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猛暑で連日 高齢者の身体が語られる
 表立つ汗が出にくくなる/汗が出てるのに気づかない/トイレが近いからと水分を取らなくなる/体は悲鳴を上げてても温度が高いのを感じない/クーラー嫌い/などなど。高温を感じにくくなるところで共通する発言として、暑くないだの我慢できるだのあったが専門家の登場を待たずして状況証拠からも感じなくなっただけだと言ったほうが正しい。脳で感じず体は悲鳴を上げてしまうのが高齢症状。

 汗だくで帰ってきて気持ち悪く、先にシャワーを浴びてからクーラー全開のような中で頭を乾かしてから近くのコンビニまで買い物に行っただけなのに、俗に言う「滝のような汗」が出てしまった。水風呂に入ったわけじゃないから体には熱がこもったままで動いたからと想像はつく。そこから考えても老人の自宅風呂は危険がいっぱいでしょう。

 私が小さい頃には大多数の家庭であったであろう入浴での子・孫へ熱い風呂へ「100まで数えろ」とか言われて無理矢理に入らされたことである。ピーマンのクソまずさを理解せず喰わせようとするのと同じ。無知からくるものだが、年寄り・成人・子の感覚器官の違いってのは現代でも知識として浸透していない。友達と銭湯に行って水を入れたら爺さんに怒られたなんてことは私から上の年代の人が思い出せばあるはず。大半は忘れて自分の子に同じ虐待まがいのことをしてしまう。しかも自分らの頃と違って学校での体力測定からも明白であるように今の子は超過保護育ちでひ弱だ。学校の先生は自分が小さい頃を基準にして考えてるから気温の上昇以上に今の子の弱体化を理解せず事故が起きてしまう。

 前々から怒ってるのが観光地の温泉の温度があまりにも高温に設定されていることで、それらは感覚器官が狂った老人の意見を取り入れただけにすぎない。それで若年層を含む家族旅行では旅館よりも大きな施設が好まれるのは多様性のある施設だからである。別の理由も相まって家族風呂なんかも聞くが、どこにでもあるわけじゃなく全体の率として利用は難しい。草津温泉の方法は断片が正しいだけでクソ熱いお湯に入ろうとする自体が大間違いなのだとも怒った。

 どこまで世間に正しい情報が伝わるのかだが、温泉施設は老人を危険に晒さないようにする目的で水温を下げるのか、それとも元気な老人からの不条理な苦情をさけるためにそのままでいるのだろうか。
 こういう問題は多数決とは違う。体温にも差があり感覚にも違いがあるわけで、いつまで時代遅れも甚だしい「全体、右向け右」を続ける気なのだろうか?


| emisaki | 2018-07-23 Mon 22:29 | 旅・散策と行事::考察・批評 |
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