2018-05-30 Wed
新聞社のネットニュースで知ったがキヤノンはフィルム一眼レフカメラの販売を終了する。まだ売ってたと思うほうが多いでしょう。こっそりってのはプレスリリースではなく、サポート情報にしか掲載されてないから。本来ならば、販売終了がプレスリリースで、修理対応期間延長がサポート情報でしょう。ニコンも収益悪化を避けるためならやめたほうがいいと思うがやめてないし、キヤノンも「2強」だから取り上げられたにすぎず、多数のメーカーは既にフィルムカメラを販売していない。また、スマホなどで売り上げが落ちたコンパクトデジカメ市場も相次ぐ撤退があったが大きくは取り上げらずに終わってる...
フィルムカメラ本体は徐々になくなって発表しなくても在庫限りな状態であろうことは感じてるが、それ以前にフィルムの販売終了や製造中止が次々とあり、継続は収益より損失でしかないため、いつ全面的に終了しても不思議じゃない。更にその前に職業向けの現像所がとんでもなく縮小された。速報性が必要な報道がフィルムを使う意味がなく、フィルムの偏り(味という表現をする人もいる)を欲してるのはごく一部だけ。
販売してるのに修理しないなんておかしいから社の威信にかけて修理対応期間を延長したが、このあたり調べると業界の決めごとがあるが消費者基本法には決まった年数はない。家電業界として調べると部品の保有期間について会社によってまちまちであった。
皮肉な点だが、もし過去に今と同じ文明があったとしても気づけなく、鉄およびコンクリートは短期崩壊するから巨石文明しか見ることができないように、何かに保存しても一瞬で消え去る危険性のデジタルデータよりフィルムのほうが将来的に残ってる可能性が高い。リバーサルフィルムの現像後なら映像そのものが見える。現代技術は短期的利便性の追求で仕様も物理形状もころころ変え保存と再現においては脆弱すぎる。
近代ほど変わるのが早すぎて、スマホ世代はi-mode携帯電話すらわけわからないのではないかと思うが、黒電話の使い方がわからないようにカメラにフィルムの入れ方がわからないのではないか。遺品で発掘したのでさえ電動巻き上げになってたくらい。ごくわずかな人が あえて使ってるだけなので全体としてフィルムは経済的に十数年前には終了。
→ キヤノン > 一眼レフカメラ > おしらせ > フィルム一眼レフカメラ「EOS-1v」販売終了と修理対応期間延長に関するお知らせ
→ 消費者基本法 | 不当景品類及び不当表示防止法
直接的法律でなかったら、なんなのか
→ 公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 > 公正競争規約 > 製造業表示規約 > 別表3「補修用性能部品表示対象品目と保有期間」
にて製品種類別に年数が定められていた。
社名表記ダサイすぎて、キヤノンと富士フイルムも終了をお勧めします (ヤとイが小文字じゃない)
| emisaki | 2018-05-30 Wed 20:52 | 映像音声::静止画(写真機器) |
この記事に対するコメントの受付は終了しています。
コメント
先頭へ △