2018-08-06 Mon
2018年8月6日 放送 テレビ朝日「グッド!モーニング」 06:50~06:54 ことば検定「返り討ちを果たす」なんて聞いたことがないのだが、書籍『「微妙におかしな日本語 ことばの結びつきの正解・不正解」著者:神永曉』の目次からすると、「返り討ちにあう/返り討ちを果たす」は、じつはどっちも正しい日本語に分類されてる。そこで他の言葉も見ると、胡散臭い分類が多くてこのお方のは信用できない。間違えだが現代人の意味って題名だったとしたら文句は付けないがね。
親会社のほうのクイズ語エ門に、 『「返り討ち」……本来の意味は? A.前回完封された投手を打ち崩し、返り討ちを果たした。 B.前回完封された投手をまた打てず、返り討ちにあってしまった。』という出題がある。緑のボケの質を語る前に、こういうところから出題を拾ってきているわけですから、各種新聞社とかベテランアナウンサーがブログ(私が読んできたのは大阪の読売テレビの人)で勉強していると、それほど難しくはない。
実は近代にねじ曲げられた言葉のほうが難しいし、前に取り上げたが広辞苑すら日本人全員が意味を取り違えたわけじゃないのに本来の意味を説明せず変えて記載してるよう「広辞苑にはこう書いてある」で押し通すのは受け入れられない。
最近、CMでも誤用が目立ってる「ダントツ(断然トップ)」はそこでも説明されてたが、まさか石原慎太郎が略して使い出したとは知らなかった。五十数年前であっても歴史的には現代語になる。最近の乱れは質の悪い人間がマスメディアで語り、それを真に受けた少年少女がネットで広めることで起きる。若年自体が発祥な事も多々あり、おお間違いが地域の一過性で済まなくなってしまった。
ただし、私も学生時代に聞き間違えという自然の成り行きはあった。正しい単語の意味を知らぬ頃に「時期尚早」が「じきそうそう」に聞こえてしまった。尚早を知らなかったから言ってる意味から知ってる単語が瞬時に組み合わされた。こうした事は起こりうるし、決定的に間違うこともあるのだが、そこは正されないと恥ずかしい。聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥ですから。
| emisaki | 2018-08-06 Mon 07:22 | 大衆媒体::テレビ・映像 |
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △