2019-01-08 Tue
2019年1月8日 フジテレビ「訳あり人の駆け込み寺」千葉県のある旅館が取り上げられた。あの手の無能な旅館は日本中にあって、大多数はそのまま潰れてゆく。言葉はキツイが客からみたら無能とは当然の結果であり、主人の脳梗塞は後日のことであり1000万円も借金を抱えるなど失態が原因ではなかろうか。
「古い」と「汚い」は決定的に違うわけだが、古くて汚いのである。客が減ってしまうのを他人の責任にしてる言葉が出た 「何も言わない客が怖い。あとでパソコン使って書かれる」。こっちからしたら「はあ?」であり、そう思わせたのは誰の責任なんだよと逆ギレされてるも同然なのだ。建物より先に、そこを治さなければならないと感じた。
建物の酷さから1000万円の借金って何なんだ? 正しい借金だったら盛り返しも可能だったはずなのに、多重債務者のように借金が増えていったのではないかと予測できてしまう。
鬼怒川であったように目の前の廃墟が原因で宿になんの責任もなく落ち込む場合だってある。そこに費用をかけてまで景観を取り戻したわけだが、境遇に悲観して客が減るのを放置したのがテレビ番組で取り上げられた宿の人の性格と読み取れた。
過去には客の思いは手探りだった。だから悪くても広まらずに商売を続けることができたのが余計に悪い方向へ進めた。今はインターネットの普及によって客がタダで問題点を教えてくれるのである。中には不条理な文句もあろうが、おおかたは正しくて改善点である。
昔から核家族化と言いながら大人数から少人数に対処できずに潰れたホテル旅館も多く、食えないほどの料理を並べて稼ぐって方法も時代じゃないってことを理解しないと、まだまだ潰れますよ。理解できないなら潰れてもらったほうが客のためでしょう。
番組では予算200万円でリノベーションが行われた。テレビじゃ全体像が掴めないが、興味以上に差し迫ると念入りに勉強しDIYもしてる側からすれば内側からコーキングって何だよって思ったね。うちの場合を思い出すと屋根は貼り直したし、ベランダも剥がしてから防水をし直した(雨漏れを起こすのは外部って当たり前)。東日本大震災の影響も少なからずあったと思うし年9万円も火災地震保険料がかかってるだけに工事できたのは保険の特約が生きたってのもある。
そこから考えると200万円はかなりの少額であり、ハリボテ感も漂うわけで、また放置すると時間の問題のような気がする。リノベーション番組で過去に問題になってことからもテレビ局から多額の援助金が出るわけじゃないから今後の宣伝にならなければ放送で恥をさらしただけ損になる。そのままだと元の1000万円の借金を返すまでもたないと心配する。
番組最後で修業先として登場したのが天城荘。大竹しのぶみたいな若女将が面白いのかテレビ番組で何度も取り上げられた宿。同じく経営がダメで露天風呂も汚くなってて倒産→民事再生法に転落したのを同社(リバティー)が経営支援して再生させた中規模旅館の代表例として各種メディアに取り上げられた旅館という宣伝オチかな。
昨今はテレビCMでハゲタカ商法(特に欧米系は強欲が基本)ばかりが目立つのだが、小規模旅館の再生事業はWin-Winの関係だと思います。それよりも救うには大仕事すぎるのが日本中で数が桁違いなのはシャッター通り商店街になる自分の立ち位置が見えないまま、高値で不味い物を売り続けてるくせに売れないとか訳のわからない事を言う個人経営の店でしょう。そこは多すぎて救いようがなく大型店に淘汰されるしかなく、小規模旅館のような分野にコンサルティング会社の入る余地があるわけだ。
| emisaki | 2019-01-08 Tue 22:46 | 大衆媒体::テレビ・映像 |
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