2018-12-19 Wed
小田急グループ 箱根フリーバスがこっそり値上げを発表していた(関連する会社のプレスリリースに載ってる)。交通系ニュースでも見なかったが収益を得て動く媒体は広告でも付けば回し者か。そもそも割引なんだから、ごちゃごちゃ抜かす資格はないと、どう使うべきかを考えたほうが建設的だ。・箱根フリーバス 2日間有効 大人 4,000円 → 4,600円 / こども 1,000円
・箱根フリーバス 3日間有効 大人 4,500円 → 5,000円 / こども 1,250円
2019年4月の値上げは先にもやっとけってことで2019年10月の消費税10%で税率分の値上げとのダブルパンチを避けたのだろうか? 関東最大の観光地であるため冬もオフシーズンではないから4月から7月中旬までの痛みの少ない時期でもあるし日本の年度って制度からも4月にしたのか? 消費税を考慮してなかったら10月に4,685円/5,093円に値上がる。
こども料金を激安にするのは大人の観光地の手段だから子連れだと出費がかさまないって程度で大きな価値はない。すごい施設は子供は無料ってのもあるからね(大人同伴)。逆にキッザニアみたいに子供の専用施設で大人は入場料タダでいいんじゃねぇって思うところもある。
値上げに伴い割引対応施設が増えてますが、それって目的が決まってなければ余計にお金を使うことになるのでたいして意味はありません。元の値段設定からもわかるように3日間有効はお得になってるが箱根観光で3日間いる人はほとんどいない。休暇の違う外国人くらいかな。長めに滞在する高齢者の場合は動き回らないからフリーパスは得にならない。
発表内容の通り、小田急系の場合は、ロープウェイ、海賊船とお金がかかってるし、激安の小田急線に対して箱根では急激に運賃が高くなるため値上がっても箱根フリーバスの価値は継続されると思う。
前から指摘してるよう「いちげんさん」では箱根登山鉄道やロープウェイに価値を見いだすわけで、慣れた地域ともなれば観光地の場所ごとを攻略するのに路線バスのほうが劇的に早い。バスだと小田原から箱根登山鉄道で強羅に着く前に芦ノ湖に着ける。例え小田急グループであっても、登山電車からの眺めが必須でなければバスでその場所へ行って見たほうがよい。年間2000万人以上と言われる有名観光地だけにバスの運行本数が多い。それに登山電車では沿線の飲食店周りにも適さない。
小田急グループと西武グループで運行ルートが異なるのだが、西武(伊豆箱根バス)では仙石原には行かないし、小田急(箱根登山バス)では大涌谷や芦ノ湖沿いにバスは通っておらず、ロープウェイや船になるなど利用路線を考えて決めないといけない。だから知ってると、この値上げで差が開くことになる。伊豆箱根バスの
・箱根バスフリー 当日限り有効 大人1,700円、小学生 850円
・箱根バスフリー 2日間有効 大人2,000円、小学生 1,000円
・箱根旅助け 2日間有効 大人3,000円、小学生1,500円
バスフリーは路線バスのみだが、箱根旅助けだと、芦ノ湖双胴船、箱根駒ヶ岳ロープウェイ、十国峠ケーブルカーも期間中に乗り放題。こちらの路線だと箱根を回って熱海宿泊がすごく便利。箱根フリーパスだと小田原に戻る必要があるため宿泊地は箱根界隈ってことになる。箱根登山鉄道とロープウェイの景色の効力は大きいし、いろいろな人に尋ねてみても業者の思う壺で深く考えてないんだよね。
| emisaki | 2018-12-19 Wed 23:59 | 交通::情報・考察・計画 |
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