2018-01-07 Sun
世界遺産の場所とか特別な遺跡なんかで客数の制限をしているところはあるが、どうやらイタリアは総合的な人数として多すぎるために2年も前からホテル建設禁止としたり、やっぱり民泊の問題が出ていると指摘されていた。日本で“なになに村”なんてのがあるが、現実の村がテーマパークのようにされてしまって住民大迷惑とか。見誤ってはいけないのは観光客は激増したわけではなく徐々に増えてきた。既に20世紀末には日本で外国人が多すぎだって騒ぎ出した人数の2倍の年間4000万人、2015年に5000万人を突破。2016年には5237万人となった。世界的な旅行客の動きは2008年のリーマンショックから1年ほどマイナスだが2010年からプラスへ転じ続けている。日本国内の動きではリーマンショックは悲劇的な問題じゃなく東日本大震災の2011年のほうが下げ率が大きい。(参考:World Tourism Organizationや観光庁の資料より)
当事国で調べるのが早いのだが言語能力が乏しいためイタリアへ観光する国別の人数は調べることができなかった。よって推定と報道が語っていることになるが、大多数は近隣ヨーロッパからの客だと推定できる。
イタリアで観光反対のデモまで起きていたようだが、先に経済危機のギリシャがあり、国家として怪しくなったスペインなんか避けられるようになりイタリアが増えたってことはないのだろうか?そもそも地中海南側アフリカはヤバイ国だらけで観光地ではなく、日本政府が出す危険度を示す図によればエジプトすら大部分が大なり小なり危険地帯である。
スペインも2015年までのデータを見ると観光客は伸びているが一部の独立騒ぎで2017年からは変わってるかもしれないし揉めている地区以外は関係なく変化なく増えているかもしれない。
ここにきてイタリアでは観光客のマナーの悪さも理由に掲げられているが、確実な証拠は出されていないが近年の経済発展によって海外旅行客が激増した国々ってのがあり、含まれてる某国は世界中で嫌われている。総合的な客数は増えなくても集団で動いて被害をもたらすのが増えると地元のうっぷんが貯まってしまう。
当初は観光客が増えると田舎町も歓迎ムードだったが宿泊などする場所でもなく被害のほうが大きいため一転して平穏な日々に戻して欲しいと変わったと報道されてた。日本の都市から田舎町で取り沙汰されている問題と全く同じである。
ジレンマとして経済的に観光客に頼っている人たちがいるのだが、客数と金額の関係が日本より低くなっている。外国人観光客数が日本の2倍だからって日本の2倍も収益がない。
それは中国人が日本で爆買いから通常観光に転じたようにイタリアは近隣ヨーロッパからの客が多数を占めるから大金は使わないと読み取れる。2016年のデータ上はイタリアの年間観光客は日本の2.6倍であるが観光客が使った金額は日本の1.3倍でしかない。
見学はしに来るけど地元にお金が落ちなくなるってのも日本で起き始めた問題と同じである。
他国の場合は国内問題として通常犯罪のみならず、暴動やテロまでもが起きる可能性を秘めているが、日本の場合はその可能性は著しく低い。それだけに止めどなく客が増える可能性がある。
既に遅い状態だが日本も客寄せで騒いでいるのではなく、規制や日本に来るなら日本のルール、モラルの徹底も必要だし、国内情勢が安全でも既に国内で働いている外国人がトラブルを起こしているように外国人客が大事件を持ち込む可能性については危機感を持っていなくては危なすぎる。犯罪に至る事をする人は多数いると思っておいたほうが安全。外国人相手に観光で儲けている連中の脳天気もいい加減にしろと言いたくなるのであった。
日本として明日は我が身でもあり、日本で起きていることが他国でも起きていたわけだ。
平和ボケ日本人だけに何も考えてなさそうだ。
| emisaki | 2018-01-07 Sun 20:38 | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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