2018-09-13 Thu
グッドタイミングで本日のBSテレビ東京「空から日本を見てみようplus」が “熊野古道 奈良県十津川村” であった(録画されてたが先週は「熊野古道 奈良県吉野~天川」だった)。十津川村の周囲も紹介していたが、空からは実に楽なことで十津川村の東や西の村はコミュニティーバスを乗り継いで行ったら当日に帰れないところばかり。村から町へ出て帰るよう1往復あるだけだから、こちらからすると夕方に到着して翌日朝に戻ることになるマジ秘境である。・東京から行く場合に時刻表からの可能性 (一泊二日の過酷スケジュール)
東京、京都、大和八木駅(橿原市)、五条駅・五條BC、橋本駅(和歌山県)、高野山
4月ならば、吉野山へのコース変更。
予備、大和八木駅から南、岡寺駅から西へ徒歩1km益田岩船
五条駅・五條BC、上野地(谷瀬の吊り橋)、十津川温泉、果無集落(熊野古道)、新宮駅
※ リンク先 上記駅名および地名は地図へ、路線名は交通事業者。 時刻は土日祝日ダイヤ。
<A案 1日目>
東京→品川 0600→0802 京都
京都 0815→0902 大和八木(近鉄特急 賢島行き 乗880円+特900円)
大和八木駅(南) 0915→[奈良交通バス八木新宮線]→1031 五條BT 1090円
五条(奈良) 1103→[JR和歌山線]→1119 橋本(和歌山)
橋本駅 1137→[南海高野線]→1224 極楽橋駅
極楽橋駅 1229→[高野山ケーブル]→1234 高野山駅
高野山駅前 1240→[南海りんかいバス 410円]→1301 奥の院前
奥の院前→[徒歩]→女人堂
女人堂 →[高野山ケーブル]→ 高野山駅
高野山駅 →[高野山ケーブル]→ 極楽橋駅
極楽橋駅 →[南海高野線]→ 橋本駅
橋本駅 →[JR和歌山線]→ 五条駅
高野山の予定は自由度高く、翌日08時までに五條バスターミナルに着くような所に宿泊。
<A案 2日目>
五條BC 0810→[奈良交通バス 十津川温泉行き]→0947 上野地
谷瀬の吊り橋(猶予 最大17分 バス停から1分。観光シーズンは注意)
上野地 1004→[奈良交通バス八木新宮線]→1111 十津川温泉(五條バスセンターから2650円)
十津川温泉 1111→[徒歩]→果無集落→[徒歩]→十津川温泉
十津川温泉 1339→[奈良交通バス八木新宮線]→1547 新宮駅 2050円 乗車証明書いただく
新宮駅 1550→[タクシー]→1555 摂社神倉神社
・→新宮駅 1550→[熊野交通バス 市立医療センター行]→1604 裁判所前(権現前の2~3先)
・→新宮駅 1600→[熊野交通バス 紀伊勝浦行き]→1614 裁判所前
摂社神倉神社 1620→[徒歩1km]→1640 熊野速玉大社
熊野速玉大社 1700→[徒歩350m]→1703 権現前バス停
権現前 17:03→[熊野交通バス 近大新宮高校前行き]→1708 新宮駅
・→権現前 17:07→[熊野交通バス 新宮駅行き]→1711 新宮駅
新宮 17:30→[ワイドビュー南紀8号(東京へ接続最終)]→20:49 名古屋
名古屋 21:12→[のぞみ64号(最終)]→23:45 東京
難所多し。大和八木からより停車時間が短く谷瀬の吊り橋の見学時間がなくなる可能性もある。上野地で乗り遅れると以下の予定で1時間以上短縮しないと帰れない。11:11着が1本後だと13:29着になる。そのバスによって新宮へ向かう計画なのだから果無集落へ行けないことを意味する。
可能性は十津川村のタクシーだが、そのタクシーは村の呼び出し便(オンデマンド型)として使われてるため使えるかわからない。十津川村は672.4平方kmで東京23区619平方kmより広い。滋賀県のほとんどが琵琶湖は誇張して実際は6分の1だが、奈良県の大部分が「村」ってのは事実である。タクシー呼び出せても時間的余裕がなく計画が破綻する可能性から頼ることはできない。
果無集落へ行く時間を作るために連鎖的にバスを1本遅らせてゆくと、新宮駅18:24着となり大都市圏へ戻ることができない。名古屋へ戻れる最終電車は17:55。そうなった段階で十津川温泉か、新宮、紀伊勝浦などで宿を探すことになる。
避けたい展開だが八木新宮線(新宮方面)の最終3便目が時刻通り20:22に新宮駅に着くなら、三重交通新宮駅前 20:25→05:55 バスタ新宿 という選択肢もある。休日を避ければリスクは減らせると思うが、前回に引退組(60-65歳以上)の観光客をかなり見たため事前調査が必要。
途中のバス停で乗降客が多い場合には遅れる。その遅れは終点まで縮まることがない。よってバスの乗り継ぎは10分の余裕すら危険。時間帯によっては観光客の有無は推測できる。
2日目の終わりのほうは知る人が見れば馬鹿な計画に見える。摂社神倉神社、熊野速玉大社へ行くなら途中で降りれば良いのだが新宮駅まで行ってから少し戻ってる。当然その理由はここまで来たなら八木新宮線の全線に乗るためだけの理由。時間通りなら新宮での予定は予備のバスも1~2便あるため難しくはない。せわしない予定であることは確か。
十津川村前後でのバスが1日3便しかないから途中でプランBという保険が張れない。どこか破綻すると重要な観光をあきらめて計画を立て直さないといけない。吊橋どころか綱渡りの計画になってる。
<追記:
奈良交通 路線バス 十津川線(五條バスセンター ~ 十津川温泉) 2020年9月30日で廃線。
よってその区間は八木新宮線(大和八木駅 ~ 新宮駅)の1日3便のみとなった。
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| emisaki | 2018-09-13 Thu 23:19 | 旅・散策と行事::計画・調査 |
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