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電池切れで録画ファイル破損@SONY FDR-AXP35
 30分くらい録画を続いて急に電源が落ちたので予備のバッテリーに交換すると「ファイル修復」の画面が出た。修復を選んだものの、直るとは限らないのとことで帰宅後に確認すると壊れたままで XMLファイルも生成されてなかった。

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 たぶん電圧降下が激しくてファイルを閉じる処理すらままならず落ちた。家電ですから、わざと電池を抜くなんて実験は当然で、その対処はすべきだから変だよな。中途半端な電圧が災いしたのか?

 HDV、AVCHDであったなら Transport Stream (TS) のためパケットの境界でファイルを切れば終了近辺までは再生できるのだが、MP4はファイルの末端に付加されるデータがないと全く再生できないのだ。そのあたりを修復してくれれば再生できるはず。

 15GBのファイルが残っていたが、どの再生ソフトをもってしても駄目。修復ソフトは、DivFix++ は古すぎて駄目、recover_mp4 は修復すべきファイルを全く認識せず、HD Video Repair Utilityは何やら処理したあげくにの果て生成されたファイルを見ると冒頭は再生できたが正常には修復されず。これではソフトを買う意味もないのであきらめムード漂ってる。怪しげな修復ファイルをAviUtlに読み込ませようとしたらエラーでフリーズ、VLCで再生したと思ったら後半にシークさせたらVLCがフリーズした。
(videorepair3.1.0.2 DEMO版は50%修復。5本の修復29EUR 3,563円、無制限版99EUR 12,163円)

 いままでこのような事はなかったが、撮影で対策してることがあった。ちょっとの隙間を見つけたら録画を停止させ、即座にまた録画をすることで新しいファイルにすることで全体が消えるのを防止していた。ところが今回は長い劇で止める箇所が全くなかった。こんなことがあるならMXFで録画する業務用機もアリだな。なぜならMXFはTSと似てる点がビデオテープもしくは伝送等のランダムアクセスが不可能なメディアにも対応しているから分断に強いのではなかろうかと。

 可能性はゼロではないにしても熱暴走の可能性は極小でしょう。静止画カメラの動画モードならちょくちょくあるが、ビデオカメラで熱の警告は見たことがないし、トラブルに見舞われたこともない。外部からじゃなくビデオカメラ自体が発熱するってのはビデオテープ時代にはなかったことだが持ってる人間がヤケドしそうでも動作してきた。

ということで山形県キャラ総出演の桃太郎ふう劇は大部分が消えてしまった。
15GBだからしばらくハードディスクに置いとくか。
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| emisaki | 2019-06-11 Tue 21:22 | 映像音声::動画(ビデオ機器) |
Canon XA40, XA45とは何?
型番だけが登録されてるとのネット上に情報が流れてた。わかってることは4Kカムコーダー。

 XA30 / XA35 は2015年12月発売の業務用HDカムコーダーだった。その後、2017年夏頃に発表されたハンドルとXLRマイク端子が付いて4K 60P機種が XF400 / XF405 発売は2017年11月以降、その家庭用がivis GX10(販売終了)として直販専用で販売された。

 過去の製品から、下一桁 5 は SDI 端子搭載かどうかの違いだけで撮影、録音機能として違いはない。業務用と家庭用でも基本性能に大きな違いはなく、家庭用では録画形式にMXFがなくMP4のみとなるが、その他スペック上から撮影にも画質にも違いは見られない。

 SDI っても ATOMOS や Blackmagic design の 12G-SDI 入出力からすると、4Kカムコーダーとなっても低性能なのが日本の各社、特に昔は放送機器を牛耳っていたメーカーの落ちぶれを感じるところである。12G-SDI 搭載機を考えると目の玉飛び出る値段になるからね。乱暴利用の業務ユーザーは嫌うだろうが4K60PならHDMI接続にSSDでカメラ内蔵じゃできない4:2:2やら10bit記録ができる。1TBで2時間半しか録画できず「ちょっと何言ってんのかわなんないですけどー」って愚痴りたくなるが。

 放送時点で画質は維持できないのに、なぜか放送業界にも うるさい 部分がある。4:1:1 か 4:2:2 か、8bit か 10bit かとかね。拡大して見れば境界線などで8bit(256階調)か10bit(1024階調)かで計算誤差が出てしまうのだが動画状態で人間が違和感を覚えることはない。改善点は他にある。

 XA40 / XA45 と継続型番の復活が意味するとすれば XLRマイク端子部分を取り去って価格を下げたものが考えられるが過去は同時期に発売されており、予想発売日を考えると同系列からは3年以上、前モデルからは1年半は経過しているため、ただ機能を下げた低価格モデルとは考えにくい。

 業務使用としても末端の会社ほど機材に拘りを見せるが、放送局に近いほどサブで回しているカメラに拘りはないため、昔から家庭用が平然と使われてきた。ところが GX10 は再販されず販売終了している。そこで、 XF400 / XF405 から不要な部分を取り去って何か改善があるかもしれない機種が今回型番が登録された情報の XA40, XA45 と予想することができる。

 テレビを売りたい誰かさんの金儲けのために完全地デジ化から、たったの7年で4K放送が始まった。既に見える人からHD(2K)のアップコンバートが多いとまで言われ、放送業界から安い業務用機を迫られたと考えるべきか。

 キヤノンのカムコーダーは既に4K 60P になっていたわけだし、プロセッサー性能としてH.264でもまだまだだってのにHEVC(H.265)リアルタイム エンコードも見えないわけだから家庭用としてGX10の後継機も当面はないでしょう。そっちより個人的にはレンズなんだ。4Kに耐えるワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)がないから広角にできないのが辛い。キヤノンのモデルで35mmカメラ換算 25.5-382.5mmの15倍ズーム。ソニーの26.8mmより少々マシって程度(ソニーは20倍ズームなので望遠には向いてる/お高めの機種は広角29.0mm)。というように広角28mmに0.7倍ワイコンを付けてた時代のようにはいかなくなった。キヤノンはこのあたりをどう対応してくれるのか、くれないのか?

それよりいつになったらキヤノンはキャノンに社名変更してくれるんだい?

| emisaki | 2019-02-01 Fri 00:21 | 映像音声::動画(ビデオ機器) |