遠く離れたトンガ噴火が原因なら近くの国々（島々）の情報があるはず。根室で最大震度２の地震があったが、なぜ鹿児島トカラ列島？そっちの地震情報は入ってない。

　気象庁は「15日昼に南太平洋のトンガ Hunga Tonga - Hunga Ha’apaiで発生した海底火山の噴火が影響している」なんて報道が出ていて気象庁にアクセスしてみたら警報のみで、そういった話は我々向けにはまだ出てない。トンガだったら現地から得られなくても近くのフィジー（740km）、ニュージーランド（1900km）より日本のほうが津波が高くなる現象ってあるのだろうか？トンガから奄美大島までの距離は8100km。

　最大3m予測で1.2m観測、既に到達した状態で東日本大震災のとき、今後起きそうな南海トラフ地震でもあるまいし「鉄筋コンクリートの４階以上に逃げて」とは逃げられる者を逃がさない報道被害の可能性があり「フジテレビ批評」あたりで検証を示せと記しておく。報道の何が問題かだが、

　近くに逃げられる高さの建物があったとして、鉄筋コンクリート４階以上の建物に逃げろって言われたから遠くまで逃げて津波に巻き込まれる恐れがある。

　未知のことで何分後と言われたら別だが、第一波が到達しており近海の地震が原因ではないため情報があるはず。気象庁が想定できなかった1mが最大3m予測に変わっても10mの脅威はなかろう。
　逃げろって地域で４階以上と言うべきではなく近くの高台など適切な言い方がある。奄美大島ってより手前の喜界島を見れば、ほぼ平坦な島で高い建物は存在しない。小さい山に逃げるしかない。
　鹿児島県観光サイトによると最大標高211mだが、長い方で14kmある島は衛星写真で広大な田畑が見えるほど特殊に平坦な島だから高台まで距離がある。奄美大島のほうが一般的な離島の地形だから即座に高い場所へ行ける。

解らない段階で逃げろと言うのは理解できるが、決めつけて施行停止させるな。

　新型コロナでもだが「未知の敵には戦線を拡大させないため最大の戦力をもってして挑む」って基本概念も語っていたが、コロナウイルスと違って今回は未知とは言えない。最大限に恐怖を煽れば良いってもんじゃないと言いたい。空振りを恐れるなってのも理解できるが、正しい避難ではなく恐怖の煽りすぎで狼少年になると本当の危機の時の対応が怖いからだ。

　火山（海底火山）の噴火にて山体崩壊により大津波が発生するのは知っている。過去より国内でも近隣国の火山でも山体崩壊によって大津波が発生してきた。
　今回、日本に大きな危険を及ぼすならばトンガ近隣の島まで壊滅し、上記で示した日本より近い国々から津波被害の情報が得られてるはず。それがなかったから気象庁は騒がなかったが、想定したより高い津波がやってきて遅い警報を出したってことではないのか？海底の地形で奄美大島なのだろうか？

　トンガ近くで津波は1mにも満たないのに8000km離れた日本で1m以上にもなった理由が知りたい。今の報道だと現地にしてみれば津波ではなく噴火による被害のほうが大きいのかも。

　1月15日19時頃に日本には影響ないって気象庁の発表による報道。地震による津波検出に対応してきたが火山が引き起こす津波へは非力でしたな、気象庁。

　過去には日本でも噴火で山体崩壊して津波が起きてるのだから火山大国で疎かにできませんな。トンガみたい遠くばかりか国内外に多数の火山島があり、ひと事ではないためトンガでの噴火が沈静化してからの調査が待たれる。素人は知る必要がないではなく、正しい避難をするためにも知る必要がある。

＜追記 2022年1月16日 02時54分：　岩手県は注意から津波警報へ変更＞
＜追記 2022年1月16日 07時30分：　鹿児島県の津波警報が解除＞
＜追記 2022年1月16日 11時20分：　岩手県の津波警報が解除＞
＜追記 2022年1月16日 14時00分：　各地の津波警報　すべて解除
　気象庁は独自に津波の定義をしているため津波ではなく潮位変化と言ってるようだが、津波という日本語（言葉）の成り立ちからすれば現象であるため原因はどうでもよく津波で間違いない。
　潮位の変化とは海面の上層のみが移動する現象で、津波は全体が移動することとなっていた。名称なんて、どうでもいい。
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＜追記 2022年1月16日 22時11分：
　フジテレビ「Mｒ．サンデー」では津波ではなく　空振　なる現象と解説。被害を受ける側としては理由はどうでもよく、起きることだけが重要である。本日のことであって、賢明に放送時間を埋めたのだろうからトンガの事情が飲み込めるまでは「説」の域を出ない。
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