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山陰めぐりパス@JR西日本(1)
 「山陰めぐりパス」は「立山黒部アルペンきっぷ」に続き見つけた往復で異なる路線を使うお得な切符で山陰地域に乗り降り自由区間が設けられている。京都、大阪、神戸~姫路発着があり、大阪市内発着で12,500円(4日間有効)。京都からは13,500円だが京都~新大阪はJR東海のため在来線になる。往復には「特急スーパーはくと」と「山陽新幹線(新大阪~岡山)+特急やくも」を使うことになり、どちらが先でも良いが同一路線の往復は選べない...

【サンライズ出雲および新幹線と特急の場合】

 関西在住の場合は良いが東京からの場合に比較することになるのが寝台特急「サンライズ出雲」になり料金はシングルで22,790円。「サンライズ出雲」では周遊券は付いてない。そこで探すと9月末まで発売している「山陰満喫パス2018」というのがあったが2名以上同一行程という制約が付いたので今回は忘れることにした。

 「山陰路往復割引きっぷ」も米子~鳥取であるため、出雲市から米子への移動は別に必要で乗り降り自由は見当たらない。鳥取は含まないが「松江・出雲ぐるりんパス」も2名以上だった。そんなことで東京からサンライズ出雲 出雲市、鳥取、姫路=5.4万円を基準に別の方法も考えることにした(宿代はビジネスホテル7500円で計算)

東京 06:00→09:09 岡山 新幹線のぞみ 17,340円
岡山 10:04→13:07 出雲市 特急やくも 6,900円(乗継割引 [指]20,300円, [自]19,000円)
出雲市 16:14→18:16 鳥取 特急スーパーおき 5,270円
鳥取 10:46→12:23 姫路 特急スーパーほくと 4,460円
姫路 15:49→18:53 東京 新幹線のぞみ 15,960円(乗継割引 [指]22,520円, [自]20,240円)

 幸いにも速度が遅い時代の乗継が残っているため乗り継ぎがあるう駅にて途中下車し、宿泊してから旅を続けても乗継割引が適用される。よくわからないのだが、新幹線→在来特急、在来特急→新幹線で条件が変わってくる。

 上記の列車時刻は参考で、どこかで2泊を想定して比較しており(サンライズ出雲の場合は車中1泊とホテル)、姫路~東京も途中で大阪などに寄ることを考えると乗り継ぎ割引が使えなくなってくるので出費が増える。

 本件は関わらないが、東京での乗り継ぎには割引は適用されない。新幹線も同様なので、熱海から東京経由で高崎へ行ったときは指定席特急料金が5240円で間違えじゃないかと思ったのも東京から名古屋でも4,830円なんです。乗車券は続きで買えるが、中距離の特急料金は高くつくんで東京駅を挟んで別だとそうなった。

 そんなことで、出雲大社、鳥取宿泊、早朝にちょっと鳥取観光、姫路城、東京へ戻る 2泊3日を想定した場合、サンライズ出雲を使うより新幹線と特急を乗り継いで使ったほうが同じ出費で時間が取れることがわかった。



【山陰めぐりパス】

 交通費の面ではよさそうと感じたのだが、上記で示した周遊計画をすると費用が増すことがわかった。それは大阪や京都発着にすると姫路で途中下車ができない。「前途無効」にはできるようなので、大阪からのを買っても帰りに姫路で終わらせればよいことになる。姫路~新大阪の追加出費は仕方がない。

 すると、必要なのは東京~新大阪、姫路~東京の新幹線乗車券 14,250円、15,960円 と2泊のホテル代となるが、条件を同じに考えると5.8万円と4千円も高くなってしまうばかりか、切符の変更にて予定外の駅(新大阪)で下車しなければならない。

 「山陰めぐりパス」にて島根、鳥取での自由度は上がるが、主要都市のみと考えると関西地区からの利用者にしか意味がない結果となった。費用を抑えるために大阪まで夜行バスや新幹線の割引を使うのは上記の別計画でも可能だから無意味。

 東北、北陸、山陰と順番に探ってきたが、どれも日本海側は難所ばかり。本州の厚みとして東北より中国地方のほうが薄いのだが都市と都市の距離として考えると東北のほうが近いかも。東北に比べると太平洋側から日本海側へ特急電車が各所に通ってるのだが効率の良さが見えないのも島根と鳥取にみられる人口の少なさだろうか。

移動に関して何か見落としがありそうなので、もうちょっと探ってみよう。
まだバスを探ってない。
| emisaki | 2018-08-25 Sat 22:13 | 交通::情報・考察・計画 |
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