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お隣を非難できない真似芸が目立つ
 あれもこれもパクリ疑惑となってくると、前回取り上げたオーロラの彼方への米国テレビ版「FREQUENCY(周波数)」のパクリは感づいていて追求を避けるべく部分的に変えたとしか思えなかった「シグナル」は、本家米国よりもお隣にお金を払ったほうが安上がりだったからと責任逃れの疑問が湧いた。

 きのうの「絶対零度」シーズン3は事前に題名から予測した通り「PERSON of INTEREST 犯罪予知ユニット」をベースに多方面からも盗んだような感じがして開いた口がふさがらない。なぜなら始まりが「COLD CASE」の真似に呆れてシーズン2を見なかったら、案の定「NCIS」のパクリって書かれてたのだ。シーズンごとに違う作品をぱくるのか? ようするに「どっかで見たことがある」と他にも細々と海外作品が浮かぶ。

 これほど視聴者を馬鹿にしてきたのは洋画を見てる人なんてたいしたことないからとの確信犯なのでしょうか? それにしては日本のお家芸である真似するなら本家の上をゆくということが各局の物真似ドラマでは皆無であり、体たらく。 海外ドラマを見た側にとっては警察ドラマにおいて外国と平和ボケ日本の大きな違いをお笑いとして感じることになる。それが何を意味するか、何ソレと見ながら呆れる部分がでまくるため「劇に陶酔することなどできない」ってことだ!

 まるで中学生の頃に夕方の再放送で見た西部警察という派手なことをするほどお笑いにしか見えなかったドラマのようである。銃身を切ったショットガンでビルの屋上から狙撃したのには「周り中を穴だらけにする気かよ」と大笑いしたのは忘れない。友達がGUNとかいう雑誌を買ってたから私も読んだので知識あった。映画ダーティーハリーでハリー・キャラハン(クリント・イーストウッド)が357、44マグナムで銃身の長いのを使った意味すら理解できない連中が作る。作ってる奴も見てる奴も知らないだろって考えこそ駄作への始まり。

 日本は時間帯的制約なのか知りませんが、ドラマだけに茶番劇になってしまう。それではなぜ、24 -TWENTY FOUR がウケたのか? 茶番がない緊迫感ではないのだろうか。それは同じく当時に中学生の私が感じた 日本の刑事ドラマとマイアミバイスを見たときの圧倒的な違いにもあった。だから日本風な作りと女性で視聴率を得てる「科捜研の女」は科学捜査部分を拾えば「CSI」シリーズから見てお笑いである。

 「絶対零度」なるドラマは過去作をまとめて、どういう楽しみ方をすれば良いのか?人それぞれだとは思うが、日本らしく中身より出演者にカネを掛けるだけなら見るだけ時間の無駄であろう。私に言わせれば過去に2時間ドラマで有名とされた怖い元妻を持っていた俳優は刑事、医師、消防、監察、記者…何の職業でも一つの人格しか演技できない大根役者との認識。また、某J事務所からも隠蔽、疑惑を含め何人が不祥事を起こして去ったのかと思うと制作の意識改革は必須である。

 演技や作品じゃなく美男美女が出るのを求め続けるならば視聴者側がアホってことになる。いつになったら日本は有名人じゃなく演技と作品でゴールデンタイム番組を放送できる日が来るのか?


| emisaki | 2018-07-11 Wed 22:12 | 大衆媒体::テレビ・映像 |
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