2019-02-20 Wed
2019年2月20日 フジテレビ 何だコレ!?&林修ドリル 日本のナゾ大調査SP林修のニッポンドリル 箱根・朝の三山参り
知らない場所が題材だと吸収するだけだが、いざ知ってる場所が扱われると「黙ってたのに何を伝えてやがるんだー」って気持ちになるんだね。三山参りってのは箱根神社、九頭龍神社、箱根本宮のことで伊豆箱根鉄道の策略でしょう。
箱根神社は元箱根から近いので多くの旅番組が訪れている。九頭龍神社は縁結びの話題で船で行くのが紹介されたり、数名でモーターボートのチャーター船も紹介されたことがあるが、湖畔の遊歩道が今回テレビで伝えられてしまった。知ってたから今まで九頭龍神社へ行くのに日常運行してない毎月13日だけの船を待つなんて「なぜ?」って感じだった。
箱根園から徒歩1.4km、湖尻から徒歩1.7kmである。私は箱根園からは普通に歩くと15分で着きます(時速2.8kmなら30分)。番組の企画だと周るが通常の観光で箱根園となると遊覧船(経路上)、箱根駒ヶ岳ロープウェイ、箱根園水族館、時期によっては大島桜(実際は5本が合体)となり自動車では行けない九頭龍神社へ行くには時間が必要だ。「朝の三山参り」って言ってるが九頭龍神社がある九頭龍の森は09~16時で500円の入場料がかかる。船から上陸は無料ってことになってるが毎月13日の特別便の代金1500円にもろもろ加算されてる可能性もある(そのあたりテレビ番組では語らず)。
次にテレビを見ていて「えぇ?」って思ったのが、本宮に「もとつみや」ってルビ(ふりがな)が付いていたこと。確かに宗教法人箱根神社の画像にだけ「もとつみや」は見つかるのだが、現地にある説明看板と観光案内などの資料では「もとみや」となっている。どっちでも良いって部類に入るのかもしれないが確証が掴めない。
箱根駒ヶ岳は私が最近に行ったのは2015年で、それから大きく料金が変わったのが箱根駒ヶ岳ロープウェイである。旅した時は伊豆箱根鉄道だったが、その後に箱根園など経営している株式会社プリンスホテルの経営に移管されており、現時点の往復料金は1600円となっている。13日に船で九頭龍神社へ行く特別便の乗船券提示にて割引が受けられるが、それよりも「箱根旅助け」(周遊券)の効力のほうが強い(九頭龍神社への便は含まれないが)。
2015年くらいに十国峠ケーブルカーの値上げによって「箱根旅助け」は2800円から3000円になったが、従来通り、箱根圏の伊豆箱根バスに加えて箱根駒ヶ岳ロープウェイ、芦ノ湖遊覧船双胴船(海賊船は小田急グループでダメ)、十国峠ケーブルカーに2日間乗り放題に加え、箱根園水族館に1回入園できる。バス代で元が取れるが、ロープウェイ、遊覧船と水族館でも元が取れる。軽く使って金額の2倍くらいの効力がある。小田急グループは箱根フリーパスを出しているわけで永遠の戦いからして周遊券の消滅は考えにくく再放送時の再確認の手抜きより視聴者の身になって伝えるべきだ。
伊豆箱根鉄道かプリンスホテルかの宣伝で意向に沿った作りでないならば、やはり、いつも通り制作スタッフの調査力の低さを露呈した。どの程度の資料だけを見て制作を進めてきたのかを見透かすことができた。再放送を考えると金額なんてのを含めたくないのもわかるが、船、ロープウェイ、バスの点で小田急と競合しない場所だから配慮して情報を出し惜しみもする必要がないからテレビの情報は片手落ちだと感じたのであった。
京都の放送回でもあった「朝の」と称されても敷地内の場合は入れる時刻を考えると移動などから容易くはないのである。京都なんて世界的観光地だと混雑を避けられるのは1カ所で終わってしまう。お寺は早いが他所は朝とは言い難い09~10時がいいところで、本件ならば周遊する順番を間違えると混雑から逃れられない。日本人のほうが多い場所は朝に加えて平日であるほうが少ないだろう。九頭龍神社もテレビの影響だから箱根駒ヶ岳ロープウェイもこれで人が増えちゃうのだろうか?
「朝」から行動は、とっくのとうにやってきた作戦であるが、時差を持ったままの外国人観光客は必然的にやってるし、外国人だらけだから京都の早朝が混雑しないと紹介していた外国人がいたよう近代のテレビは何かとネットから情報を拾ってるとしか思えないのでした。それにしては調査が穴だらけ、裏取りせず利用してしまうのは手を抜いているからだとしか思えません。
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箱根園から徒歩1.4km、湖尻から徒歩1.7kmである。私は箱根園からは普通に歩くと15分で着きます(時速2.8kmなら30分)。番組の企画だと周るが通常の観光で箱根園となると遊覧船(経路上)、箱根駒ヶ岳ロープウェイ、箱根園水族館、時期によっては大島桜(実際は5本が合体)となり自動車では行けない九頭龍神社へ行くには時間が必要だ。「朝の三山参り」って言ってるが九頭龍神社がある九頭龍の森は09~16時で500円の入場料がかかる。船から上陸は無料ってことになってるが毎月13日の特別便の代金1500円にもろもろ加算されてる可能性もある(そのあたりテレビ番組では語らず)。
次にテレビを見ていて「えぇ?」って思ったのが、本宮に「もとつみや」ってルビ(ふりがな)が付いていたこと。確かに宗教法人箱根神社の画像にだけ「もとつみや」は見つかるのだが、現地にある説明看板と観光案内などの資料では「もとみや」となっている。どっちでも良いって部類に入るのかもしれないが確証が掴めない。
箱根駒ヶ岳は私が最近に行ったのは2015年で、それから大きく料金が変わったのが箱根駒ヶ岳ロープウェイである。旅した時は伊豆箱根鉄道だったが、その後に箱根園など経営している株式会社プリンスホテルの経営に移管されており、現時点の往復料金は1600円となっている。13日に船で九頭龍神社へ行く特別便の乗船券提示にて割引が受けられるが、それよりも「箱根旅助け」(周遊券)の効力のほうが強い(九頭龍神社への便は含まれないが)。
2015年くらいに十国峠ケーブルカーの値上げによって「箱根旅助け」は2800円から3000円になったが、従来通り、箱根圏の伊豆箱根バスに加えて箱根駒ヶ岳ロープウェイ、芦ノ湖遊覧船双胴船(海賊船は小田急グループでダメ)、十国峠ケーブルカーに2日間乗り放題に加え、箱根園水族館に1回入園できる。バス代で元が取れるが、ロープウェイ、遊覧船と水族館でも元が取れる。軽く使って金額の2倍くらいの効力がある。小田急グループは箱根フリーパスを出しているわけで永遠の戦いからして周遊券の消滅は考えにくく再放送時の再確認の手抜きより視聴者の身になって伝えるべきだ。
伊豆箱根鉄道かプリンスホテルかの宣伝で意向に沿った作りでないならば、やはり、いつも通り制作スタッフの調査力の低さを露呈した。どの程度の資料だけを見て制作を進めてきたのかを見透かすことができた。再放送を考えると金額なんてのを含めたくないのもわかるが、船、ロープウェイ、バスの点で小田急と競合しない場所だから配慮して情報を出し惜しみもする必要がないからテレビの情報は片手落ちだと感じたのであった。
京都の放送回でもあった「朝の」と称されても敷地内の場合は入れる時刻を考えると移動などから容易くはないのである。京都なんて世界的観光地だと混雑を避けられるのは1カ所で終わってしまう。お寺は早いが他所は朝とは言い難い09~10時がいいところで、本件ならば周遊する順番を間違えると混雑から逃れられない。日本人のほうが多い場所は朝に加えて平日であるほうが少ないだろう。九頭龍神社もテレビの影響だから箱根駒ヶ岳ロープウェイもこれで人が増えちゃうのだろうか?
「朝」から行動は、とっくのとうにやってきた作戦であるが、時差を持ったままの外国人観光客は必然的にやってるし、外国人だらけだから京都の早朝が混雑しないと紹介していた外国人がいたよう近代のテレビは何かとネットから情報を拾ってるとしか思えないのでした。それにしては調査が穴だらけ、裏取りせず利用してしまうのは手を抜いているからだとしか思えません。
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| emisaki | 2019-02-20 Wed 21:16 | 大衆媒体::テレビ・映像 |
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