2019-07-23 Tue
フェアー Fair、フェスティバル Festival、カーニバル Carnivalテレビ番組「この差って何」は外国人がわからず日本人も説明できない日本のことしか扱わないので自分で調べてみたが、逆の立場としてなんとも解りにくい。テレビ出演者なんぞが勝手な意味で使ってきたりして、それを押し通したため英和辞典からですらいい加減なことを教えられた経験から外国語を調べるときは、あえて本国で調べるようにしている。英語なら英米でのネット検索とオックスフォード英英辞書である。
日本ではカーニバルはキリスト教 謝肉祭と説明されていたがオックスフォード辞書では宗教的な説明をされておらずフェスティバルと似た解説があった。「リオのカーニバル」がキリスト教を起源としても、もはや宗教観なんて感じられないから具体的に明記されてないのか、それとも、やはり何々カーニバルと表現しないと具体性がないのだろうか?
wikipediaでCarnivalを調べるとクリスチャンの祭りという文言がある。そして、少数な意味としてフェスティバルと同等に使われることもあると。これは世界の国々でも認識が異なりそうだ。フェスティバルのほうは一般的なイベント(祭り)のことで間違いないようだ。
当然だがフェアーは「公平な」って意味だが、Trade Fair 商談会・見本市、State Fairが年に1度の盛大な州見本市 、Traveling funfair は説明文からすると地方巡業と読み取れた。fair trade だと公正取引と商売のことですから見本市に繋がるのだろうか。販売がある衣料や食品だと Fair で、機械や物ではない例えばコンピューターソフトウェアなんかだと販売がない展示会だから Exhibition が使われるような気がする。
こう見ると「熟語になってこそ正しい意味を表すのに、日本人の得意技である“肝心なほうを捨ててしまう”」ことであろう。以前にあった「旅フェア」ってのは Travel Exhibition (旅行展示会)と堅苦しくしないと正しくないが日本人のおかしな部分で意味を無視して音色で選んだのであろう。
適当なことを聞かされるほうとしては迷惑だということを企業やマスメディアは注意して欲しい。
| emisaki | 2019-07-23 Tue 12:42 | 大衆媒体::社会・海外 |
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