2018-12-05 Wed
以前は毎年11月開催で行ってたが、もう何年も行ってない。そっち関係を離れても興味があったから登録したままで通知だけは来る。しかし今では興味が薄れているのは出展者側のほうであり、日本で開催より明らかにCES、NABのほうが日本メーカーの情報も多い。いや、昔から新製品の発表といえばCESに合わせたから何かと1月7日は嬉しい日でした。NABならプロ向けなのだが、その国内プロ向けな 国際放送機器展(InterBEE) よりも米国民間向けな CES という主に民生向け展示会のほうがハイビジョンだの4Kだのプロ向け機材が発表されるのは、なんともいただけない状況。来年(来月)は8K機器の発表が噂されている。昔のソニーの勢いだったら8Kのハンディカムくらいは発表するが、今はどうかな?
4Kハンディカムは CES で発表されてきた。私が買ったのは2015年モデル、現行のFDR-AX55は2016年2月19日発売で基本的にフルモデルチェンジと翌年はマイナーチェンジを1年ごとだったのが2年間も止まっていて8Kの前兆なのだろうか?
その前に突っ込みを入れておきたいんだが、ハンディカムで8K解像度が通用するようなレンズなんてないだろ? ワイドコンバージョンレンズ、テレコンバージョンレンズがないのも空間光学手ぶれ補正が邪魔をしているのではなく耐えられるものが存在しないからだ。値段が高めの他社製のを付けても悲劇的な画質になる。
既に部品としてはソニーの8K対応のイメージセンサー IMX551, IMX455 なる 6000万画素(9600 x 6400) で8K 60P対応の資料が出回っている。α7Sは動画モデルでも低照度なのでα7Rが8K化するとしか思えないのだが、4Kから4倍、ハイビジョンからは16倍もの画素を薄っぺらな筐体でどう処理するのか? MPEG-2ならビットレートを高くする=圧縮しない=手抜き処理だが、MPEG-4/AVCでビットレートを高めることは高圧縮で画質を悪くするより処理を劇的に増やすことになる。この年月で4倍の性能が出てれば同じってことか。それでもデータ量は4倍となり60pなら推定最大600MbpsはSDカードじゃ無理な相談かと。高圧縮に持ち込まないと民生機としては出てこない。
カムコーダーで言えばハイビジョンのAVCHD時代から持っていられないくらい本体が熱くなるわけで、冬なら暖房だが夏はシャレにならない。ビデオカメラは熱耐性が強いのだが、デジタル一眼の動画はイメージセンサーが大きすぎるところに加えて処理チップからの発熱ですぐ止まる。この処理チップ側の性能が桁違いに上がらないと実現できない。
ハイビジョンのとき地デジ大使が「毛穴の中も丸見えよ」って書いてたけど、1200万画素のカメラ時代で既にものすごい解像度があり2400万が普通で4000万画素台になった今では、アップじゃなく全身を写しただけでお姉様方の見せたくないところまで見えちゃうのだ。質の悪いスマホのカメラですら写真から指紋が盗まれるって話題があったが、大型デジタル一眼と高価なレンズでは洋服の繊維の編みまでわかる。
進化のバランスがとれてない。写真も1枚50~60MB(RAW)になってて処理時間がかかる。
何年も前の未処理画像がぁぁ・・・たまる。たまる。たまる。
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △