2018-04-12 Thu
先月閉店した「ぐんまちゃん家」は5月再開予定だ。何年も前から群馬県議会で すったもんだ あった群馬県の店「ぐんまちゃん家」もついに移転。揉めた理由は歌舞伎座の向かい側、晴海通りと昭和通りの角という土地で家賃が高く、好立地なのに売り上げが低かったから。最近は黒字と言いながら過去の累積赤字が移転理由かと思ったら違ってた。ぐんまちゃん家は当初 家賃500万円くらいと聞いたような気がするが約654万円(1・2階)にも膨らんでて家主が再契約で更にぼったくろうって寸法か? 既に建ってて建て替えるでもなく地価・建築費高騰には「建築費? ちょっと何 言ってるかわかんないんですけどー」と言ってやりたくなる...
借り手には関係ないが概算で固定資産税も劇的には収入に比べりゃ膨らんでないから儲けを増やしたいわけだな。出て行くにも住居と違うからって値上げされても立ち退き料が出ないのか? なめられてないか心配。
移転場所は私にはわかりやすくて有楽町駅、銀座駅からニコンプラザ銀座の近く。銀座にしても裏手だからストリートビューで過去を確認すると1~2年間隔で店が入れ替わってきている。既に移転しているスペインクラブ銀座があったところ。月額約580万円(1・2階)で1割安くなるとのことだが立地条件の落ち具合は1割どころじゃないと思うぞ。前より広いだけ。
静岡県の一部の集まりが出店を延期してるように別の場所を探すとか突っ込みどころはあるはずだが懐が痛まないから決めちゃうのか? 経費が少し安くなる程度で立地条件を悪くするのは失敗だと言っておこう。どうせならもっと家賃が高くても立地条件を良くすべきだったのではないか。
ついでに茨城マルシェも3月末で一時閉店し、9月にリニューアルオープンとなっているが詳細不明。某ランキングは毎年ビリだが群馬県より売るものはあるはずも、離れたところから人がいると思うと隣のセントル ザ・ベーカリーだったりするので、わざわざ行く人は少ないのかもしれない。私もメロンは買いに行くが後はさっぱりだったりする。移転じゃなく半年休業は何かありそうだ。残る“南”東北地方?の栃木県は東京スカイツリーの下で営業中。
何か知らぬところで再編が行われているのかもしれないが、なぜ複数で一棟借りをしないのだろう?都道府県とて縦割り、揉めるのは明白か。ドミナント出店という言葉を知っていれば正しいことくらいわかる。有楽町・銀座という土地では集まっているわけだが、ちょっと広すぎだろ。東京交通会館が古くて狭いってことを考えたら路上分散してたのを集めたバスタ新宿のように都道府県ビルって建てるべきである。建物内の場所は魅力度ランキングのビリから決められるってのはどうよ。
(上記に近い施設 東京都台東区浅草2-6-7 「まるごとにっぽん」)
銀座の熊本館も改装で一時閉店してたんで、俺が昔から「熊・本館」と冗談で言ってたから「熊・別館」でも実現するかと思ったが、そうはならなかった。熊本のように短期的な改装なら変には感じないが長期的は経営的に問題があると見るのが妥当。
他の都道府県で見当たらないと思うのは過去に開業してて閉店に追い込まれている。ロクに戦略を考えてもせず高額家賃の東京都心部に出店して大赤字で撤退。ところが税金だからか、懲りずに復活して失敗を繰り返している地域も多く見られる。一度の失敗で駄目と判断したがる日本人の思想は大間違いであるが、俺が問題視してるのは失敗から何ら学ばない奴らのことだ。
私が客だから「そんなところ行きたくない」って思うだけに、超高額だからって家賃をケチることが大失敗に繋がることくらいわかるのだ。地方の人間だから東京はどこでも人が多いと見えるのだろうが、ひとたび裏路地に入った銀座の人通りの少なさを何もわかっちゃいえね。裏通りでも家賃が高いだけに売り上げ額は重要だ。高学歴に公務員採用試験が優秀で採用されたからこそバカと呼んでおこう。肩書き的に上に行くほど強く感じる傾向。
下記資料にあるように、運営自体は委託でも都道府県が直接絡んでいるのと、地域の民間団体が補助金などを得て物産館を出している場合が見られる。だから地域によっては一元化されず競合してつぶし合うことになってる。これが魅力度ランキング1位の北海道くらいだと複数の店舗を抱えて何ら問題ないのだが、上位でも「売り」になる商品がない都道府県では例え1店舗だろうが常設出店の考え方自体が間違っているとも思える。
転出超過の静岡県は昔3国に分かれていたからか知らんが、まとまりがない。昔のように割れている。まとまっても商品が少ないってのに割れて出店しているわけですから儲かってるとは思えない。
個人的に、東京交通会館(有楽町駅前)が中心で行動するから、ひと駅離れている東銀座の旧ぐんまちゃん家や、いわて銀河プラザは別々となり、周辺の店舗数から行く機会は劇的に少ない。有楽町から東京駅、日本橋と流れて立ち寄るのは単に自宅のほうへ向かってるだけ。そう考えると東銀座(晴海通り)は近代移民者のすみかがある晴海や豊洲への道。
新しくなる ぐんまちゃん家がGINZA SIXの近くだからって裏道で客が増えるとは到底思えない。私としては、わざわざ行く客よりも通りすがりの客のほうが劇的に多いとみているからで、旧ぐんまちゃん家は歌舞伎座やら新橋演舞場からの客に救われていたとしか思えないのだ。
俺が敵視している歩道爆走チャリの都市生活不適合者は銀座界隈も築地場外だろうと自在なわけだから収益に繋がるには決定打が必要だろう。確かに以前はママチャリが多く走るなんて有り得ない場所だったわけで、歩道への違法駐輪も増えてるが、連中によってアンテナショップの劇的な収益増につながってるとは考えられない。私の読みとしては、立地条件の良いところだけ関東の人口の多さに救われて大勢の「ついで客」が集まり、ちょっと駅から離れたようなところだと真のリピーターは劇的に少ないと見る。何度もレジに並んできてると客層は見えてくるものだ。店舗ごとに違うだろうが統計として見れば劇的に違いはなかろう。
<分析結果を出すのに参考にした閉店などの記録>
わかやま紀州館 日本橋再開発閉店 → 人形町へ移転し2017年2月22日閉店 → 東京交通会館へ出戻り
長崎よかもんショップ四谷 2017年3月31日 閉店 2016年3月7日 開業の日本橋長崎館と競合
福島県八重洲観光交流館 2017年11月23日 閉店 福島県として後に開業した日本橋ふくしま館と競合
京都館 2018年3月11日 京都館が入ってるヤンマー東京支社建替えに伴う閉館。移転・再開未定
銀座熊本館 改装工事のため休業 2018年3月12日~3月27日。3月28日 午前11時に再オープン
ぐんまちゃん家 契約切れ家賃高騰 2018年3月21日 閉店。移転し2018年5月中に再開予定
茨城マルシェ 改装工事のため長期休業 2018年3月閉店、2018年9月頃に再開予定とのこと
※ アンテナショップは和製英語
※ 2018年4月14日 加筆修正
| emisaki | 2018-04-12 Thu 22:24 | 催し::情報・計画・考察 |
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