2019-03-02 Sat
どちらも地理的には秘境なのだが鳥取県の三佛寺 投入堂は近くまで辿り着いた後も軽くない登山になり単独では入れないなど制限があるため、もっと行きやすい場所で可能性がある場所の周辺から探してた。鳥取県では交通の便は悪いが徒歩はほぼ平地で行ける不動院岩屋堂もある。山形県では羽黒山神社が候補地の上位にあり、各地の桜や寒河江のイベント後に行くのを画策して調べを進めてきた。羽黒山から全然近くなくて東南方向にある肘折温泉の近くなため薬師神社(湯坐神社)、地蔵倉という順で知ることができたのだが、残念なことにたいした説明がない...
投入堂みたいに地図上に道が示されてないため新たに探したところ、「山形環境エネルギー部みどり自然課 やまがた山」にて、だいたいの場所が地図上に示されていた。そちらで道順や入場時間を知ることはできなかったが観光客の書き込みにて12月から5月くらいまで積雪によって入れないとのこと。気象状況なので期間については前後する。
地図で「地蔵盛山」ってのはあったので、そっち方面だとはわかっていたが地蔵倉の正確な場所とルートはどの地図にも掲載されていなかった。国土地理院にもなく、「地域と連携した登山道調査」ってのがあるが現状では個人の登山情報をネットで拾ったほうが桁違いに使える。加えて道路でGoogleストリートビューがあるところは撮影年での実態確認ができる。
・個人の記録を総合的に調べて見えてきたルート
山形新幹線 →JR新庄駅
私も過去に肘折温泉は調べたことがあって、そのときから大きな違いは山形交通(山交バス)の路線バスが廃線になり、大蔵村の村営バスになったこと。前の時刻表は記憶にないのだが、今の時刻表は肘折温泉にとって悲劇的と言える住民路線で平日に比べて土日祝は減便されJR新庄駅 11:15~、肘折温泉 16:00までとなっていた。平日は上り7便、下り6便、土日祝日は4往復。
村営バス 県立病院前←→肘折温泉 片道600円 (県立病院は新庄駅から650m)
肘折温泉付近からはネット情報に加えて、ほぼ平坦の国道沿いコースを加え3コースに絞れた。下記で示す距離は国道458号線上にある登り口までだからそこから先に山道がある。
1.牧場前バス停→[国道458]→地蔵倉 登り口の階段 舗装路2.4km 高低差80m
2.肘折温泉第二停留所→薬師神社→[階段・山道]→地蔵倉 登り口 推定1km 高低差65m
3.肘折温泉待合所→肘折ダム→国道458号に出て少し戻る→地蔵倉 登り口 推定1.3km 高低差155m
先に疲れたら無意味。他の選択肢として国道458号線から肘折温泉への県道57号線を見ればわかるが、S字橋とループ構造によって急激な高低差を埋めている部分がある。途中にバス停がないため牧場前か肘折温泉第一停留所となる。S字のループ橋の部分の交通量は不明だが徒歩は危険。
3番は遠回りで1番か2番を選択することになるが1番は距離があるため軽い坂道のみ、2番は階段と坂道が続くとされるが距離は半分くらいか。田舎だから交通量も少なく自由乗車区間があったのならば国道458号から県道57号に曲がるところで降りるのが最も良い場所となるが自由乗車区間はない。位置エネルギーを無駄にしないためにも2.4km歩くか? それはやめたほうがいいかも。肘折温泉にあるカネヤマ商店さんが道順の動画を公開していた。それによると、最初に階段はあるものの、先はそれほど険しくなかった。当然だが高低差60メートルくらいを埋めるだけ上ることは確か。
・肘折温泉から地蔵倉
湯坐神社=薬師神社は肘折温泉の中、銭湯の上ノ湯と旅館亀屋の間に石段の参道がある。
(カネヤマ商店さんは上ノ湯の隣)
石段を上ってゆくと薬師神社がある。
薬師神社の左脇の段々になってる道を進む。道なりに曲がってる。
お地蔵さんがある所から少し先の分岐点で右上の方へ行く。
ずっと上りになっていて石碑がいくつか立ってる所で石碑の裏側の方へ道が続く。
そこからは、なだらかな道、石柱が立ってる分岐点を右。
(その分岐点は手前の分岐点で間違えると遠回りしてきてそこに辿り着く)
50mくらい進むと県道57号線に出て、更に右に50m進むと国道458号線と十字路になり直進。
(十字路だが、この道順なら右手「南方向」は行き止まり。計画断念した道かもね)
十字路から国道458号線沿いに200mほど歩くと歩道が切れたあたり左手に入口の階段がある。
階段は50段ほどで岩や石碑があり、石碑の右側奥への道を進む。
段々となっている山道を進むと前にお地蔵さんがある。左手の大きな木の奥に道が続く。
しばらく進むと右手に子造り地蔵があり、右回りに上り方向へ進む。
上りが終わったところで崖の壁面に掘られた道に出る。谷底側は全て柵があり安全。
一人分くらいの幅しかない道がずっと続き、1本松から柵は左で上りになる。
上り切ったところで道の先に地蔵倉が見える。
(分岐点など注視すべき場所には石碑やお地蔵さんがある)
これくらいのコースなら一般的で、肘折温泉へたどり着くほうがたいへん。
・土日として考えられる行程
4月の桜と絡めた場合
東京 06:12→[山形新幹線]→09:55 新庄 → 鶴岡 (羽黒山および赤川と鶴岡城の桜)
鶴岡 09:00→09:15 余目(なんと48分待ち) 10:03→10:54 新庄
6月初旬の寒河江でのイベントと絡めた場合
東京 06:12→[山形新幹線]→08:57 山形 09:19-09:50 寒河江
寒河江 17:30→17:57 山形 (山形宿泊)
# メモ 新庄より山形のほうがホテルが多いので綺麗で相場が安い。
山形 08:42→[山形線]→09:52 新庄
山形 10:08→[山形新幹線]→10:54 新庄 (全席指定特急料金1700円)
# メモ 新庄から始発バスにて早朝に着く必要がない
新庄駅 11:15→[村営バス]→12:10 第二停留所
第二停留所 12:10→[徒歩]→薬師神社→地蔵倉 13:00
地蔵倉 13:00→[徒歩]→13:40 肘折温泉
第二停留所 14:00→[村営バス]→14:55 新庄駅
新庄 15:17→[山形新幹線]→18:48 東京
# 保険: 肘折温泉から新庄駅への最終16:00→16:55(休日時刻表。平日15:25最終)
短期間で効率を上げるには、いかに移動時間の無駄を減らせるか。それによって候補地の組み合わせを選ぶことになる。各所を分割化しておいて、組み合わせられるか考えられるよう情報を整理しておくべきか?
電車の乗り換え案内が一部の高速バスや路線バスに対応してきてもコミュニティーバスまで対応できてないが、あたかも交通のように観覧場所、観光地でのことも同じように一括りにしておけば同じ乗り換え案内の処理プログラムを利用して行けるか判断できそう。
現状の乗り物のを使うと滞在時間は乗り換え時間で処理できるとしても往復するって概念が備わってない。同じ駅に戻ってくる場合や別の駅へ抜けて更に別の場所へ行くって場合もある。そんなことで需要を考えると一生作られそうもない気がしてきた。紙の時刻表をめくらなくても済むだけでヨシとしますか。
望むは、全国の観光地が賢く使える情報を掲載することだ。
コンピューター処理の乗り換え案内は若者がおっさんになるまで年月が経過してるのに進化が遅すぎる。上記の通り紙がコンピューター上で見られるようになったよう機械的な処理は良くなったが、人間的って意味ではあまり進化してない。子供の頃に「駅すぱあと」とかソフトがあったのに、2019年にもなって、とんでもないルートや可能な乗り換えを除外したりするから時刻表から追ったほうが良い。
JR東日本のサイトなら「えきねっと 乗換・運賃案内」なんて使わず時刻表しか見ない。時刻表からつなげて見たほうが前後の電車の関係も見える。そんなことで「えきから時刻表」のサービス終了を嘆いたのである。乗り換え案内によっては乗り換え時間に「急ぎ/普通/ゆっくり」など選択肢があるが、時間は強制的に決められてるから「急ぎ」よりもっと急ぎでも十分に間に合うって電車が除外されちゃう。
徐々に路線バスにも対応してきたのだが、「あれは絶対遅れる」って知ってると時刻表での自動処理は使えない。遅れたら計画が崩れるのは当たり前なのだが、電車と路線バスでは不運と常態化くらい違うわけだから。
旅慣れてくるからこそ理解するのだが、本件みたいに参道が山道なんてことで2~3時間の場合には現地で1時間とか遅くなる可能性もわるわけで最終バスとか終電なんて危ない予定は組み込めない。大蔵村の村営バス区間だけで55分は出発時刻は宛てになっても到着時刻は宛てにならない。
<参考>
→ 湯の里 肘折温泉
→ カネヤマ商店 > 動画一覧 > 2015.11.28 地蔵倉への行き方(動画)
→ 大蔵村 >> 村営バス 肘折ゆけむりライン(肘折温泉-新庄線)
→ 山形県観光情報ポータルサイト > 地蔵倉
→ やまがた山 > 56:地蔵盛山(地蔵倉)
* リンクが変更された場合は左側の最上層へ。リンク自体は法的な制約を受けない(前投稿を参照)
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地図で「地蔵盛山」ってのはあったので、そっち方面だとはわかっていたが地蔵倉の正確な場所とルートはどの地図にも掲載されていなかった。国土地理院にもなく、「地域と連携した登山道調査」ってのがあるが現状では個人の登山情報をネットで拾ったほうが桁違いに使える。加えて道路でGoogleストリートビューがあるところは撮影年での実態確認ができる。
・個人の記録を総合的に調べて見えてきたルート
山形新幹線 →JR新庄駅
私も過去に肘折温泉は調べたことがあって、そのときから大きな違いは山形交通(山交バス)の路線バスが廃線になり、大蔵村の村営バスになったこと。前の時刻表は記憶にないのだが、今の時刻表は肘折温泉にとって悲劇的と言える住民路線で平日に比べて土日祝は減便されJR新庄駅 11:15~、肘折温泉 16:00までとなっていた。平日は上り7便、下り6便、土日祝日は4往復。
村営バス 県立病院前←→肘折温泉 片道600円 (県立病院は新庄駅から650m)
肘折温泉付近からはネット情報に加えて、ほぼ平坦の国道沿いコースを加え3コースに絞れた。下記で示す距離は国道458号線上にある登り口までだからそこから先に山道がある。
1.牧場前バス停→[国道458]→地蔵倉 登り口の階段 舗装路2.4km 高低差80m
2.肘折温泉第二停留所→薬師神社→[階段・山道]→地蔵倉 登り口 推定1km 高低差65m
3.肘折温泉待合所→肘折ダム→国道458号に出て少し戻る→地蔵倉 登り口 推定1.3km 高低差155m
先に疲れたら無意味。他の選択肢として国道458号線から肘折温泉への県道57号線を見ればわかるが、S字橋とループ構造によって急激な高低差を埋めている部分がある。途中にバス停がないため牧場前か肘折温泉第一停留所となる。S字のループ橋の部分の交通量は不明だが徒歩は危険。
3番は遠回りで1番か2番を選択することになるが1番は距離があるため軽い坂道のみ、2番は階段と坂道が続くとされるが距離は半分くらいか。田舎だから交通量も少なく自由乗車区間があったのならば国道458号から県道57号に曲がるところで降りるのが最も良い場所となるが自由乗車区間はない。位置エネルギーを無駄にしないためにも2.4km歩くか? それはやめたほうがいいかも。肘折温泉にあるカネヤマ商店さんが道順の動画を公開していた。それによると、最初に階段はあるものの、先はそれほど険しくなかった。当然だが高低差60メートルくらいを埋めるだけ上ることは確か。
・肘折温泉から地蔵倉
湯坐神社=薬師神社は肘折温泉の中、銭湯の上ノ湯と旅館亀屋の間に石段の参道がある。
(カネヤマ商店さんは上ノ湯の隣)
石段を上ってゆくと薬師神社がある。
薬師神社の左脇の段々になってる道を進む。道なりに曲がってる。
お地蔵さんがある所から少し先の分岐点で右上の方へ行く。
ずっと上りになっていて石碑がいくつか立ってる所で石碑の裏側の方へ道が続く。
そこからは、なだらかな道、石柱が立ってる分岐点を右。
(その分岐点は手前の分岐点で間違えると遠回りしてきてそこに辿り着く)
50mくらい進むと県道57号線に出て、更に右に50m進むと国道458号線と十字路になり直進。
(十字路だが、この道順なら右手「南方向」は行き止まり。計画断念した道かもね)
十字路から国道458号線沿いに200mほど歩くと歩道が切れたあたり左手に入口の階段がある。
階段は50段ほどで岩や石碑があり、石碑の右側奥への道を進む。
段々となっている山道を進むと前にお地蔵さんがある。左手の大きな木の奥に道が続く。
しばらく進むと右手に子造り地蔵があり、右回りに上り方向へ進む。
上りが終わったところで崖の壁面に掘られた道に出る。谷底側は全て柵があり安全。
一人分くらいの幅しかない道がずっと続き、1本松から柵は左で上りになる。
上り切ったところで道の先に地蔵倉が見える。
(分岐点など注視すべき場所には石碑やお地蔵さんがある)
これくらいのコースなら一般的で、肘折温泉へたどり着くほうがたいへん。
・土日として考えられる行程
4月の桜と絡めた場合
東京 06:12→[山形新幹線]→09:55 新庄 → 鶴岡 (羽黒山および赤川と鶴岡城の桜)
鶴岡 09:00→09:15 余目(なんと48分待ち) 10:03→10:54 新庄
6月初旬の寒河江でのイベントと絡めた場合
東京 06:12→[山形新幹線]→08:57 山形 09:19-09:50 寒河江
寒河江 17:30→17:57 山形 (山形宿泊)
# メモ 新庄より山形のほうがホテルが多いので綺麗で相場が安い。
山形 08:42→[山形線]→09:52 新庄
山形 10:08→[山形新幹線]→10:54 新庄 (全席指定特急料金1700円)
# メモ 新庄から始発バスにて早朝に着く必要がない
新庄駅 11:15→[村営バス]→12:10 第二停留所
第二停留所 12:10→[徒歩]→薬師神社→地蔵倉 13:00
地蔵倉 13:00→[徒歩]→13:40 肘折温泉
第二停留所 14:00→[村営バス]→14:55 新庄駅
新庄 15:17→[山形新幹線]→18:48 東京
# 保険: 肘折温泉から新庄駅への最終16:00→16:55(休日時刻表。平日15:25最終)
短期間で効率を上げるには、いかに移動時間の無駄を減らせるか。それによって候補地の組み合わせを選ぶことになる。各所を分割化しておいて、組み合わせられるか考えられるよう情報を整理しておくべきか?
電車の乗り換え案内が一部の高速バスや路線バスに対応してきてもコミュニティーバスまで対応できてないが、あたかも交通のように観覧場所、観光地でのことも同じように一括りにしておけば同じ乗り換え案内の処理プログラムを利用して行けるか判断できそう。
現状の乗り物のを使うと滞在時間は乗り換え時間で処理できるとしても往復するって概念が備わってない。同じ駅に戻ってくる場合や別の駅へ抜けて更に別の場所へ行くって場合もある。そんなことで需要を考えると一生作られそうもない気がしてきた。紙の時刻表をめくらなくても済むだけでヨシとしますか。
望むは、全国の観光地が賢く使える情報を掲載することだ。
コンピューター処理の乗り換え案内は若者がおっさんになるまで年月が経過してるのに進化が遅すぎる。上記の通り紙がコンピューター上で見られるようになったよう機械的な処理は良くなったが、人間的って意味ではあまり進化してない。子供の頃に「駅すぱあと」とかソフトがあったのに、2019年にもなって、とんでもないルートや可能な乗り換えを除外したりするから時刻表から追ったほうが良い。
JR東日本のサイトなら「えきねっと 乗換・運賃案内」なんて使わず時刻表しか見ない。時刻表からつなげて見たほうが前後の電車の関係も見える。そんなことで「えきから時刻表」のサービス終了を嘆いたのである。乗り換え案内によっては乗り換え時間に「急ぎ/普通/ゆっくり」など選択肢があるが、時間は強制的に決められてるから「急ぎ」よりもっと急ぎでも十分に間に合うって電車が除外されちゃう。
徐々に路線バスにも対応してきたのだが、「あれは絶対遅れる」って知ってると時刻表での自動処理は使えない。遅れたら計画が崩れるのは当たり前なのだが、電車と路線バスでは不運と常態化くらい違うわけだから。
旅慣れてくるからこそ理解するのだが、本件みたいに参道が山道なんてことで2~3時間の場合には現地で1時間とか遅くなる可能性もわるわけで最終バスとか終電なんて危ない予定は組み込めない。大蔵村の村営バス区間だけで55分は出発時刻は宛てになっても到着時刻は宛てにならない。
<参考>
→ 湯の里 肘折温泉
→ カネヤマ商店 > 動画一覧 > 2015.11.28 地蔵倉への行き方(動画)
→ 大蔵村 >> 村営バス 肘折ゆけむりライン(肘折温泉-新庄線)
→ 山形県観光情報ポータルサイト > 地蔵倉
→ やまがた山 > 56:地蔵盛山(地蔵倉)
* リンクが変更された場合は左側の最上層へ。リンク自体は法的な制約を受けない(前投稿を参照)
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| emisaki | 2019-03-02 Sat 22:42 | 旅・散策と行事::計画・調査 |
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