2022-05-15 Sun
以前に「信じるか信じないかあなた次第」って番組でも似たような事があったが、知識がないからオカルトに結びつけてしまう。例えるなら噴火は山神様の怒りだと言ってるようなもの。放送当初は見えないチャンネルの番組も時が経つと各方面に出回って見えるようになる。オタク度としては低いから見やすい鉄道ひとり旅なる番組もJCOM基本チャンネルやBSで放送開始された。
そんなことで数年前に制作されたであろう「怪談テラーズ」第39回を見たら過去からの不在着信履歴をオカルト話にしていた。不在着信が1970年2月5日だったが、そこからピンとくる1970年とはコンピューターに精通している人なら一発で解る。最近の機器だったら年月が狂ったままは無いだろう。
コンピューターの時間は1970年1月1日午前0時0分0秒から経過した秒数を符号付き32ビットで表されてる。よって何らか障害がおきると1970年にリセットされてしまう。そこから放置されて1ヶ月あまり時計合わせが行われなかっただけ。
※ 機械の障害をヒントにしたのだろうが、これに似た作り話は他所でもされていた
ガラケーかスマートフォンか知らないが、自動的な時刻は合わせても日付合わせまで自動で行われなかったと考えられる。発信元か着信者かは着信履歴の日付をどう表示しているかによるが、一時的に狂ったんだろう。家電製品だって電池切れや電源ケーブルを抜いたことで個々が基準とした年月に戻ってしまうが、時刻は常時表示されてても年月日までは表示されない。
デジタル放送、GPSなら時刻だけじゃなく年月日も合わせられるのだが、年代によって携帯電話の自動時計合わせに何らか問題があったと考えたほうが現実的。
オカルト話ではないよ。現在の64bit OSで時間の変数が64bitになったため2038年問題とされた桁あふれは回避されたが、ここでの問題である何か障害で 0 となり基準点に戻ってしまうことはある。
他の放送回でも他のオカルト系な番組でも科学や技術を知らぬ話がちょくちょくあり、写真など含め無知には超常現象に見え、技術者には笑い話にしかならない事がよくある。
| emisaki | 2022-05-15 Sun 18:19 | 大衆媒体::テレビ全般 |
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