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オカルト番組の危険性@やりすぎ都市伝説
2018年5月18日放送 テレビ東京「やりすぎ都市伝説SS 緊急!人類の未来年表は残り27年」

 Mr.都市伝説 関が偉そうに語るわけだが、それなりの人ならオカルト雑誌の受け売り番組じゃねーかって思ってきた番組。フジテレビの「世界の何だコレ!?ミステリー」はバラエティー番組になってるから大ボラ=嘘と解りきってる事として扱うことが多く、側面で家族として楽しめる要素がある。だが「やりすぎ都市伝説」のほうは断片の事実から、あたかも巨悪や恐怖を煽る尾ひれはひれを付け三流週刊誌みたいな作りをしているから世間へは有害となろう。断じて科学的に訴えかける番組などではないのだ。特別版とのことで私がそこしか面白いところがないと思ってる ケンコバの話とサバンナ高橋の音源(空耳)がなく残念...

 過去に書いたが私も地球が寒冷化に向かうを支持してるのは、観測と地球に刻まれた歴史からの科学的解釈でありオカルト話ではない。この手の番組は、事の真相ではない断片の事実から、いたいけな少年少女を金づるにする連中がワケのわからない話を展開するから全てが信用されなくなる。


 磁極の逆転現象(ポールシフト)も実にオカルト雑誌的であり私が小さい頃から長年ネタにされてきたこと。少年時代に読んだことがある月刊誌では加えて地軸のほうが動く妄想もあって、まさにオカルトだった。太陽系形成以後はそんな要因がないからね。磁極が動いてるのは、地磁気とやらはどうして発生しているのかを知らぬからだ。対流により地表が動かされているからパンゲアって呼ばれる大陸から分裂したんじゃないか。南磁極、北磁極のみならず地球中の磁界の方向は変動している。

 そして歳差運動、自転軸の変化は地球として当たり前にある動きであるが、万年単位での変化である。マウンダリー極小期を持ち出したのも過去の周期からのことで、過去には飢饉となったが推定される気温の変化からすると今の技術ならさほど問題はなさそうだ。

 番組で語られたのはオカルトのほうをひっくるめて語ってたから見ててテレビに向かってお前は馬鹿かと突っ込まざるを得なかった。詐欺師が使う手と同じようなテクニックを使ってるのだが、むちゃくちゃすぎて無知な人たちさえ離れる持ち込み方。番組では地軸が傾く話をしておきながら「さらにヤバイのが磁極の反転(ポールシフト)」だと語っていることで呆れた。地軸が傾いたほうが遙かにヤバイ。
 太陽との距離が変わらなくても夏は熱くて冬は寒いなんて当たり前を無視するようだ。宇宙規模の年数なら、しょちゅう起きてる地磁気反転の時期に大量絶滅は起きてない。人類存続においては放射線の増加より寒冷化のほうがよっぽど危険である。どっちにせよ人間の一生を越えて長期的に続くはずだから。

 地磁気は地球内部で発生させてるから天文学的単位よりは早く起きているが、地軸が急激に変化もしてないことは天体観測の学者が証明してくれる。動くったら東日本大震災のときのようマントルの上に乗ってるプレートのほうだわな。あのとき日本が1メートル動いたとして星の見え方が変わったと感じるレベルじゃない。まだ専門家の出番は必要ない程度で十分ではなかろうか。

 78万年前の地磁気反転の話だと思ってたら何の関係もないカッパドキアを持ち出し、その話がすり替わってオカルト雑誌・番組おなじみの古代核戦争となり、もう支離滅裂。うなずけたのは「日本人が平和ボケから目をさませ」って所だけでした。番組の続きAIがらみは全て昔のSF映画から何度も扱われてきたネタでしかない。
(注釈: 長期避難の居住地候補ならギョベクリ・テベというのもある)

平和ボケするなは同感として同時に科学っぽい事を言う実は妄想も排除。
番組制作上の問題点は、地球環境の変動と妄想劇場がごちゃ混ぜにされてたこと。


 90年代、テレ朝の深夜番組に頭がおかしいとしか思えない人たちが登場し、妄想劇場を展開して大槻教授が怒ってたのを思い出すが、その後「ビートたけしの超常現象(秘)Xファイル」なる番組へと繋がってる。死んでない人とか存在しない人までも下ろせるイタコを笑い話にしてたように、お笑い番組を信じて嘘だと指摘してもしょうがないのだが一応マスメディアだからね。今なら科学的根拠もないホラ話ですと最初から告知するか、黙ってヤラセ番組かでなければ放送できないでしょう。

 番組の最後に、どうのこうのと逃げ口上の字幕を出すが番組中では肯定してるもいいところなのに「信じるか信じないかはあなた次第」と逃げの手は打つ。そこはオカルト月刊誌が文体としては完全肯定しているのと同じような感じ。
 CMであったならその時点で「個人の見解です」と示さなければならない。ところが番組となると規制が取り去られてしまってる。法的規制もない放送禁止用語をテレビ局が勝手に定めてるくらいで、あとは憲法21条の表現の自由を都合良く利用する。校閲が入るのは腐ってもNHKくらいなのだ。だから大御所だろうがいい加減な事を言えば訂正の字幕が入るのだが、民法の場合はチカラ関係によるほど嘘(間違え)と解ってもそのまま放送される(もしくは裏取りを怠る)。大量の視聴歴からしてチカラなくても垂れ流されると言っても過言ではない。だから無知から発せられる誤用が蔓延するのである。


 自然現象なところは受け入れて対処するしかないが、地磁気反転は人間の人生より長い年月をかけて起こるし、年代地層調査から地磁気に異常がみられる期間も周期的にあったため元に戻るのか反転へ向かうのか確かなことは学者にも確かなことは言えないのに、わけの解らないテレビ番組が科学的な話を基にして科学的に根拠がない妄想を展開を付け加えても全てが科学的な話かのように勘違いされるから危険なのだ。

 小さな事実を基にして大嘘を信じ込ませるのは詐欺師が使うテクニックである。加えて関の話し方もそうだ。確証のないことすら、~だよね ~だから と肯定を念を押すように繰り返し使い、あたかも真実かのように持ち込むのだが、現実には何の証拠もなかったりする。存在しない大陸名の雑誌でもよく見られるので、そういう連中は悪いテクニックを得てなくても無意識に使うようになるのかもしれない。


 恐竜が絶滅に至る原因として有名な6500万年前の巨大隕石衝突の大量絶滅に比べたら、小氷河期やら地磁気反転なんて宇宙の時間軸としては頻繁に起きてる現象だが、幸いにも地球に生命は溢れている。前回、地磁気反転したのが78万年前なので文明社会を築いた人間に経験はなく、どうだったかホモ・サピエンスかネアンデルタール人の化石にでも尋ねるしかない。地磁気反転時期と絶滅種数が一致する時期もあれば、しないときもあるってことは関係がないってことではないのか。

 原発事故なければ放射線はなかったかのよう思い込んでいる人たちがいて、そんな連中の異常行動から“放射脳”と揶揄されたが、反転中に磁気圏が消えたことで降り注ぐ放射線を増えながら生活しても人類が絶滅しなかった証明でもある。それどころか6500万年前の大量絶滅を堺に地球の生命体は増える一方。例えば人間が増えすぎて戦争が起きるってほうが科学的推論としては信憑性があるわけ。

何度も起きてる地磁気反転では大量絶滅せず恐怖を煽れないから話を変えまくったのだろうか?


 なぜ地磁気反転を持ち出して騒ぐかは、定期的なら富士山が噴火してるはずなのに噴火してないのと同じよう、地磁気が長らく反転しないし地磁気(地球磁場)が下がってるからでしょう。番組で語られた30万年ごとに反転は単に期間を回数で割った答えだから嘘だ。500万年前から18回反転してきてるが周期は全くの不定で長いときもあれば短いときもある(気象庁は360万年で11回と記載)。その程度のいい加減なことを言う番組なのである。

 近代の地球磁場の減少がそのまま続くと仮定しても200~300年くらいで地磁気が消えるわけがないので何らか異常気象に傾くにしても騒ぐのは後世の人でしょう。過去からの人間の歴史を見て、いざこざや戦争に至るのも無知(非科学)と恐怖が原因である。そこを利用して商売する連中は武器商人なんぞと変わりはなく番組内容を基に語るなら選別に落とされるべき人間。


 新聞、雑誌も売り上げを気にするわけだが、それよりテレビ番組は広告が絡むわけで異様に視聴率を気にしなければならない。そこからニュースに至っても煽るような放送の仕方や重要なことをCMまたぎにするなどしてきた。今回の「やりすぎ都市伝説」にしても、摩訶不思議なことや都市伝説の原因を暴いたこともあったが、非常に少数であり、本来はそれをメインにしたほうが世の中のためなのだが恐怖を煽ったほうが視聴率が取れるって算段だからロクでもない内容になってしまう。

 過去に「やりすぎ都市伝説」で扱った内容(ゲーム パスワード件など)が何でもない事だと暴いて書き込みをしたが、知識があれば笑い飛ばすことができる。こうした番組から逃れるには「無知の知」しかないのだが、自覚以前に単に無知であって嘘の知識を仕入れてしまう若年層には非常に危険。各方面でだが、嘘、捏造など暴かれてるものをオカルト話として紹介するだけで罪は重たい。たとえばCG制作会社が作った宣伝動画を宇宙船とか怪物が映ったとか言われちゃたまったもんじゃない。マスメディアが取るべき責任を怠りすぎている。


この番組制作者は学研ムーやANCIENT ALIENS (古代の宇宙人) の見過ぎだろ

偉そうな事をいいながら、やっぱり受け売りばっかりじゃないか!





重要:
 近年、騒がれる不謹慎狩りと本当の危険思想な作りの区別がつけられない奴らが増えすぎた。オカルト番組を否定しているわけではなく、不思議だって言うだけから超越し、あたかも現実かのように振りまく危険との大きな違いである。

 テレビ番組でスイカ落として食べ物を粗末にするなと苦情が入り、だったら世の中で「スイカ割りなんてやってんじぇねーってバカ!」って言いたくなるわけだが、断片しか見えない奴らが多すぎる。個人が気にくわないだけで苦情を入れる奴を真に受けすぎであり、そのくせ本当に大きな社会的影響がある番組制作かどうか分別もつかなくなった 視聴者と放送局の双方が落ちぶれた結末。

 面白い番組の数々を潰してきたのは前者の非常に少数の異端者であって、100人いたら100人が良しとする番組なんて考えられないのであるが、100人どころか1万人のうち、たった1人が文句を付けただけで謝罪してしまう戦わずして白旗を揚げるのが今の企業である。大きな子供を含む稚拙な小僧どもは粗探しして潰すことに快感を覚える異常者が増えたが、私は正当に主張をぶつけて議論したり、どうなってるのか尋ねたいのである。テレビ局側が持つ胡散臭い理由も含めなければならないが、彼らがそこを表に出してくるはずがない以上は真っ当な議論ができない状態である。
| emisaki | 2018-05-19 Sat 22:41 | 大衆媒体::テレビ・映像 |
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