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人口増やしたいならボッタクリ管理会社を追い出せ
 長居する気がなかったというのがあるが、いくら捨て値でも買ってしまえば売れるまで責任を伴う。越後湯沢のゴーストタウン化した通称リゾートマンション(アパート、集合住宅)が報道される前から不動産売買ウェブサイトを通じて売価10万円でズラーっと並んでいるのを見ていたため馬鹿じゃなければ原因のほうが気になるわけだ。

 物件として価値がなく経費によって負の遺産であるからタダでも誰かにくれてやりたいものが10万円で不動産屋の取り分でしかないだろう。そこから郊外でありがちで特にリゾートマンションに巣食う不動産管理業者に行き着く...

住むにおいて金銭面で

・生活物資調達の不便/便利の差の金銭換算
・交通の不便/便利の差の金銭換算
・不動産の家賃または月額出費は諸経費を含んだ額

を考えてきた。

 東京では再開発と新築によって混雑しているわりに空き家率が高くなった。だからちょっと不便な場所なら新しい感じでも家賃が安いのである。駅から5分が10分となるだけで劇的に違う。よく言われているのが10分より11分で10分以内が15分以内という枠組みに移るからだが、地方だと不便が当たり前に思われててマイナス要素に組み込まれてないことがある。

ところが、

  人間は不便から快適に接してしまうと、もう元には戻れない

地方から出てきた連中が戻らない理由は全てそれ。そして近代人は文明の利器で田舎暮らしのほうが歩かないため自動車の使いにくい都会に出てくると駅から近いを選びたがると推測される。


 そこで私が物件を選んでいたとき、親の「静養」を度外視して目にしていたのが都内の賃貸であり、都会人にとってなんでもないが地方から来るのには住みにくそうな場所であると2LDK 8万円なんてのも見つかるのである。本当の田舎と比べたら高いが都心部から遠距離な「住宅地」であるほうが高くなって見つからなくなる値段なのだ。

 静養目的から探してても小田原、湯河原、熱海、伊東までが限界で、リゾートマンションじゃなく一般住居を探そうとすると余計に不便な場所ばかりだった。だから「静養地」を捨ててしまえば都市部のほうが安上がりであり、

  リゾート地=静養地と言いながら実は「島流し」と表現したほうが正しく思えた。

窓開けたら隣ん家の壁な東京であるが、島流しだと景色がよいのが当たり前。

 熱海から09時までに都内某所へ出勤しようとすると東海道線だけで運行間隔の待ち時間も考慮して平均2時間である。誰が東京駅の目の前の勤務地なんだってことで都内の移動も加わるから山手線内でも2時間半は必要になるだろう。

 ところが熱海の某所からのバスが07時近くまでなかったため、駅まで歩くのは無理にしても早くから路線バスが通ってるところまで徒歩。そうして06時過ぎの始発バスに乗れてやっと東京駅08時20分頃に着くってこと。不幸中の幸いは徒歩部分が下り道。そんなことで夜遅くなっても東京へ戻る決断をした。

 出勤者がそれなりにいそうな距離でこれだからテレビ東京「所さんのそこんトコロ」で遠距離通勤(通学)を取り上げてるのを見ると時間と金額が頭に浮かぶため人生の無駄な時間について受け入れる点なし。通学なら期間限定だが通勤では全く理解できない。

 過去に私が計算した時間的損失=時給換算では40年勤務とて一般的アルバイトの低い時給でも2000万円にもなる。払うカネがない制約を受けるわけだが、計算上は地方4000万円の家は都心6000万円でも問題ないことになる。遠方交通費を会社が持つなら都心の住宅手当をしてくれてもいいだろう。

 会社にとって絶対的必要な人でなければ新幹線通勤者なんてのは最も先に肩たたき(クビ対象の意味)に遭うのである。経営者として見れば当たり前で誰かアルバイト雇ったとして1ヶ月分くらいの額が生産性なしの交通費に充てられるのだから。

これは根っからの都会人の考え方であることを付け加えておく。



不動産の話だった。

 2LDK 同じ広さで都内8万円が見つかっていたわけだが、それが熱海で10~15万円になっちゃったわけ。それでないと見つからない。山の中まで行ったとしても暴落しない。エレベーターもないボロ家にでもならない限り、せっかく都落ちしてもなお値段が高いのが香港のような土地(平地)のない熱海。熱海の不動産屋の場合は賃貸より売買のほうが主体のため、それで安い物件を探そうにも見てくれの額に騙されないのが俺であって、伊東よりもっと南の不便な場所まで行っても変わず立ちはだかったのが

   ボッタクリの管理費!

である。

 販売物件で比較しているが賃貸物件でも高い。最初から賃貸ってのがほとんどなく住んでないのを貸していることが多いから家賃に組み込まれた結果として家賃が都会より高いのである。

 そんな額は余計なお世話を付けてくる東京の超高級マンションか!って金額であり、通常の高い家賃でも有り得ない月額管理費。温泉がとか全く関係なくても高い。購入するとなると修繕費も関係するが、管理費がボッタクリである証拠に一般に比べると修繕積立金が安すぎる。将来の不安につながってくるのである。

  修繕積立金に比べて管理費が何倍も高いところは怪しすぎる!

管理費はごっそり取るが修理する気はないってことだからな。管理費4万円で修繕が6千円なんて、とんでもない物件も見たよ。それでいて戸数が少ないわけだからひび割れの修理すらできないんじゃないかと。


危険というか、本来させてはならないイカレてる部分

・マンション売り主が管理会社や金額を言い値で決定する
 (所有者の管理組合が決めるべきもの。住民無知扱いは失礼にもほどがある)
・修繕積立金をマンション管理会社が扱う (破綻されて消える可能性あり)
・横つながりで修繕に入札も行わず業者を決めてしまう
・新築販売時は安く見せかけて管理や修繕費の大幅値上げを目論んでいる

所有者は住民であるのに、いいなりになる奴隷化した住民が恐ろしい。ボッタクリ管理会社の寄生虫は出て行けと言えないような住民組合がいるマンションに先はないと思うべきでしょう。借りるならまだしも買うなら隣近所の調査は当然のこと、この程度も調べて当然である。仲介不動産屋は売るために隠す部分だから、このあたりが見えてくるか、全力で隠してくるかなど真っ当か悪徳不動産屋かまで判断材料になってくれる。隠そうにも悪党の要素は見え見えであり、それを見つけているか、見逃しているかは客が賢いかどうか。

 余談だが、知らないと思って客をバカにしてくるね。設計図、建設中だってのに建築資材のリスト(材料「木材」の等級など見るため)を要求しても見せない。多くは、高級な飲食店に行っておきながら味もわからずブランド名に踊らされる金だけ持ったアホな客(カモ)とでも見てるのだろう。それは神戸牛だとか松阪牛だとかとりあえず証明はしてるわけじゃん。それよりヒドイってことだぜ。外国ほどじゃないにしても過去より日本でも手抜き設計、手抜き工事は取り沙汰されている問題で、食品に例えて産地偽装があっても全くわからない状態なのだ。一生物の購入に知識武装しない客がバカすぎ。

例えば、
 「免震装置のゴムは、どこへ、いつ発注したものですか?」
これに答えられないのだ。もう忘れちゃったのかな東洋ゴムが偽装しまくっていた事件。


   客が知識武装していれば悪党も簡単には手を出せない


 戸数が少なく修繕積立金が激安、管理費がバカ高は悪徳管理会社のカモだろうな。初期費を低く見せるため変えにくい管理費を限界まで上げて修繕積立金を無意味なほど下げてるだけ。戸数温泉だと別に権利費や月額費用がかかるのが普通で故障は修繕費が使われるから管理会社は関係ねぇ。


 一戸建て住宅地だとせいぜい町内会費300円とか、あとは自己管理でマンション住民が払ってる管理費と修繕積立金に相当する金額でリノベーション(誤称:リフォームは人に対して使う英語)できる額になる。分譲マンションだと住民組合が賢いかどうか次第だが、リゾートマンションと呼ばれるようなところだと在住してない人も多いところが難点にあげられる。

 管理費?何を管理してやがるんだ!管理会社が懐に入れてあとは何をしてるかわからん管理人の食い扶持だろ。そんなもんに出すか!って言いたくなるが、住んでいる人が爺さん婆さんだったして都会のように住民組合が悪徳不動産屋を追い出すべき行動を取ってなさそう。

  テレビ番組で取り上げられたが管理会社が悪党であると妨害工作(犯罪)すらしてくる。

 そうなふうに物件だけの部分で月額15万円だとすると東京ならプラス1~2万円のところ追加4~5万円にもなってしまう。熱海の物件を調べてて管理費が平均3万円だから呆れる。稲取まで行ってもマンションとなれば2万5千円だった。500万円の中古を買っても10年経過前に管理費のほうが上回る物件を多く見つけられる。それ以外に固定資産税が広さによるが一般的2LDKで年9万円くらいかかかるさ。老人が増えているわけだが国民年金では生活できない。

駅前の住めば都かもしれんが景観の邪魔なところなんて売価(4500万~2億)なのだが、管理費と修繕積立は月額約3万5千~7万円だから逆に安く感じた。それでも都心の戸数が多く効率的なタワーマンションと比べると高いのだ。だから古びたリゾートマンションで月額管理費3万円とか「なめとんのかボケ!」である。

 間違わないように、世間ではタワーマンションの管理費が高いと言われてるが、本件で扱うように場所によってボッタクリの値付けも横行してるわけだから、それと比べたら施設面においても高いとは言えない費用である。二、三階建てのアパートなんかと比べたら高いってだけでしょ。

  それで普通の家もしくは賃貸を探すことになった

ところが前に投稿したように斜面だが上りすぎてなくマックスバリュなど商業地まで数百メートルと比較的立地のよい一戸建ての賃貸物件は月額6万円と安かったのだが、家が小さすぎた。玄関から冷蔵庫すら通らないであろう間口で「倉庫番」っていうパズルゲームのよう運び入れないと入らないし、せっかく荷物を入れられそうな窓はなぜか鉄格子付き。二階への階段も急で年寄りには勧められなかった。

 マンションでも賃貸として出てる場合は管理費も修繕積立金も関係ないため咲見町ハイツの中層が月10万円の定期建物賃貸借(延長可能性あり)で出てたのだが、都内の賃貸物件を知った直後で動かなかったら借り手がついてた。住宅地とは言えないが錦糸町と両国の間であっちより新しい建物で管理費込みで同等だった。当然だが温泉浴場は付いてないが別の地域と比べれば、熱海の家賃は不便なのに大都会並みに高いと言える。新築に近いマンションなんかはシャレにならない賃貸料である。高い管理費や貸しても当人が住んでない限りは取られるであろう別荘税が賃貸料に反映されているのではないか。このような点からも「住まう街」は無理なのである。


 職は都会が桁違いに有利であるが住居の関係から通勤距離が伸びてきたわけだが出費額に違いがないとなると地方は不便しか残らない。それで住めって言われても困るわけで、老人しか残らなくなるのも当然の結果。希に優良な策はテレビでも扱われるが、そのほか日本全国大部分で有効な打開策なんてみられない。

 熱海は観光地として復活を遂げた場所だからまだいいが、日本全国として考えると近年「墓じまい」が行われているように、通常生活から住民サービスや福祉を考えると「町じまい」も必要なのである。同じ町内、市内であっても集まって効率的に生活する必要がある。それでも個人の自由を追求するならば自ら権利を失うという何か代償を払う必要があるのではないか。




 ぼったくりの意味は「利益をむさぼる/法外な料金を取る」などとなっており使い方は間違ってない。近年の意味だと連中の所業から逃げられない状態の意味合いが入ってくることがある。買わなきゃいい、借りなきゃいいとして回避できると言う奴がいそうだが、住居という差し迫った状況であることもあるし施工主または販売業者が勝手に管理会社まで決めてしまうのだから完全に回避可能とは言えない。ここには法的な住民(客)保護が必要であり、物件の購入者が組織化して決める法律を作るべき。日本の規制や法律は個人より企業を守りすぎるイカレた部分が多い。これは規制ではなく住民保護であることを法律を決められる奴らは重く受け止めなくてはならない。
| emisaki | 2018-01-25 Thu 19:25 | 熱海::情報・考察・批評 |
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