2022-12-18 Sun
先日にパナソニックの古いBS/CS/地上デジタルチューナーのTU-MHD500がお亡くなりになったのだが、今度はソニーのDST-TX1が倒れそうな状態。これがなくなると、保管してあるIEEE1394(i.Link)接続のハードディスクやD-VHSが再生能力を失う。今からテレビを買い換えるとアナログ入力が撤廃され接続すら不可能になる。複数の要因から過去が抹消される。なんだかずいぶん昔のような気がするが、地上デジタル放送が始まったくらいではD-VHSは現役バリバリだった。振り返れば、その当時のハードディスク容量は悲劇的でハイビジョンを長時間保存することもできず、H.264でのリアルタイム再圧縮能力なんてあるわけがない。中高生には産まれる前でも劇的な昔じゃない。
TU-MHD500は全く映りもしないし電源部の問題ではなさそうだったから捨てることにしたが、ソニーDST-TX1はチューナーが劣化して受信できなくなってるだけの模様。VRP-T1という専用の録画ハードディスクからは再生できた。
ヤフオクなどで多く見つかる TU-MHD600 は後継モデルであっても廉価版のため画像処理も悪く、肝心の IEEE1394 が搭載されてなく意味なし。
録画したのをどうするのかで知り合いと「老後の楽しみ」みたいな言い方をしていたが、20年、30年後どころか10年後に再生できなくなる機械ばっかりじゃないか。古いほど長く生き残るという本末転倒。「老後の楽しみ」って昔に貯めたゴミ処理なのか?
既にHDVのビデオテープをどうやって再生しようかって悩んでいるんだ。HDVのハンディカムが初めて発売されたのは2005年だ。それどころかビデオテープを脱してメモリーカードに録画する機材の修理期間が終わっちゃってるんだからな。
ビデオカメラのデジタル移行が遅れたのはデータが消える事件があったからビデオテープのほうが確実であった。近年なら大丈夫ってこともなく 4Kにしてからも2019年に旅先でSDカードに記録した撮影データを失ってる。メモリーカードの不良じゃなくカメラ側の障害。
高額な M-DISC を買ってデータを保管したわけだが、絵空事の宣伝文句は100年後にCD,DVDどころかBDだって存在しているわけがない。100年前、1922年の何が現役か?1923年が関東大震災じゃないか。100年保つと言われても2022年の今から10、20年後に読めなくなるさ。
何かと「売りっぱなし」をなんとかして欲しい。
| emisaki | 2022-12-18 Sun 19:54 | 映像音声::電化製品 |
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