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イルカは肺呼吸ですけど@何だコレミステリー
2019年5月15日放送 フジテレビ「世界の何だコレ!?ミステリー」

 自分の幼少期からを思い出せば、ちょっとしたウソやいい加減な事は、あとで真実を知ったとき怒りの矛先をどこへ向けてよいかわからなくなる。テレビ番組では長崎にあった水族館の話題。別のことをしならがらチラ見をしてきたのだが訳のわからない事を言うナレーションによって画面を凝視した。平然とした感じでエセ科学を語るから2019年になってもまだ金粉騒ぎのよう思った。

イルカ陸上運搬にての番組ナレーション
「皮膚が乾燥すると皮膚呼吸や体温調節ができなくなってしまう」
はぁ? どこから皮膚呼吸なんて話が出てくるの!?

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 学識者やうんちく王が雑学と同時に嘘を吐いて世間に広めるのと同じ構図。私が知る限り大型動物で皮膚呼吸とやらが生死に関わるなんて聞いたことがない。厳密に「呼吸」という言葉が使えたとしても、それは生死に関わることではないのをあたかも生死に関わるよう思わせる伝え方をしたテレビ番組。

海水とイルカの皮膚でガス交換をしてるという情報も見つからなかった。
人間よりも分厚い外皮と脂肪に覆われてるのに、どうやって皮膚呼吸してるのか説明希望だ。

 そうして生死に関わる理由をすり替えられてしまう。「007/ゴールドフィンガー」から多く広まったとされる誤認識は、いつまで続くのだろう。若年層が多く見てる番組だけに半分嘘な知識のお披露目、字幕での恥の上塗りは恐ろしい。

陸上運搬の危険は水から出したことで体温調節ができなくなることが原因でしょう。

 肺やエラとした専用の呼吸器を持つ生物を調べても非常に低い値でのガス交換であった。それを「皮膚呼吸」と呼ぶことからして紛らわしい。一部の学者は表現を改めるべきではないのか。代表例に科学的には同じ作用のことを言ってる「腐敗」と「発酵」があるではないか。肺と併用する生物で言うことができても、生存に関係ない部類では皮膚呼吸という言葉を持ち出すべきではなかったのだ。

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| emisaki | 2019-05-15 Wed 21:58 | 大衆媒体::テレビ・映像 |