2018-11-01 Thu
熱海新聞に伊豆箱根バス営業所車庫の跡地に建設予定のホテルの説明会の記事があった。例によって外国人の動きより遅すぎる日本企業のホテル建設ラッシュが始まっているが、なぜここだけ取り上げられるのか謎である。建設が長らく止まっていたとは言え変更があったのにザ・クレストタワー熱海の説明会があったのかすら報道から聞かない。プリンスホテルが建設予定は地上8階建て125室であり周辺は商業地で後方(北側)は市営駐車場と電車の線路、前(南側)には春日町の高台で8階程度ではトラブルは起こしにくい。すぐ近くで同じ路上に出入口があるザ・クレストタワー熱海は地上30階建て全320戸である。という前提において、何が間抜けな質問なのかと言うと「駐車場に入る車で付近が渋滞するのではないか」(熱海新聞より)という部分で読んだ瞬間にバカかって思った。
伊豆箱根バス営業所車庫の横(裏)にはもっとデカイ市営駐車場があってその出入りは問題ないのかに加え、規模でいうならファミマの横のザ・クレストタワー熱海の入口で大渋滞か? 熱海ビーチラインが通行止めになったときは大渋滞になったが、平時では例え工事車両が出入りしても渋滞は考えられない。
新聞がこれを載せたってことは、ほかにロクな質問がなかったことになる。せっかくの説明会なのに質問の次元が低すぎる。東京の港区みたいに託児所反対と少数が大声で他を掻き消すようなプロ市民なる下衆が混ざってないだけマシだと良いほうに考えておくか。それにしても地元経済にも関わることですから、もっと “建設的”な質問はできないものか。
<追記 2018年11月3日 建設ラッシュの報道あり
人手不足も報道されているが、もう何年も前から従来の旅館型は破綻していると私は書いてきた。ごく少数の高級宿でのみ実現できることで、スパ&リゾートが言ってるように洋式建物であるほど宿と食の分離が多くなってきた。
旅館っぽくても大型施設だと俗に言うバイキング形式(ブッフェ[ビュッフェ] スタイル)が普通になってるし、街中に飲食店がある地域ではビジネスホテル型の観光地ホテルは双方にメリットがあり確実に増えている。
建設ラッシュが起きてプチバブルの延命があったとしても、もし失敗したら損をするのは経営者だけじゃなく街も被害を受ける。補償金を入れておき更地にしての撤退が義務づけられない限り、各地で空き家で倒壊しそうな一般住宅がニュースになるよう問題は残り続け、熱海は既に廃墟を抱えてきた。
加えてバブル経済時期に観光地としての目玉である「昭和」の風情を消し去るよう人工ビーチ、ヨットハーバー、親水公園などと温泉街なのに「湘南かぶれ」と称した大失敗を犯し、バブル崩壊のリゾートマンション化で更に加速させた。京都・奈良、鎌倉、はたまた城崎温泉・草津温泉・有馬温泉にあるような決定打を無くしたのも当時は政治家=地元企業であったことが災いだと感じている。
少し復活するとまた吸い取ろうという動きが感じられるのも、伊豆餓死との表現に合わないよう牛耳ってると言うか、裏でソロバン弾いてるだけの奴、中国人やらも転売を目論むように熱海を食い物にしようとしてる奴らが伊豆の人とは違うのを示してるような気がした。
地元経済に関わると書いたが「おこぼれ頂戴」ではダメなのだ。先行き迷惑ならホテル建設なんぞNOとすべき。
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| emisaki | 2018-11-01 Thu 22:10 | 熱海::情報・考察・批評 |
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