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番組 ウォーキングのひむ太郎「二子玉川編」 隧道は「ずいどう」と読むんだよ
2024年6月4日 BS朝日 バナナマン日村が歩く!ウォーキングのひむ太郎「二子玉川編」

 自由が丘が職場だった頃に企業の商品撮影に使われるからよく行ってたが、二十代の小僧は使いっ走りにて街中を散策したことはなかった。自由が丘からだと自転車で移動しても等々力くらいだからテレビにて現在の町を知る。Googleストリートビューは非常に価値が高いものの間隔をおいた静止画の連続でしかないが、テレビの動画だと生きた町を見ることができるからだ。

 近年では2019年10月、台風による大雨で多摩川が増水して支流(野川)へ逆流から越水にて水浸しになりマンションが機能しなくなったことで報道番組が取り上げて知られることになったが2023年9月のストリートビューによると工事中。昔の地図を見れば二子玉川ライズが川岸であり二子玉川駅は川の上。昔の堤防も残されてるし高低差もそのまま。我々が住んでいる昔から低地(ゼロメートル地帯)とは異なるのに、わざわざ危険な場所にマンションも一戸建てもあるから同情できなかったのを思い出す。

 私が知ってるのは二子玉川ライズが作られる前。今の若年は知らなくても中高年なら開発前を見てるかも。二子玉川駅の東部、多摩川の下流部は1980年代から計画があっても2006年まで「いぬたま」「ねこたま」、東急不動産の住宅展示場があった。私もその前の「二子玉川園」は知らない。

 大井町線から北部も高島屋だけしか行ったことがないため住宅街は立ち入ったことがない。私の年齢でも二子玉川は町田のような戦後の団地と空き地だったところ東急の戦略によって高級住宅地に再開発されたと感じる。玉川高島屋SCが新しくなった頃には始まっていたのでしょう。そう言えば学生時代にテレビで聞いた言葉に「地上げ屋」があるが、崩壊前だろうとバブル経済期に大なり小なり金の亡者どもが蠢いていた時期だったのかもしれない。

 さて、ウォーキングのひむ太郎 二子玉川編を見ていると「せたたいどう」なんて言ってるのが放送されてしまったが「瀬田隧道(せたずいどう)」である。現場で撮影してる奴らも編集してる奴らの誰も「トンネルの日本語」を知らないなんてガッカリだぜ。

 出演者の建前から間違いを指摘できない番組ではなかろう。むしろ真っ当な人ならば「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」であるから。テレビ全体として誰も気づかず放送は近年に増えすぎ。

 瀬田隧道を調べようにも確実な情報がない。地図で反対側を調べてみたが見当たらない。誰かの敷地内の斜面に隠されてしまったのかもしれない。通行するトンネルの価値ではなく戦時中に防空壕や倉庫って感じさえしてきた。そういうのを調べるのがテレビの価値なんだけどウォーキング番組だからどこだろうと周辺事情は語られず。

 番組のゴール地点が「世田谷いちご熟」でしたが点在してる農園こそが正真正銘の世田谷人と言えよう。ほかは、また怒られちゃうから ゴメンネ ゴメンネー。

| emisaki | 2024-06-09 Sun 21:29 | 大衆媒体::テレビ全般 |