2018-02-18 Sun
・XQDは近代ソニーらしく客に迷惑な孤立へ繰り返しになるが、トリニトロン管だろうとシャドーマスク管だろうとテレビはテレビ、液晶かプラズマ、有機ELテレビでも客に迷惑にはならない。だがXQDかCFASTなど物理的に異なり交換が必要なものは客として迷惑となる。ソニーが創業者の言葉の意味を取り違えたところ。
レキサー終焉を先に見かけたのが海外であり有名サイトって訳じゃないから信頼性は謎だったが日本でも昨年6月頃に撤退のニュースが流れてから更に価格暴落して買いやすい状態だった。レキサー製は在庫でソニー製のみとなった。ソニーの出す規格は互換性で孤立するだけで、どこが作っても長続きする電子記録メディアなんて存在したためしがない。
・今、非圧縮RAWを選ぶ意味は?
以前なら、「不可逆圧縮RAW」と「非圧縮RAW」しかなかったため、品質として「非圧縮RAW」を選択するしかなかった。また、JPEGは嫌でRAWでありながら連写性のため少しの品質を捨てて「圧縮RAW」にも意味はあった...
ところが現在は処理も向上して機種によっては「不可逆圧縮RAW」、「可逆圧縮RAW」、「非圧縮RAW」の3種から選択も可能。そこで画質的に可逆圧縮と非圧縮は同じだから非圧縮の存在意義を問うこととなる。
可逆圧縮→ データ量:中/カメラ処理:高/データ転送:中/外部処理:高
非圧縮→ データ量:大/カメラ処理:中/データ転送:大/外部処理:中
近年は打ち止めになってるデータ転送速度よりCPU処理のほうが高速のためデータ量が小さいほうが有利となっている。よって非圧縮だとパソコンで軽いってことにはならない。可逆圧縮は、それほど高負荷となる圧縮は行われてない。
実例として、H.264圧縮ハイビジョン動画(AVCHD方式)が出始めたころ CPU負荷が高すぎたから高速なディスクアレーを組んでHDMIキャプチャーを行い120~160MB/秒もの非圧縮ハイビジョン動画を取り扱っていたが、その後、CPUに加えてGPU処理の進化から非圧縮動画のデータ転送時間を待つより内部で計算処理して表示させる時間のほうが短くなってしまった。
もう過去の話は通用しない。
そうなってくると、現時点で「非圧縮RAW」が残されてる理由は別にあるはず。カメラ内のCPU負荷が下がるのは当然だが、データ量が増えるためメディアへの書き込み時間が非常に長くなる(コンピューターの世界で何秒なんて時間は非常に長い)。圧縮処理より書き込みのほうが桁違いに負荷が高いのは写真を撮り続けることができない事が証明してる。それでデータ量の小さいJPEG記録だと無限連写が可能な機種がでてくる。
非圧縮でカメラ内部の処理(負荷)を下げるって理由もつじつまが合わない。
MagicLantern が使える機種で、カメラ内蔵CPU負荷を考える必要があるなら別ですが、通常状態なら「可逆圧縮RAW」にしたところで連写コマ数が減るわけでもなく、むしろ「非圧縮RAW」を選んだほうが連写可能枚数が減ってしまう。
消費電力的には不明だが普通に考えればカメラ内蔵CPUよりメディアへの書き込み電力のほうが大きい。「非圧縮RAW」にしたら消費電力が増えてしまう。うちのカメラの場合、連写できるコマ数は、圧縮RAW 表示22コマ(実際27コマ)、ロスレス[可逆]圧縮RAW 表示19コマ(実際23コマ)、非圧縮RAW 表示19コマ(実際20コマ) 使用するカメラとメモリーカードによって異なるが、非圧縮RAWを選ぶ利点が見えない。
と、なってくると理由は限定されてきそう。
非力なパソコンを利用していて「可逆圧縮RAW」より「非圧縮RAW」のほうが早い!?
重要な写真でメモリーカードに異常があった場合、「非圧縮RAW」のほうが安全!?
可逆ファイル圧縮ならわかりますよ [劣化]圧縮って何だ それじゃRAWじゃねーだろ!
圧縮展開とデータ転送、どっちにしろ古すぎるパソコンを使ってたら遅いわけだし、撮った写真を重要に考えるようなところは安いカメラも使ってないはずだからメモリーカードスロットが2つ用意されてて同時書き込みにより安全性は保たれ、電波で写真データをパソコンへ飛ばす方法もあるから安全性の話もおかしい。
・・・謎ですなぁ。
| emisaki | 2018-02-18 Sun 21:43 | 映像音声::周辺機器 |
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