2019-10-24 Thu
今年の漢字も「災」なんじゃないかと思うが、案の定、房総半島でも「えきねっとお先にトクだ値スペシャル」発表された。新潟県と山形県境沖合を震源とする地震から客足が激減して行われたように、JR西日本との絡みがあるが便数が減ってもなおかつ客が減るなら北陸新幹線でもやりそうな予感。東京から近場の房総半島にして遠い場所には乗車券料金と同程度で特急に乗れることになるが、木更津くらいなら総武快速を使ったほうが良い。テレビ番組で埼玉vs千葉を仕掛けることがあるが例のランキングは関係なく埼玉のほうが格上。
交通の便として半島と名の付くところは不便で、大きくなるほど不便さが増している。ですから三浦半島より伊豆半島、伊豆半島より房総半島、房総半島より紀伊半島って具合。伊豆も紀伊半島も1時間に1本くらいは特急が走ってる。ところが房総半島はどうだろう。
最も多く運行してる「わかしお」勝浦、上総一ノ宮、安房鴨川行きで1日11本。「しおさい」銚子行きが6本、「さざなみ」は平日に君津まで、館山行きは新宿からになって土休日の朝に2本だけ(戻りは15時、16時と早々)。期間は12月1日から2020年1月31日までだから館山行きが増えるのか知らないが当然ながら年末年始は割引対象外だ。
東京湾アクアラインで通勤客の多くが渋滞はあってもラッシュアワーのない高速バスへ移行した。料金の高い特急は次々と廃止、観光客も不便になると負の連鎖が起きてきた。お先にトクだ値スペシャル、どう使えって言うんだろうね。高速バスなら木更津まで1500円程度、館山までは2650円であった。特急電車だと4200円だから半額になれば高速バスより安いと言いたいんだろうけど、運行してなければ絵に描いた餅である。
→ JR東日本 > プレスリリース > 房総方面の特急列車にえきねっと会員限定のおトクなきっぷ「お先にトクだ値スペシャル(乗車券つき)」(50%割引)を発売します!
| emisaki | 2019-10-24 Thu 19:00 | 交通::情報・考察・計画 |
先頭へ △