2018-06-07 Thu
前章からの派生。昔から疑問に思ってることで、カメラはデジタル化したのにフィルムを入れるための形状を維持してるのはなぜかという疑問がずっとある。フィルムに左右されているわけで、決して使いやすい形状をしてるわけじゃない。光学系を継承してるため逃げられないこともあるが、それより古い人たちの違和感という下らないものが形状を維持させたのではないかと考えられる...「カメラは画面外のことを知らない」と題したが、これには本件で扱う以外のことも含まれる。また、メーカーとしても知っていながらできない事もあるだろう。以前にオリンパスのドットサイト照準器 EE-1 を取り上げたが、まだ製品化されてないもののニコンも製品の登録をしている。カメラ外での撮るための補助について考えてないわけじゃない。
これに限らず必要なことを消費者の固定概念が阻んでいること多く感じてる
わかっていながら売るためには従うしかないのだ。日本のメディア洗脳の結果と思われる写真の「ボケ」至上主義があるわけだから、メーカーはメディアを利用して意識を変えてゆくしかないでしょう。悪いことだが日本のほうが広告主(メーカー)の意向が強く働く。
小僧の頃からコンピューターや映像機器の評価を知るために読むのが大変な洋書を現地の何倍もの値段で購読していたように、外国でのほうが私が知りたい本当のことに近づけた。昔の話だが国内でもApple Macintosh雑誌なら、MACLIFE, MACPOWERより、翻訳記事を多く含んでいたMacWorld JAPANって具合。今はネット評価があるので昔よりマシだが、写真とかビデオってまだ雑誌の影響が強い。
日本人の発想として正しかった握って持つビデオカメラがあった。握ると言っても大多数が採用している腕が垂直になる持ち方では非常に疲れるが、サムズアップ(GOOD、いいね)のよう握って持てば疲れない。だが、
世界のイカレた銃社会が認めなかった
銃みたいに見えるから誤認されて危険だから使えず商品として終わったと聞いたことがある。
小さい頃に聞かされたのだが、放送業務用ビデオカメラ(肩に乗せる型)では左側は左目で見えるのだが、右側はカメラボディーに塞がれて全く見えないのだと。だが、ソニー放送用ビデオカメラ BVP-110 は単管式であることを利用したのかレンズ直下のカメラボディーが細くなっていて(えぐれてる)、ビューファインダーを左にずらして右側の視界を開けることができたのだと。別の機種もあるため小型でそうなったとは言い難く、今となっては正しい理由を知ることできてない。
それが周囲の状況を判断するためだったら、まさにプロ用の道具である!
民生機でもビデオカメラのほうが固定概念にとらわれない形状のカメラが多かった。デジカメの部類かもしれないが動画も撮れた京セラ サムライ、キヤノンiVIS HV10など縦長形状もあった。サムライは一般的なビデオカメラみたいな持ち方だが、HV10はハンドグリップを無視して握って持つこともできたため疲れなかったのを思い出す。自分で買おうと思ったときはHV20となり一般的な形状になっていたから世間に理解されなかったのだろう。
近代は外部に液晶モニターを搭載してから視界は開けたが、それで見るには視線を大きく外すことでもある。「右目で追いながら、左目で周囲をうかがう」ようなことがしにくい。ビデオならまだいいが、写真だとそうもいかない。一眼レフで右目でファインダーを覗いているから左側は左目で見えるが右側は全く見えない。
指が邪魔になるのを忘れるとして一眼レフカメラでは左目でファインダーを覗くこともできるが、変わらずと思い込んだ光学系もデジタル一眼レフで変わってしまったから視界は開けない。昔から丸っこい なで肩のキヤノンEOSは別だが、ニコンで感じたのがファインダーの高さで、昔は高くなっていたのがデジタル一眼になってボディー内に沈んでしまった。それにより、ちょっと目を外すだけで右側の視界が見えたから元に戻るのも反射的にできたが、今の形状ではそもいかない。
本体を小型化し、可能な限り大きい液晶画面を付けるから場所がなく飛び出すことになったEVF(電子ビューファインダー)を搭載したミラーレス一眼のほうが視界が開けてしまった。
撮影時点で構図を決められなきゃだめ、トリミングなんてもってのほか、と言う奴がいるが、
撮影スタイルなど役に立たねぇプライドを気にするのが素人
職業(プロ)のプライドは失敗しないようすること
くだらんプライドは職業にとっては何の役にも立たない。だいたい方向性は同じなのだ。職業には芸術って分野があるので、そっちはどうだが知らないがね。職業じゃなくても求めるのは失敗しないことに決まってるじゃないか。
これらのように消費者の固定概念が進化を妨げることは多々あるものだ。
| emisaki | 2018-06-07 Thu 20:59 | 映像音声::情報・考察 |
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