2018-06-07 Thu
ビデオテープHDV方式から急にAVCHDなるデジタル化で勃発した問題で撮影した巨大ファイルをどこへ保存するか? コンピューターは2進数だが記憶媒体は10進数なのでDVD-Rは実質4GBしか入らない。二層式でも8GBだが私は安全性の確証がなかったため使ってない。Blu-Rayの登場で実質22GB、二層で45GB保存できるようになったが、2013年11月に民生機でも4Kカメラが登場、個人的には小型化した2015年に導入し、カットなしで60分を越えるとBD-R DL(二層)にも入らない事態が発生した...昔、放送局の取材用カメラの収録時間として長くて20分確保できればよかったとして製品化されてきたが、それは報道やロケを基本としてたため、長時間のイベントものを複数のカメラでブツ切りにすると合わせるのが面倒くさい。だから、以前に多数のカメラを制御できるくせに1つの時計で動けない間抜けさを嘆いたわけ。そこは解決しないだろう。
まだまだ期待できないBDの次の登場までどうするか。フロッピーディスクの時代にあったバイナリー分割の復活をさせたが、今の時代に方法として間抜けすぎる。ハードディスクにある RAID 4, 5, 6 などが可能なら記録容量を増やして安全性も確保できる一石二鳥なのだが、DVD-RやBD-Rで実現するソフトが見当たらなかった。それが可能となっても保存に特化しており復元をしないと実際のデータには戻らない。
記録上の安全性はないが単純なバイナリー分割はファイルをくっつけるソフトさえあれば復元できる。「コマンドプロンプト」なら “copy /b 断片1 + 断面2 結合ファイル” と特殊なソフトなしに復元できる(同機能あればOSに左右されない)。安全性はBD-R複数枚に焼くしかない。ハードディスクは磁気記録媒体と回路の二重の危険性を持っており、マニアとしては消耗品と考え次々と新しいのを買うから危険性を少なくできてるだけで完全ではない。何年もこんな状況から脱しないのであった。
待つしかない解決法
既にコンピューター上では H.265 圧縮は可能となっているが、エンコードおよびデコードが重たい割に圧縮率が上がらない状態である。ならば H.264 のままでいいから高性能の圧縮処理がカメラ内で可能になれば最初からデータが減り大容量の記録媒体が不要となる。
コンピューターでの再圧縮処理において 撮影時 100Mbps / 60Mbps を平均半分まで下げても大差ない画質が得られてる。これにはコンピューターのビデオカード(GPU)の手を借りても時間がかかる。特に大半が真っ暗な花火大会の動画は絶大の圧縮効果があるが、カメラが映像(場面)を認識して圧縮設定を変更できるという話は今のところ聞いた事がない。可能なら宣伝文句にするはず。
花火モードであっても単なる撮影設定を固定にするだけの不完全で、何度も露出オーバーや(無限に設定されるから)ピンボケに悩まされたことがある。世の中、AI、AIとか言いながら、まだ人間には遠く及ばないほど実績がない、データが蓄積できてないのである。ある条件に伴い回答を出すが、人間は予測して動くため大量なデータに基づき確率が高い答えを出すだけのAIは使い物にならないのである。カメラは画面外のことを何も知ることはない。
| emisaki | 2018-06-07 Thu 20:51 | 映像音声::情報・考察 |
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