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大宮→新函館北斗 お先にトクだ値スペシャル
 「お先にトクだ値スペシャル」と言うと閑散期で更に客が少ない時間帯という感じだったが、そんな電車ないと思って調べたら臨時列車だった。早く行く方法については調査済みで06:00に大宮からなんて新幹線は通常ない。6月23日と30日のみの運行だった。

 そして、このお先にトクだ値スペシャルは大宮→新函館北斗の路線限定で途中駅の設定なし。「えきねっと」会員は容易いことだが、更に「モバイルSuica」であると安くなる。1ヶ月~21日前までの購入で通常21,740円、スーパーモバトク19,900円からそれぞれ半額になるが、以前よりトクだ値は未公表な座席数と不透明部分がある。他社を含めて謎の発行枚数の割引で「売り切れかぁ~」と多々みてると釣られてるのかとさえ勘ぐりたくもなる。

 「お先にトクだ値スペシャル」は片方向のみ、通常の「トクだ値」は5~40%で、往復だと「お先にトクだ値」25%のが買えれば片道5割引きと同じで利点は到着時間が早いのみ。今回に限り、お先にトクだ値スペシャルに加えて帰りも取れれば最も安くなる。大宮~新函館北斗の往復だけならばの話。函館から離れて周遊するほどお得度は減る。

 「週末パス」では青森どころか岩手県も圏外であるが「北海道&東日本パス」は経路の第三セクター鉄道を含むが青春18きっぷと同じ普通車専用で新幹線には乗れない。

 「大人の休日倶楽部パス(東日本・北海道)」が買えるようなら別途特急券のみで新幹線に乗れるが、その年齢に達して会員にならないといけないから当方としては絵に描いた餅なのだ。そして使えたとしても、26,000円、枚数限定、利用期間限定(閑散期)から往復程度では損する。

 新函館北斗は単に新幹線がそこまでしか通じてないだけだから新幹線から脱して札幌(新千歳空港)までLCCで往復したほうがよいんじゃないの。北海道なら他の場所でもLCCさえあれば何か観光地。


・ついに日帰りを提案し始めた?

 JRの策から山形・秋田新幹線と同様に東北新幹線も仙台~新函館北斗においての乗客が少ないことが読み取れてる。所要時間の長さからして10年以上先に札幌まで通じて改善するとは到底思えない。

 臨時便は大宮 06:00→09:41 新函館北斗 であり、乗り継ぎで函館10:09着。帰りは函館18:01→18:23 新函館北斗 18:36→22:38 大宮(東京23:04着)で現地に約8時間滞在できる。

 東京~名古屋も収まる「でっかいどう」として他の地域を回って帰れる余裕はない。函館から次の有名どころは長万部より登別か、207kmもあり特急で乗車時間2時間35分。移動となると宿泊なくしては無理である。

 飛行機は今の時期ならば問題ないが、冬であると遅れや欠航が付きものとなるのが北海道。北海道民にしてみると手段が増えることに意味があるようだ。地続きと言えるのは電車しかない。


・東京から少しでも早く行く方法は? (JR東日本 新幹線)

 今回発表された大宮からは2回限定の臨時便。JR東日本の全ての新幹線は大宮へ行っても通常運行に東京より早く出る便は存在しない。都内から在来線の始発でどこか新幹線の駅へ向かっても早く出る便がなく全て東京駅発に追いつかれる。

 東京~大宮のノロノロ運転区間を避けるにも臨時なくして早く着く新幹線がない。東海道新幹線が品川、新横浜と進めたように東北新幹線も真似しようとしてるのだろうか。日頃から東京駅を見ている限り定期便にできるほど客がいるとは思えない。





<追記 2018年5月18日
 6月の大宮発 新函館北斗行きは既に決めながらも何か実験的な要素がありそうだ。JR東日本の夏の増発列車の発表により夏期に大宮発の東北新幹線の臨時便が運行される。運行は決まっていたわけだ。

| emisaki | 2018-05-11 Fri 19:21 | 交通::情報・考察・計画 |
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