2022-12-22 Thu
加湿器の心臓部であるフィルターという名の気化を促す部分だが、使っていると水道水に含まれる塩素が石灰化して水が気化しにくくなる。塩素(アルカリ性)を取り除くためにクエン酸(酸性)を使ってきたが、安価な粉(顆粒)が手に入らづらくなった。何か方法は何かとネット検索すると、アホかと思う投稿は未だに溢れていた。
ビタミンCだとか書いてあるのを見つけたが、クエン酸より酸性度が低くて使っても効果が薄い。安ければ考えもするがクエン酸のほうがコストパーフォーマンスが高い。
変な事が言い出される理由を考えてみると、レモンの酸性度が高くレモンはビタミンCだなんて思い込みからではないか? レモンが酸っぱい主成分はクエン酸、ビタミンCはL-アスコルビン酸。加えてレモンよりビタミンCの含有率が高い果物は複数あるから知識の程度が低い。そのあたり、塩とは何かも知らず「塩は塩化ナトリウムの入ってないものを選ぶ」なんて仰天投稿で騒ぎになったのを思い出す。
昭和32年と古い水道法施行規則にて「給水栓における水が、遊離残留塩素を0.1mg/L(結合残留塩素の場合は、0.4mg/L)以上保持するように塩素消毒をすること。」という上限がない狂った定めになっていたが、現在の国の基準では塩素濃度0.1mg/L以上、1.0mg/L以下となっている。
東京都水道局では「残留塩素濃度、0.4mg/L 以下、0.1mg/L 以上を目標に管理」と記載されていた。昔は薬臭く塩素濃度に上限がないと批判されたからでしょう。
過去との違いを如実に表してくれたのが加湿器であって、昔は乾燥する冬期だけで加湿器のフィルターが石灰化した。当時のフィルターは元がスポンジのよう柔らかくて石灰化した塩素を剥がそうとするとフィルターがちぎれたため毎年買い直すことになった。
ところが、いつしか塩素の付着物が減ったため水道水に大きな変革があったと思われる。当時は調べる時間もなく情報を得ていなかったから詳細は不明でも体感としてある時期に変わった。
世間では、まだ古くさい情報が残っている。水道水よりも日本は食品の添加物に関しての規制がゆるゆるで薬漬けなのを批判して欲しいものだ。だから加工しても生と同じように見せる派手に着色料で色づけされた物を好むなんて無知が増える。
| emisaki | 2022-12-22 Thu 09:06 | 生活::家電・家具・雑貨・器具・DIY 関連 |
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