2018-09-29 Sat
本当は反エコロジーなリサイクルが多々あるように、何か筋違いのことを正当化させるCMが増えたような気がする。飲食においては、以前からのハーゲンダッツのカチカチなアイスクリームを誤魔化すのに始まり、先日は観光展示会で新幹線のアイスクリームとして販売された。そして「充電切れた」なる間違った日本語に引き続き「大人舌」とやらでも同じ方がCMに御出演。音が聞こえなくなるのと違い、ある種の味覚を失うのは若年の頃に急激に訪れ、加えて人間の経験則において本能としては毒物と思う味を受け付けるようになる。味覚を失ったのに昔から大人の味、CMでは「大人舌」と称している。
統計データは見当たらないが、一説によると近年では小さい頃から「まずい」と思ってきた味を大人になっても食べなくなり、経験から失う分を残している人が増えたため、求める味が違ってしまったという。反面、異常な人たちも増えてしまったが、食べ物として言うべきは正しく劇辛を好むのを味覚障害と呼ぶのは間違っており辛みは痛点で味覚ではないようだから「ドM」な舌の持ち主とするのが正しいか。
そんなことで若年層の大人への憧れを利用することよりも、音が聞こえなくなるのと同じように「劣ってる」だけだと真相がバレてきていて、「大人舌」なる宣伝は味覚を失った奴が考えた大失敗ではないのかな。理由からしてバレたわけじゃないので少しは効果あるだろうがね。年齢が高いほど「大人の味も知らねぇのか」とか言ってくるよう自分の味覚が劣ってることを理解していない。総合して「味」とやらは味覚だけではなく嗅覚の優劣も重要な要素である。
カカオ70%商品が販売されたとき「人間の食い物じゃねえ」って怒りを思い出した。優越感に浸るべきは「大人舌」なんかじゃなく「子供舌」を持っていることにある。ですから「大人舌」を事実誤認させるのではなく、感じなくなる多数派に対して正しいCMを打つべきである。
| emisaki | 2018-09-29 Sat 13:45 | 大衆媒体::広告 宣伝 |
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