2018-06-16 Sat
それは交通が便利になれば田舎が救われるという幻想。通常、客の都合で利便性の向上だけを語るが、交通の便を良くして地元で起きた結末は違うのである。マスメディアが大間違いな見解を先導してるくらいだから地方の人間は真実なんて見ようとしない。道路族と呼ばれてる政治家の でまかせ が渦巻き、その結果起きた人口減少という現実を地方は受け入れず幻想を抱き続けてる。地方に必要な利便性とは内なるものであって外界とではない。そして中途半端な外界との利便性こそ人口流出を増やしたのはデータからも明らかだよ。
瞬間移動するかのごとく場所に左右されない移動時間であったのなら流出は食い止められるでしょうが、現実は高速道路が作られ、新幹線が作られるたびに人口流出が加速していった。建設業とつるんでるらしい作りたがり屋の政治家どもが言いたがる観光客が増えるという断片の真実の裏にあるのが「出て行くのが楽になる」という当たり前。都会という異世界の免疫力も順応性もないのに甘い汁にしか見えないのだから田舎から都会へと出て行かないはずがない。
一時的に儲かるのは観光業のみで、それも下火になれば人口流出によって営業も難しくなり、更に人口流出する悪の相乗効果へと進んだ。例えば、東北自動車道開通、東北新幹線開業と観光で行きやすくなった反面、第二の集団就職とも言える若手の流出が起きたこと誰が否定するのか。
役所なんかが示す工事したがりな言い訳の百倍は不要論をぶつけてやれるものだ。幻想を抱いてる連中は現実から目をそらしているため自分たちのお金が民主主義的でない偏った使われ方をする疑問にすら辿り着かないのである。日本中の間抜けと悪事の成れの果てが借金1000兆であること何が違うのか?
<追記 2018年6月17日:
過去に戻って蝦夷地開拓に向かった人たちに現状を教えたらどう思うだろうか。札幌を見て発展したと思うのか、北海道だけじゃないが電車を廃線だらけにしてきた状況を嘆くだろうか?
JR北海道は4線区廃止の方針を示し、2030年 北海道新幹線の札幌開業に期待してるようだが、上記で示したように札幌まで開通すれば観光客が行きやすくなる一方、札幌の街は人口流出が起きて衰退へ向かうこと予言しておこう。在来線新幹線(山形、秋田)なる鈍行ですら起きてるわけで、不便が地方を維持したってこと知るべきだね。
そうだ、札幌時計台は「がっかり観光地」と言われてたね。それは間違った宣伝による期待度を膨らませて現実と大きな差が生まれたことが原因である。見に行く一定の価値があろうが、個人的には広大な草原やラベンダー畑でも見た方が桁違いにいい。そう比べたら時計台、がっかりには違いないか。
私は現実的な問題を指摘した。人がいながらも集団生活の場を知らぬ人が増えて他人に頼めなくなったからカメラ乗せ台座を設置し、その台座自体が邪魔になってることを把握してない施設が増えてる。
昭和に出た「小さな親切、大きなお世話」って言葉を現実としてしまったことで文字通り、小さな親切であったのが大きなお世話となってしまって苦情まで出た。ボランティアガイドや写真撮影の出しゃばりすぎが原因じゃないのかと。何も、がっかり観光地は見た目だけではない。
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| emisaki | 2018-06-16 Sat 21:07 | 生活::暮らしと社会問題 |
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