2022-03-29 Tue
2022年2月28日放送 テレビ東京「月曜プレミア8 内田康夫サスペンス浅見光彦 軽井沢殺人事件」修繕工事中は仕事にならないため片手間に見た。って言うか、のめり込めなかった。
見てからさほど時間が経過せずとも見えてきた「芸能人に吹き替えをさせる違和感と全く同じ」だと。周囲と桁が違うわけ。だから下手が目立ってしまうし、そもそもあんなの浅見光彦じゃない。
最近で合わないと思っていた速水もこみちのほうがマシだった。TBSの場合、それを知ってか軌道修正。だから今回は、まるでジョーカーの笑顔のようで役柄にも演技にも違和感しかない。
お坊ちゃまでありながら浅見光彦には何か「影(陰)」を感じてきたのだが無い。
ケーブルテレビのどこかのチャンネルで放送してたがすごい昔の水谷豊も変な感じだったのは小説から思い描く人物像と重ならないからで、小学校帰りの夕方に再放送してた学園ドラマの北野広大と今の杉下右京の狭間であって浅見光彦には程遠く感じた。
個人的に歴代では榎木孝明、辰巳琢郎が役にはまってる。テレビは視聴率のために現代風イケメンに次々とバトンタッチしたわけだが、それで制作が初心を忘れたことが失敗であろう。
若き日のバイブルだったSF小説がアニメ化されてるが、最近は現代風に合わせてリメイクされたら当然ながら酷評。戦争ものを綺麗事で描いて登場人物を宝塚歌劇団みたいにしやがったから私もオリジナル版を強く推す。世界的にもリメイク版は酷評だらけだから何か共通の問題を抱えている。
視聴者として大問題は、こう考え始めると中身なんて頭に入らなくなってしまうこと。それは映画の宣伝のために吹き替えに下手クソなタレントを起用するから見る気もうせるのと同じ。
豪華俳優が出てきたのに主役の選定で失敗するとは、なんともいただけない結果であった。
| emisaki | 2022-03-29 Tue 17:30 | 旅・散策::旅の記録 |
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