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除湿剤の状態 82日目 一般用途で使い捨ては損じゃない
 初期は1週間ごとに見えていたのだが1ヶ月半くらいから貯まり具合を見るの忘れてしまった。今思えば2ヶ月で交換すべきだった。

 大型ではあるものの800mlなら満水くらいであろうが塩化カルシウム水溶液だから吸収した水の換算で800mlとなる。

 クローゼットに3個入れてあり満水。そこがタンスやクローゼットでシリカゲル類を使わない理由。

 2年前から計測してきた蓋が付いてるプラスティックケースと違って空気の流動性が激しい場所ではシリカゲルの性能2倍なのがあろうとも焼け石に水。それを使うとすると、しょちゅう吸湿したのを排出させなければならないが、日本の夏では天日干ししようとも高湿度である。天日干しじゃ追いつかない。

 現実は冷房と共に除湿機能を働かせ続けないと無理だから重要な物だけプラスティックケースにて湿度対策をすることにした。それ以前の衣料品ケースは隙間だらけで外気と隔たりなんてなかった。

 洗濯屋から戻ってきたときのポリ袋をかけたままにするなって理由と同じ、防湿のみならず防カビ、防虫対策が必要だが、部屋とほぼ同じ空気なクローゼットより安定させて保存できてる。

 押し入れで布団がジメジメしてくるわけだが、それも使うときに天日干しするってより保管中の対策したほうがいいかもね。密閉性が高い布団圧縮袋を利用して保管できそう。

 そこで思ったのだがプラスティックケースは箪笥の引き出しと同じ欠点がある。たたまないと入らないこと。そのままにしたい場合、布団圧縮袋に密閉して吊しておけそうだ。布団が膨らみが戻らないほど密閉性が高いから防湿剤も少なくて済みそうな予感。

 バカチン帝国による戦争のおかげで世界的物価上昇してるってのに「それ何の意味が?」って宣伝してくる商品がありすぎ。真っ当な商売をさせるためにも引っかかってはいけない。

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【密閉空間で使わなければ吸湿・放湿剤は焼け石に水】

 もし除湿剤に貯まった800ml×3個=2.4L分を吸湿させようとすると自重の1.5倍の吸湿性能な素材で1.6Kgが必要な計算。これだけで2万数千円かかり、クローゼットの3分の1をその吸湿剤が占める。

 吸湿性能がシリカゲルの2倍であっても、そうさせるために繊維状であって体積がありすぎ。シリカゲルならば約3Kg分(自重の80%吸湿として)で、そこらで売ってる食塩1Kg4袋くらいの体積ってことか。

 某社の吸湿素材も吸湿速度の性能も謳ったところで家庭での用途には向いてない。製造メーカーはタンスに入れるなんて用途としてあげておらず販売会社が勝手に言ってる。

 一般的な利用場所となるタンス、クローゼット(タンスより密閉性がない洋服などの収納)、押し入れ、靴箱など室内、先には室外との流動性がある場所では一度しか使えないとしても依然として塩化カルシウムの存在を消すことはできない。


【放湿剤の再生作業は面倒くさい】

 繰り返し使えると言っても吸湿した水分を出す再生作業が頻繁に必要となり、天日干しは時間がかかり確実性のない作業である。上記の写真にある塩化カルシウムの吸湿剤は大型でも1個100円程度であり、年間2千円投入したとしても新素材の吸湿剤なら数万円に加えて日頃の再生作業の手間が必要。代金だけでも使い捨ての塩化カルシウム吸湿剤を何十年も買い続けることができる。

 塩化カルシウムでは吸湿のみの使い捨てであるため冬場の加湿はできないが、どのみち冬場は加湿器を使わなければ追いつかないほど湿気を奪われる。

密閉に近い閉鎖空間で使用しない限り吸湿も放湿も関係ない。

 2年前に新規に行ったアステージ製「シールドコンテナ シャット」45リットルにB型シリカゲルを200g入れた状態で湿度は40%(冬)~60%(夏)に保たれた。

 完全密閉ではないから外気に左右されるが、それでも室内よりは安定している。やはり夏場の湿気のほうが強いため吸湿できなくなりシリカゲルの再生は1年に1度は必要。

 夏冬の入れ替えがあるなら開けたときに室内の湿度と同等となる。夏物を出すときは湿度が高い状態なので、そこでシリカゲルの再生を行ってから冬物をしまっている。



 某社の新素材の欠点は重量に対して体積の大きさにある。吸湿性能が高くても場所を食いすぎて意味をなくすことだ。衣装ケースにB型シリカゲルを200g入れてるが某社製にしたらケース半分埋まる。そこがケースに入れて使うことすら無理にしてしまってる。体積に割りに吸湿量が低いと新しいのに交換しまくる必要がある。

 某社がシリカゲルを使った製品を作ってることからも入れ替わる素材じゃないことを意味している。やはり恐ろしいのは、それが凄いかのよう売りつける存在。長所も短所も知って買わないと悪評しか出てこなくなる。素材メーカーは売れるからって奴らを野放しにすると必ずしっぺ返しを喰らうぞ。



※ 湿度等を見ての個人の見解であって正しいという科学的な根拠が無いため実績を積み重ねたい

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| emisaki | 2022-08-18 Thu 23:09 | 生活::家電・家具・雑貨・器具・DIY 関連 |