントか何かの業者にしては間抜けな見解。個人的にコンサルタント業種って大っ嫌いなんだ。だいたい定石を持っただけの素人がド素人に手ほどきしてるのばっかりだからさ。もしくは役所の都合がよい答えを導くために働くとかしてる小判鮫商売をよく見聞きする。本当に儲け話を考えられたら自分で商売しますからね。

 話がそれたが「スギッチ」は引退への道を引かれてしまってた状況証拠がチラホラ出てた。すなわち追い込まれたから、おのずと答えは決まってたのを役所の引退決定が正解なんて言えるはずがない。読み解くプロだったとしたら、そうなる以前に失敗していたことを突く必要があるが、ご当地キャラに関わってない奴に理解できるとは思えないことだから無理だと思って間抜け扱いしてない。宣伝効果として地元の人に加えて客の心理がわかってないのは致命的なのは確か。


 議会で「スギッチ」の存続宣言したとの情報がある一方、権利の買い取り交渉もしくは更新の話し合いをしたとの記録もなく、著作権者から身を引いたのを都合良い理由にしたのか、責任逃れのプロな役所や政治家に都合が良い解答を著作権者がしてくれたとも考えられる。

 他の役所問題で書いてるが、役人や政治家って奴らは、どっちにも良い顔する節操のない奴らばっかりなので、書類にでもしない限りは独裁国家の支配者並みに信用できない話なのである。議会で適当なことを言っても訴追の恐れはありませんからね(嫌味)


 「んだッチ」にした理由に「今度は軽快に動ける」キャラなんて知事か誰かの発言が聞こえてきた時は、「はぁ?“今度は”って何!」、「脱ぐと、スーパーんだッチにでもなるのかい!」って新聞記事に冷めた突っ込みを入れたこと忘れもしない。たぶん「スギッチ」と「んだッチ」の動きは大差ない。“内臓疾患”があれば同じさ。
(※ 参考: 茨城県 「ハッスル黄門」→「スーパーハッスル黄門」に変身)

   全てはご当地キャラ飼い主(役所)の不手際の結果。

 デザインがプロの場合に発生してきた問題として、ご当地キャラの元祖とも言われる「ひこにゃん」で起きた問題を知らないんだろうか。もしかして全国的に揉め事が多いから役所が作る契約書は内容が甘いんだろうか?

 だから何も文句を言わせないよう権利は買い取るのが基本なのだ。本当に期間限定と割り切って使うなら別だが、日本中で本来の目的から外れて通年使用のキャラクターに昇格したのは意外といる。期間限定でも権利は買い取るのが普通。


 「スギッチ」と同じ国体で作ったキャラも何体かいる。長崎県「がんばくん らんばちゃん」のもそれだ。長崎がんばらんば国体なんて2014年に終わってるのだがキャラクターは生き残って長崎県PRキャラになってる。他に長野県の「アルクマ」は最初はJR東日本長野支社の宣伝キャラだったのを長野県が権利を買い取った。そこからJR東日本の枠を越えて多方面で見かけるようになった。

 関東地方で秋田県をPRしてるのは「んだッチ」じゃねーからな。東京周辺のご当地キャラがたくさん集まるイベントにて「んだッチ」なんて見たことがない。最近 見たと言うと「ジャニロウ」「はちくん」である。他に「フカインダー」「与次郎」「ミズモ」と秋田県の市町村キャラは見かけるが、「スギッチ」がクビにされるって以降は秋田県代表キャラを見る機会はなく、知る限りは秋田産直市に「んだッチ」が出没したってだけ。こっちの認識だと秋田県宣伝はご当地キャラじゃなく「なまはげ(本物?)」が出るのが普通と思うようになってる。

 ご当地キャラの場合は活動予算以外に所属、派閥、関係など俺の大嫌いな大人の事情があるが、従来に「スギッチ」を見ていた所で見なくなったのは県外活動が激減したと見るべきではないか。関西で見かけないのは普通だが、東京でほとんど見ないってのは秋田県の宣伝の仕方が何か狂ってるのではないだろうか。繰り返すが、ご当地キャラのイベントで「んだッチ」を見たことがない。

 私は旅行展示会が合併してツーリズムEXPOになってから面白くもなんともなくなったから全く興味なくなった。聞くところによると秋田も出展してなかったわけだが、ほぼ客と成り得る旅行展示会よりも駅とかで通りすがりに宣伝することに重点を置く戦略なのだろうか。だとすると、ご当地キャラのイベントに出てこないのもわかる。理由が理解できるだけで宣伝効果が高いか低いかの話は別。ともかく、秋田県はご当地キャラの使い方が下手なのは状況証拠が示してる。飼い慣らす能力あったら交代劇で揉め事なんて起こしてない。

 ご当地キャラの使い方がわかってない人に活用しろってほうが間違っており、上には上がいる世界で戦うのは無理。ご当地キャラで知名度を上げるには、“皮・内臓・飼い主” の三拍子が揃ってないと不可能。そうまでしても収益につなげられる可能性は低い。

 ご当地キャラがいないと宣伝に参加できない事態というのがあり、不要論なんて既に終わっているのである。使い方が下手くそだろうと必要なわけだが、知名度ゼロからやり直す必要はなかった。秋田県下の市町村のほうが活動していることからも秋田県としては宣伝に使う気がなくなったと受け取った。体質と体制から考えると、秋田県が宣伝に使うのは「なまはげ(人間)」のほうが適してるでしょう。

この分野は初動対応が悪すぎただけなので結果論にしかならないのが面白くない。


※ ご当地キャラの話なので、ちょくちょく専門用語(遠回し表現)を使用
| emisaki | 2018-06-13 Wed 22:16 | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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