2018-10-01 Mon
紅葉時期に合わせてJR東日本が都区内から特急電車とバス、ロープウェイのセットを売り出しているのだが、2度行った経験では高いと感じた。だったら1万円くらいで、ぶどう狩りも付いたバスツアーがありそう。JRの旅行会社のは、おおよそ山手線内発着で8,800円となっている。内訳が、新宿まで普通電車、新宿~甲府が特急、甲府駅から昇仙峡滝上まで路線バス、仙娥滝駅からロープウェイの往復...
錦糸町→新宿→[特急]→甲府 2,270+1,860=4,130円×2、甲府駅から路線バスが900円×2、ロープウェイが往復1,200円で計11,260円となり確かに安いが、落とし穴としてはツアーじゃないから添乗員もいないし、指定はJRのみで他は交通費のみ、食事も宿泊も伴わないのに旅行日当日の購入は不可、2名以上でしか申し込めない。
自由度の高い切符購入で、どこまで割引料金に迫れるか?
・JR 新宿(都区内)→甲府 特急指定 回数券バラ売り 2,780円が相場
・えきねっとトクだ値 山手線内→新宿→甲府 通常期2,670円(自由度が低くなるので参考)
・山梨交通 路線バス 甲府駅→昇仙峡滝上 900円
・昇仙峡ロープウェイ 往復1,200円(過去10年で1000円から1100円、消費税上げで現在)
・昇仙峡を下る(徒歩のみ)
・山梨交通 路線バス 天神森(昇仙峡口)→甲府駅 590円
回数券バラ買で同じコースを辿った場合は計8,560円、散策して下ってからバスに乗れば300円くらい浮く。えきねっとトクだ値なら更に100~200円安くなる。えきねっとトクだ値で購入する場合は予め乗る電車を決めておく必要があるが、回数券の場合はその場で決めればよい。特急の回数券は6枚綴りだから3人で行く場合は普通に駅で買えば1枚あたり2,880円。往復の旅行商品でなければ必ずしも往復である必要がないため、新宿→甲府→松本→新宿と廻ってこられる。
ところが落とし穴が待っていたぜ
・甲府→松本 [乗]1,940円+[特自]1,830円=3,770円(指定席だと4,290円)
おいおい 東京から甲府より高いぜ。
だからって回数券も、えきねっとトクだ値もありません。
JR東日本お得なきっぷページから
・信州特急料金回数券(4枚つづり) 2,040円
なるものを発見するも長野県内だけだよ。 甲府から特急が停車する最も近い長野県内の駅は8駅先の富士見駅。富士見から松本まで乗車券付き自由席特急券が駅前の自販機で1,500円との情報(掲載写真より読み取り)。甲府→富士見の乗車券が840円ですから合計2,340円と、面倒くさい行程で合法的に1,430円浮く。このあたりは待ち時間と長くなる所要時間をお金に換算すると損となる。この事前に探ってる時間が無駄だと思われそうだが金銭にならない時間を使ってるし今までも情報としての価値が出ているため損な時間ではない。
乗車券は富士見駅で分割購入するだけで130円お安くなる。富士見駅の途中下車には観光という点でもメリットがなく、停車する特急電車が少ないので松本までケチるなら普通電車を使うか、出費やむなしと素直に甲府から特急電車に乗るかになる。松本→新宿でも回数券をバラ買いすればお安くなるので、中間の移動は普通に買えばいいんじゃないかと。
信州特急料金回数券をバラで事前に入手できるならば、甲府から富士見までの特急券を購入して繋げて利用すればよいのだが、バラ買いの手数料がかからないと仮定しても、3770円が3180円になるだけ。金券屋から買う場合には1枚単価の510円で済むはずがなく、金券だけに送料が500円以上かかるはず。1~2人なら普通に駅の券売機で切符を買ったほうがよさそう。
甲府~松本には高速バスは見当たらない。ハイウェイバスで山梨県全域から長野県全域で検索したら検索結果なし。新宿から松本行きは山梨県内の中央高速では停車しない。東名高速と違って、ちょこちょこ乗れるバスが走ってない。山梨県から長野県への路線バスは繋がってないし、あったとしても交通費と時間の無駄。
→ 山梨交通 > 路線バス
→ 昇仙峡ロープウェイ
→ JR東日本 > 信州特急料金回数券(4枚つづり)
| emisaki | 2018-10-01 Mon 12:50 | 交通::情報・考察・計画 |
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